朗読者から「こんなときだから」への答え②

名古屋と岐阜で朗読をやっています、ニシムラです。2本目のnoteです。

実質的には今週末からゴールデンウィークに入るわけですが、とても普段の連休を過ごせるような世相でもなく、とも言いたくなりますよね、というのが前回の書き出しでした。

とはいえ。

「3密」を避けて、飛沫を受けない飛ばさない。遠出はしない。そういう対策を種々済ませて、先週末は定例で行っている、岐阜・柳ヶ瀬「いしぐれ珈琲」での朗読に行ってきました。

知らない方からみれば、不要不急な外出であろうし、しかも名古屋から岐阜、県境を越えていますから立派な「自粛破り」だ!けしからん!と言われることかもしれません。しかし、自らの心身の平衡を保つためには、2009年の夏以来、122回を重ねてきたことを簡単に辞めるわけにはいきませんでした。

感染経路も、感染したらどんな苦しみがあり、生命の危険にどのようにさらされるのか、幸い経験していなくても、常に不安と隣り合わせにある。そうであるなら、できるだけ日常を守ろう。ルーティーンは重ねよう。そう思いました。新型コロナウイルス感染症を乗り越える私なりの免疫は、そういうことで高まるのではないか、と。

そういうわけで、その時読んだもの、そして前回のnoteでも触れた、寺田寅彦の随筆の朗読、2本まとめてご紹介します。感想をお聞かせください。宜しくお願いいたします。いつも柳ヶ瀬で読んでいる山本周五郎は「赤ひげ診療譚」より「むじな長屋」の中盤辺り。

寺田寅彦の方は「観点と距離」です。上野公園を毎月1回歩く寅彦が、周りの風景から考えたこと、です。


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