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命の輪郭がわかる

沈んでいる同期と辛い中華を食べる。普段よりも辛いものを頼んだ同期は汗だくになりながら「命の輪郭がわかる」などと言っていて、食べおわったあとには「おいしい自殺だった………」と感慨にふけっていたので、とりあえず中華に行ってよかったと思った。
夜は、自分が午前中に決めた「ここまでやりたい」に仕事が届かなかったけれど、帰った。帰り道、本屋に行ったとき、これからしばらく、本屋に入ったら絶対に一冊買うようにしようと突然思った。考えてみると、もうすぐ自分が本を出すからかもしれない。歯止めをかけるのが恥ずかしいくらい、今のわたしは本が愛おしい。

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