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思い出す時には鉛のように重たい

三日連続で人とお酒を飲み、夜遅い時間に家に帰る。あんまりそんなことは今まで無かったけれど、それもいいなと思った。
自分が何がやりたいのか、多分はっきりと示すことが必要な会社で、でも何がやりたいとか、何になりたいとか、すごく難しいな、と思う。ちょっと考えてみたけれど、今の自分がなりたいのは職業というよりも感情だったりして、「あの感情になる瞬間のために」みたいな部分があったりもする。
けれど「何になりたい」とかって、すごく無神経に放っていいものかもしれないと思った。無神経に、というのは他人に対してというより、自分の感情に対して。「ホントは違うんだけどなあ」なんて思っていても、すごくおおざっぱに「○○なりたい」とか「○○やりたい」と瞬間的に言ってしまうことは多分結構大事だったりして、日常のふとしたセリフが物語のラストシーンで伏線になっているみたいに、未来のどこかでその何気ない言葉は引っかかってくるのではないかと思う。どれだけ軽はずみに出したものでも鮮やかであれば、思い出すときには鉛のように重たい。だから軽はずみでいいから、何をやりたいとか具体的な指標を考えてみようとか思ったりした。

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