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6月というのに

髪を切りに美容室に行く。友達から教えてもらった青山の美容室で、もったいないくらいかわいくしてくれる。シャンプーをしてもらった人が少し、なんて言うかな、ギャルっ気があるというか、だるそうにしている感じで、「大丈夫っすか、湯加減」みたいな感じで聞いてくるのだけれど、頭皮マッサージがあまりにも上手くて、昇天した。なんだか、心に持っているやさしさが、力加減に表れているようでとても良かった。それがしかも、「思いやり」の中ではなく、あくまで、「人間としてこのくらい当たり前でしょ」という感じがして。
髪を切ったら憂鬱も全部晴れたような気がした。6月というのに晴れた日だった。

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