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キャベツを一回おかわり

0904
この日記を書いているのは8日(木)の朝で、明日こそ早くに仕事に行って早く退勤しようと思いつづけてきたのがようやく実現できたかに思われた早起きの日だ(わたしは何度も二度寝をして決心を無為にし続けてきた)。けれど気分はすこぶる悪くって、それというのも大雨による気圧の影響がもろに頭痛に出ているからである。元々気圧を受けやすい人間だったけれど、山梨は少し標高があるからか(250mほどだけど)、頭痛や貧血が結構ストライクにくる。頭痛は頭痛のことばかり考えてしまうから苦手だ。
さて、日曜日は会社の同期のお家で夜ご飯を食べた。そんなことは東京にいたことにはなくって、迎えに家まで車で来てくれたりして、なんだこれは、とびっくりする。
普段食べないスシローを買ってきてくれていて、ぱくぱくと食べて、最後の方はちょっと人目を盗むような感じで、ぱっと食べた。同じ職場といっても職種が違うから、みんな普段は会わないのだけれど、とても良い人たちだった。学校でもアルバイト先でも常々思ったけれど、どこかに所属するということの1番の利点は、この人好きだな〜と思える人と関係を持つことができることだと思う。特にわたしのような、放っておくと1人で基本的に充足してしまう類の人間にとって、それはかけがえのないことだ。

0905
健康診断に行った。血液検査が苦手で、というか、血を抜かれるのが苦手で、献血に行った時は途中で意識が遠のいてしまって「もっとタフになってからきてください」と怒られたし、血液検査でもまたフラフラとして寝かしつけられたこともある。そのことをだから前もっていったら、「じゃあ寝ながらしましょうか」ということになって、非常にリラックスした状態で血を抜いてもらった。終わってから、「じゃあ、また5分後くらいにきます。大丈夫ですから、ずっとここら辺いますんでね」となんだかぞんざいに言われたので、「何を、問題ないわい」と思ったけれど全然そんな気概がなくって「あざまぁす〜〜」とだけ小さくいって目を閉じた。
すごく健康診断は長くて、その代わりと言ったらあれだけど、とんかつを食べた。キャベツを一回おかわりした。

0906
休みをもらったから次のレコーディング(ギターで参加する)のための準備をしようと思って、まずは弦を変えようと思ったけどエレキギター全然弾いてなくって、なんだかペグが特殊なやつで張り替え方を忘れてしまって、あることは知っていたけれどなんだか入れなかった家から30秒くらいの楽器屋さんに恐る恐る入っていった。店内にはKISSが流れていて、白髪を伸ばしたおじさんが1人で鎮座している。「あの…すみません、弦の張り替え方って教えてもらえたり、、します?」というと、「いやそんなことより、あんたのギター、見りゃわかる、もうガタガタだよ」と本当アニメのワンシーンみたいにいうので、なんか嬉しくなって全部調整に出した。
その後大きな楽器店にいって、ずっと欲しかった(そしてレコーディングに必要な)クラシックギターを買った。晴れている時の甲府は暑すぎて、「ぬあ〜〜」と言いながら自転車を漕いだ。
「6~7時くらいにきてよ、終わってるからさ」言われていたから日の暮れるくらいに楽器店に行くと、「できてるよ。」と言われ、わたしに渡すや否や「全然違うよ、全然違うでしょ」と嬉しそうにいっていて、確かに違って、しかもわたしの要望に合わせるように調整してくれて、しかもやすくって、思わず「またもってきます」といってスタンプカードをもらった。

家に帰って、クラシックギターが嬉しくてカネコアヤノの祝日を歌った。
あっという間に休みが終わってしまうなあ、と思いながら歌った。

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