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まるで波のようだぁ…

午前中に家電が運び込まれたのだけれど、洗濯機がサイズ的に入らなくて買い直しに出かけた。甲府は人当たりの良い人がとても多い印象で、それは単に東京から来たってことが大きいかもしれないけれど、こっちまで愛想が良くなってじんわりと温まるような気持ちになる。
購入手続きを待っている間、クーラーの風がわかるように送風口につけられたポリエステルの青いシートが揺れているのを、7歳くらいの少年がそろそろと触って「気持ちいいめっちゃ気持ちいいまるで波のようだぁ…」と感心していた。その向こうでは走り回る幼い姉妹をメガネをかけた店員が「ちょっ、ちょっとまってまっててって、」と早歩きで追いかけていた。

東京へ戻る特急電車の車窓から虹が見えてパシャパシャと写真を撮った。くっきりとした虹を見たのは随分久しぶりだった。

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