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くすくすと

仕事がたくさん降ってきて慌てていたので、会社に行って、自分をゆっくりと落ち着けようとする。休日は人も少ないし、けれど仕事の場所なので好きなことをするわけにもいかないから仕事の環境としては良くって、やっている事、やってない事、やるべきだけどまだ耐えること、整理して落ち着けた。
村上春樹について網羅的に書かれている2冊の本が出ていて、あんまりそういうものを読んでこなかったけれど、読み始めると、自分が感覚的に思っていたことだとか、あるいは少しだけ感じていたけれどスルーしていたことなんかが分かりやすくまとめられているような感じで、食い入るように読んでしまう。村上春樹を好きだという人が、あまり好かれないのがよくわかるのであんまり言わないようにはしているけれど、それにしたってわたしは村上春樹ばっかり読んだ10代を送っていて、この時代に生まれたからには村上春樹の後に何ができるか、みたいなとこあるっしょ、とか息巻いていたところがある。その無鉄砲な感じが、実はまだ全く消えていないことがわかって、なんだかもはやおかしい。くすくすと笑ってしまうような感じで。

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