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斑柄に雲

会社でとてもムカついたことがあってひとりで癇癪を抑えようと散歩し続けていたら、先輩と連絡が取れて、全部話した。ちょうど夕暮れ時で、窓の外は青と赤がちょうど混じっているところに、斑柄に雲がかかっていた。先輩はすごく優しくって、一緒になって怒ってくれた。アドバイスとかいいから一緒になっていってほしいって言うわがままを分かった上で寄り添ってくれる年の近い先輩がいて本当に良かったと思った。歳が離れている人だったらそうはいかなかったと思う。というか、その先輩じゃなかったら、わたしはこんなに救われなかったと思う。
結局仕事を放り投げて帰った。不健康だとも思うけれど、休日にやることにした。生存戦略である。

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