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アフリカ式育児法「魔法の時間割」を取り入れたら、育児しながらでも毎日6時間ほど自分の時間をとれるようになった話

どーも。

10月に子どもを授かり、2.5ヶ月の娘の子育てをしているafroscriptです。


12月に入り、現在は育児休暇をとっている。

たまにモンスター👿に見えることもあるわが子だが、いつもは控えめに言って天使👼すぎるので、忙しくも充実した時間を過ごしている。

日に日に進化していくわが子の姿を見ながら、言葉にするなら、

"尊い"

そう、1日一日がまさにそんな感じである。


が、しかし。

育児休暇は、育児があるとはいえお休みでもあるので、

「やったー、お休みだ!ルンルンルーン♪」

と思っていたのたが、実際のところは、

「あれ?なんで…?全然時間がない…!!!」

であった。


そんな中、友人に勧められた「魔法の時間割」という本を読み、その方法を取り入れてみたら、

今では毎日5~7時間ほどの連続した自分の時間を取れるようになり、育児生活が良い方向に激変した。


「はい、だから、あとは本読んでみてね!終わり\(^o^)/」

…と言いたいとこではあるが、

実際は、この本の方法を導入するにあたり、

本の内容だけでは、分かりづらいとこ・うまくいかないことが多々あり、

「全然うまくいかねーじゃん!」

と、危うく弊社の某フリマアプリで売り払ってしまうところであった。


事実、現在は、この本に書いてある通りではなく、オリジナルのやり方をミックスした方法をとっている。

とはいえ、この本ベースで非常に良い効果があったことは明白なので、

本が伝える方法の概要と、その導入にあたり苦労した話からうまくいくまでを紹介していく。

365日24時間、不夜城で育児と戦っている方がいれば、ぜひとも参考にしていただきたい。


育児休暇は休みではなく、ただのジョブチェンジだ。それくらい時間がない。

まず最初に、導入前の僕の生活を紹介しておこう。

時は遡り、12月1日。

待ちに待った育児休暇が始まった。

育児があるとはいえ、2ヶ月のお休みなので、あれとこれとこれもやろうと「育休中にやることリスト」を作って意気込んでいた。


しかし…


10日ほど経過してふと振り返ると、

なんと!やりたいことリストの進捗がまったくのゼロだったのである。


いや、サボってたわけではない。(多少はサボったかもだけど)


とにもかくにも、まとまった時間が全然取れないのである!

マジで!!


「あれ、今日って何してたっけ…?」


毎日、1日の終わりの感想がこれなのである。


というのも、その頃の1日は、

深夜を含め、24時間営業でおよそ2~3時間おきに授乳タイム(うちはほぼミルクオンリーなので僕も対応する)、

その合間に、子をあやす、寝かしつける、子をお風呂に入れる、

さらに、自分の三食のご飯、その準備と片付け、買い出し、自分のお風呂、そしてなんとか...つかのまの自分の時間...

ふぅ、ちょっと休もう...

と思いきや、子どもが泣き出すので、また授乳orあやさなければならない。


そう、

まとまった時間なんて最大でも1時間程度のものが、よくても1日に1,2回ほどしか取れないのである。


そして、このように赤ちゃんの要求は急遽発生するものなので、

その貴重な1時間程度の時間でさえ、実際に何分確保できるか分からないという非常にストレスフルな1時間であり、なにかの作業に集中するなんて到底無理なのだ。

ゆえに、徐々に疲弊するので、だんだんその1時間程度の時間もなるべく全て休憩に回そうということになってしまい、

気づけば進捗ゼロな10日間が生まれたのである。


「子育てなんてそんなもんだよ」

そう片付けてしまえばいいのかもしれないが、

本職は育休中でも、複業で兄とわずか2人でやってる事業の方は止めるわけにもいかないし、

また2月から再開する本職のためにもやっておきたいことや読んでおきたい本もたくさんあるし、

なにより、育休終わったあとにこんな日々を永遠と1人で繰り返すことになる嫁の負担があまりにも大きすぎる。

自分にとっても、このままでは育休明けに、ダブルワーク+育児の3つを同時進行できるイメージが湧かない。

なので、せめて今両親とも育休をとれているこの期間のうちに、

うまく育児を楽にできる仕組みを整えられないかなというときに、

先に紹介した下記の本を思い出し、導入を試みたのである。


成果は?

12月後半の僕のnoteの更新頻度を見て頂ければお分かりだろう。笑

また、新たな趣味として始めたかった刺繍にも手を出す余裕も出てきた。

導入を試みた日から10日間ほどで、子が夜7時から深夜3〜5時くらいまで寝てくれるようになったのだ。

なので、その時間は、嫁とゆっくりご飯を一緒に食べて、ゆったりお風呂に入り、

21or22時〜深夜1or2時くらいは、複業や読書や趣味など、やりたいことをじっくりやる時間に充てられている。


また、日中もミルクの時間が決まっているので、自分で計画を立てて時間を確保しやすくなった。

おかげで心にもゆとりができ、精神衛生面上スーパー大改善でしたのである!


魔法の時間割とは?

さて、本題に入っていこう。

まずは下記の本「赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割」の内容紹介。

ざっくり言うと、子どもが泣いたら随時対処する「子どもの要求ドリブン」な育児方法ではなく、

親が子どもが本来持つ生活リズムに合わせたタイムスケジュールを設定し、そのタイミングに合わせて対処していく「時間割ドリブン」な育児方法のことである。

著者は(日本人だけど)アフリカで子育てをしてたらしく、そのアフリカでの育児方法がこの本の起源らしい。


で、本には、「生まれてから○ヶ月の頃はこの時間割通りにやる」といった感じで、ひたすら時間割がたくさん書かれてます。

例えば、生後2ヶ月だとこんな感じ。

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このような、各月齢の全ての赤ちゃんが本来持つリズムに合わせた時間割通りに育児していくと、

ストレスなく赤ちゃんもそのスケジュール通りに活動するようになり、

夜中も夜7時から、うまくいくと朝7時まで、12時間ほど連続で寝てくれるようになる、そこに自分の自由時間とゆったりとした睡眠時間が確保できるよ、というものである。


また、この紙の右側にもいくつか書いてあるが、時間割を守るためのポイントとなるのは、次の5つ。

◼️17時以降は寝かせない

やはり夕方にしっかり睡眠をとってしまうと、夜が寝づらくなるそう。


◼️決まった時間以外はミルクをあげない

夜中など、本来寝ているはずの時間に1度起きてしまっても、赤ちゃんはミルクが欲しいとは限らないとのこと。

むしろ、赤ちゃんは大人より眠りが浅いので、ちょっとしたことですぐ起きるし、逆にすぐ寝るもの。(泣いたと思ったら寝言の場合もある)

なので、起きて泣いてしまったからといってすぐにミルクをあげるのはNGで、

体をトントンしたり、抱っこして揺らすなどで、再度寝かせてみることが重要なのである。

しかし、それでもどうしてもダメな場合は、少量だけミルクをあげて寝かしつけるのはOK。


◼️眠たいサインが出たらすぐにベッドで寝かせる

赤ちゃんが眠くなるのを見逃さないのもひとつのポイント。

下記の眠たいサインが見られたらすぐにベッドに連れて行って、寝かせる。

・目をこする
・目の下が赤くなる
・にゃーという声を出す

たた、これらのサイン、個人的には正直分かりづらくて、うちの場合は「目をこする」くらいしか未だに分からない。笑

あとは、実体験ベースだと、そもそも「顔が眠そう」とか、「あくびし始める」などもサインになるので、それっぽいのが見られたらひとまずベッドに寝かせてみるとよいと思う。


◼️抱っこで完全に寝かせない

「寝かしつけ」とは「寝か躾(しつけ)」である。

なので、ベッドで寝る練習をさせなければならないのだ。

抱っこしながらだと寝やすい赤ちゃんも多いかと思うし、うちもそうだった。(いや、そうしないと寝ないと信じてしまっていた)

いつも抱っこして完全に寝たところで、そぉ〜〜〜っとベッドやクッションに置くようにしていた。

(そして、置くときに失敗すると、赤ちゃんが目が覚めて泣き出してしまうので、再度抱っこしてゼロから寝かせるという無限ループに入ってしまうのだ!これは本当に本当にストレスフルであった...。)

しかし、このように抱っこで寝かせるクセをつけてしまうと、逆に子どもは抱っこしないと寝なくなってしまう(らしい)。

果たして、あなたは子どもの体重が10kg, 15kgになっても抱っこして寝かせ続けるつもりなのだろうか?

...さすがにちょっと無理そうだ。

ということで、ちゃんとベッドで寝かせる練習をする必要があるのだ。

先ほどの紙にも書いてあるように、眠そうになったらベッドで寝かせてみて、部屋を暗くして、寝るためのルーティンを作って、こちらも寝るまで耐える、というのが3つ目の重要ポイント。

うちの子も、抱っこしないと絶対寝ないと思っていたが、ベッドで寝かせてしばらく粘ってみるのを2,3回試みたら、意外にも1人でベッドで眠ってくれて感動したのを覚えている。


◼️それでも寝ないとき...

すぐに諦めずに、寝るまで耐える時間を決めて徐々に長くしていこう。

1〜2分様子見る→ダメなら抱っこ→ウトウトしたらベッドに置く→3〜4分間様子見る→ダメなら...→5〜6分→...

といった具合だ。(それでもダメならその日は諦めて、抱っこで完全に寝かせて、また明日挑戦する)


導入してみて1週間たったときの感想は、この方法クソだるい笑

さて、本の概要を紹介したところで、実際の本にある時間割通りやってみた話をしていく。


早ければ3日、遅くても1週間くらいで効果が出るみたいなことが書いてあったのでひとまず1週間頑張ってみたのだが、

そのときの率直な感想を述べると、


「ダルゥーーーーーーーいっ!!!」


そう、本の著者に失礼かもしれないが、

マジくそダルい上に、あまり成果が見られないじゃん!

というのが率直な感想であった。笑


そもそもこの時間割を大人が守るのがしんどい。

深夜1~2時、そして、朝5〜6時にミルクをあげて、朝7時半にまたミルク?

え、無理でしょう。

仮に朝6時にミルクあげることなったら、飲み終わる時点ですでに6:20〜6:30

そこから寝かしつけると6:40〜7:00!

え、7:00って、こっちもクソ眠いのに、次のミルクまでのわずか30分の間に自分は寝て、すぐ起きて、ミルク作って、7:30に子ども起こして(子も30分しか寝てない!)、

で、またミルクあげて、その後はしばらく起き続けて子どもをあやすのか…?

おいおい、過労死に向かって一直線かよ。

わしの生命力の炎、吹き消す気かよ。

こっちは鉄人28号でもなけりゃ、鉄腕アトムでもないぞ。

親にも睡眠をくれ。

そよ風を浴びながら、草原で心地よく眠るかのような、素敵な睡眠をくれ。

睡眠をくれぇぇぇ!!!


(あと、5-6時のミルクがないにしても、そもそも仕事ないのに7:30起きは無理だ...笑)


また、夕方も、17:30にミルク→18:00にお風呂、という時間割になっているが、

病院から、ミルクの後に沐浴させる場合は1時間明けてください(吐くかもしれないから)と言われており、ここも混乱ポイントであった。


導入2週目、どう工夫してうまくいったか?

1週目の結果が微妙すぎたので、正直もう辞めて他の方法を探そうかと考えていたとき、ふと思った。


「この時間割の時刻って本当に絶対なのか...?」


こちらとしては、
・親の寝る時間がしっかり確保できる
・ミルクの時間がある程度決まっている
(・親もきつくない)
が整っていれば問題ない。

正直、全てこの本の時間割通りにならなくてもいい。


というか、赤ちゃんの性格なんて千差万別だし、本当に世界中全ての赤ちゃんが同じリズムを持ってるなんてあり得なくないか?

HR tech業界では、パーソナライズド・マネジメントが叫ばれてる昨今だぞ?

画一的でなく、1人1人、それぞれにあったマネジメントを!って言われてるぞ?

大人にも遺伝的に朝型・夜型あると、この前記事で読んだぞ?

それぞれの赤ちゃんにも、それぞれのリズムを持ってるんじゃないのか?

みんな違ってみんないいなんだよ。

鈴と、小鳥と、それからわが家なんだよ。

そうさ、世は大ダイバーシティ時代なのさ!


...ということでもっとうちの状況にとってやりやすそうな時間割に変更してみることにした。

うちの子は、

・2.5時間ごとにミルクを欲しがることが多い
・朝7:30に起こすとスーパー不機嫌で、2日酔いのひふみんのような顔になる(ついでに親も全然起きれない)

ということを加味し、最終的に次のような2つの時間割の近いほうに合わせるようにした。


■パターンA

8:30 起床&ミルク
11:00 ミルク
13:30 ミルク
16:00 ミルク
18:00 お風呂
18:30 ミルク(多め)
19:00~ 睡眠
夜中は、深夜0時以降に起きてしまって、泣き方がひどいときにだけあげる(時間は気にしない)


■パターンB

9:30 起床&ミルク
12:00 ミルク
14:30 ミルク
17:00 ミルク
18:00 お風呂
18:30 ミルク(多め)
19:00~ 睡眠
夜中は、深夜0時以降に起きてしまって、泣き方がひどいときにだけあげる(時間は気にしない)


2パターン用意したのは、深夜と朝いつ起きるかはわりと不安定なので、それを最初の授乳時間によって帳尻合わせするためである。


新しい時間割を導入してみた結果

さて、新しいこの時間割を導入してどうなったかというと、先ほど書いた成果の部分になる。

もう本当に、最高に心がリフレッシュである。

精神的負担が減ると、前以上に心から赤ちゃんをかわいがることもできる。

嫁にも気を回せるようになる。

自分のやりたいことにも時間を使えるようになる。

もう...本当に80倍くらい幸せになった気持ちである。


参考までに、ここ最近のわが子の実際の睡眠時間も書いておく。

・12/21:連続睡眠時間8.5h + 3h + 1.5h
 19:30就寝→4:00ミルク→7:00ミルク→8:40起床&ミルク

・12/22:連続睡眠時間10h + 3h
 19:30就寝→5:30ミルク→8:30起床&ミルク

・12/23:連続睡眠時間9.25h + 4.25h
 18:40就寝→3:55ミルク→8:10起床&ミルク

・12/24:連続睡眠時間9.5h + 3.5h
 19:00就寝→4:40ミルク→8:10起床&ミルク

だいたい8~10時間は連続して寝てくれるようになったのだ!

本当に大助かりである!!


まとめ:「魔法の時間割」の内容の真に守るべきことは?

一度挫折しかけたことはあったものの、最終的には「魔法の時間割」をベースにした時間割ドリブン育児は非常にうまくいっており、現在は安定した育休生活を楽しむことができている。

これまでの試行錯誤を振り返ると、結局のところ、「魔法の時間割」の内容で真に守るべきことは下記の4つであると思う

・決まった時刻にミルク、お風呂、就寝で1日のリズムつくる(ただしミルクの時間は時刻を守るよりも、間隔が一定なことの方が重要そう) 
・ベッドで寝かせる、寝かしつけをする。そのために寝るルーティンをつくる
・寝てるはずの時間に起きてしまってもすぐにミルクあげない。再度寝かせてみる
・17時以降は昼寝させない


また、うちの子はミルクを欲しがる感覚が2.5hだったので、先にあげたオリジナルの時間割を作成したが、この感覚は赤ちゃんによって違うものだと思う。

ゆえに、自分の子にあった時間割を見つけていく、ということがもっとも大事であると思う。


ということで、時間割ドリブンな育児の成功例を紹介しました。

本当に育児を楽に、そして自分の時間を充実させることができたので、ぜひみなさんも試してみてはどうだろうか?:)

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