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チャンピョンシップ開幕【レスターvsコヴェントリー】



スターティングメンバー


GK ハーマンセン
RSB リカルドペレイラ
CB ヴェスターゴーア
CB ファース
LSB ドイル
CMF ウィンクシー
CMF エンディディ
CMF KDH
RW マカティア
LW マヴィディディ
ST ヴァーディ
4-3-3を軸にリカルドをサイドバックから中盤におき、3-4-2-1の可変式フォーメーションで望んだ。

試合展望

マレスカ新体制となり新たなレスターを見れることに興奮しながら開幕戦を迎えることになった。残念ながら前シーズン降格してしまったため、今年はチャンピョンシップでの闘いとなった。
プレシーズンマッチでチャレンジしてきたポゼッションがどのくらい機能するのか、優勝候補にも挙げられているレスターがどのくらいの強度でプレーできるのか、期待しながらの観戦であった。

試合序盤、前半

いざ試合がキックオフし見ていると、想定していたポゼッションは中々遂行することができていなかったように思えた。両チーム、ボールの収まりどころが定まっておらずボールが落ち着く様子があまりなかった。開幕戦のプレッシャー、優勝候補というプレッシャーなど様々な要因はあるがプレシーズンで魅せてきたものとは少し違う光景だったと思う。ボールの引き出し方、受け方が悪かったように思える。パスを繋ぐことに意識しすぎて、前向きな姿勢がなかったように思えた。「ポゼッション」ただ保持するだけではなく、いかに緩急をつけ素早くゴールに向かうのかということも大切であると痛感する前半であったのではないだろうか。決定機らしい場面は前半ラストのマカティアのシュートくらいだったと思う。このシーンは素早く攻撃を展開することができていて素晴らしい攻撃だった、最後はマカティアのフィニッシュの精度がイマイチではあったが、前半の動き出しにおいてはマカティアはチームで1番良かったと思う。

後半

前半のお世辞にも良いとは言えない内容からどのようにマレスカが修正してくるのかマレスカの手腕が問われる試合になったと思う。
後半開始早々にいきなりピンチを迎えるが相手のミスで救われるも、その嫌な流れは続きコーナーから失点を許してしまう。昨シーズンからの負の流れが継続しているかのように思えた失点であった。チームのメンタルもあまり良くないように思えた。そんな雰囲気を変えたのはプラートであった。後半から途中からエンディディに変わり投入されたプラートは攻撃にリズムを生み出していた。77分には素早いリズムで攻撃に転じプラートのクロスからKDHが頭で合わせて同点、87分にKDHのスーパーシュートが決まり逆転に成功した。試合内容は特別良かったわけではなかったがなんとか勝ち切ることができた。

評価


GK

まず、GKハーマンセン
彼は素晴らしかった。1番後ろからの配球は惚れ惚れするよるな精度でありプレッシャーにも動じない足元の技術の高さを見せた。また、足元の技術だけでなく、セービングの技術も非常に高いと感じた、1対1の対応、シュートストップ。ハーマンセンがいなければこの試合は負けていただろうと思えるくらいの活躍だった。

DF


後ろ4枚、リカルド、ファース、ヴェスターゴーア、ドイル
まず、リカルドだが私の率直な感想としては中盤にポジションを可変しながらプレーするよりはアンダーラップもしくはオーバーラップでウィンガーとサイドを切り裂く方が効果的ではないかと思った。
ファースは昨シーズン見受けられていた、1人で飛び出しすぎていまうクセが減っており無理なチャレンジが少なくなり安定した守備を見せてくれた。
ヴェスターゴーア、今日の出来では正直厳しいかなと思う内容だったのかなと。ビルドアップの面では確かに貢献していたかもしれないが、肝心の守備での強度の低さが目立った。球際の弱さ、さらに足の遅さが目立ってしまった。個人的にはヴェスターゴーアよりもスーターを起用して欲しいところだ。
ドイル、カバーリングがはやく対角線のロングフィードやクロスの質は良かった。守備面では良かったと思うが、攻撃面はまだ改善の余地がある内容だった。質の高いキックかつ左利きなのでセンターバックでも見てみたいと思わせる選手だった。


MF

ウィンクシー、エンディディ、KDH、プラート、チョードリー
ウィンクシーはプレシーズンの評価通り良いパフォーマンスを見せてくれたと思う。配球、持ち運びはやっぱり素晴らしかった。1つ知ることができたのはインターセプトが上手いこと。守備時の予測がかなりいいのかなと見ていて感じた。
エンディディはプレースタイルが変わりより攻撃的な選手になりながらも、かつての守備力が戻ってきていて今後が非常に楽しみである。攻撃だと、いて欲しいところに走り込み、得点を匂わせる動きが出来ていたので点が取れるMFになりそうな気がした。
KDH、今日の2得点は凄かったし輝きを放っていたが、期待を込めてあえて辛口に評価する。まず、前半は消えてきることが多かったかなという印象、状況判断もあまり良いとは言えなかったと思うし右足を使わないのが完全にウィークポイントになってしまっていた。攻撃のテンポを止めてしまう場面も見受けられたし、ここは改善点なのかな。ただ、右足で蹴るシーンもあり特別蹴れないわけではないので、もっと右足に自信もってプレーしてもいいとは思った。ただ、後半途中からのプレーは圧巻だったから継続して欲しい。アカデミー育ちだしファンからの期待も高い選手だし、まだまだ伸び代が計り知れないからもっと上を目指して欲しい。相変わらずいいけつしてた。
プラートは途中出場ながらチームの流れを変えてくれた。いまのところ残留してくれそうな雰囲気あるけど、まだ、移籍市場は開いてるしどうなるかは分からないけど残留してくれることを祈る。間違いなく良い選手だしスタメンでも見たい選手の1人。プラートに関してはあまり多くは語らなくとも評価している人は多いし、あとはプレー時間だけかな。
チョウドリー、クローザーとして少しだけ出場者したけど久しぶりのアフロに興奮。マスチェラーノになれが忘れられないチョウドリーだけど少し見た感じ落ち着いてるし普通にやれそうな雰囲気はあった。攻撃面でどのくらい貢献できるかが課題になるのかな?

FW

マカティア、マヴィディディ、ヴァーディ、イヘアナチョ
マカティア、アカデミー育ちで開幕からいきなり右ウィングを任されたが、想像以上に良かった。左サイドで出場したプレシーズンマッチでは縦に仕掛ける場面が多いように思えたが、右での出場ということもありバンランサーとしてのプレーが多かったが、ポジショニングは良いし1対1を仕掛ける姿勢も良かった。前半ラストのシュート決めていれば😀だった。足元の技術は高いし、体の使い方も上手いから2列目ならどこでも起用できると思うので楽しみです。
マヴィディディ、バーンズの後釜、マディソンから10番を引き継いだことを考えて辛口に評価すると、まだまだなのかな。チームに合流してから時間が少ないから仕方のない部分も多いけど、もっとやれる選手だと思う。10番を引き継ぐからにはやはり期待してしまうので、これからの活躍に期待していきたい。ただ、要所ではいいドリブルもあったしアシストも良かった。
ヴァーディ、チームがヴァーディを活かせなかった。これに尽きるのかな。ポゼッションというスタイルをするなかでヴァーディが絡みに行くことが多かったが彼の良さである背後へのパス供給がなかったため相手に恐怖を与えることが出来なかった。今後ポゼッションのしていく中でヴァーディをどう活かすのか、ヴァーディ自身がどう適応するのかが楽しみである。怪我だけは気をつけて欲しい。
イヘアナチョ、ポゼッションスタイルならやっぱりイヘアナチョが最適なのかなと思わせるキープ力だった。投入されたタイミングが遅かったけどやっぱり攻撃に変化をもたらしてくれた。可能であるならばヴァーディとの2トップも見たいところ。結局攻撃の鍵を握るのはイヘアナチョな気がする内容であった。

まとめ

内容からすれば負けてもおかしくなかった試合だったけど、とりあえず勝つことができたのはポジティブに捉えて良いと思う。ただ、改善すべき点はある程度把握できたと思うので修正しつつ次の試合に臨んで欲しい。この試合でベンチ外だった、スマレ、マディバドゥアだったりの状況も気になるところではある。特にマディバドゥアはプレシーズンで良かったと思うのでベンチにいれても良いのではと思った。開幕したものの移籍市場はこれからも活発になりそうなので選手の入れ替えにも注目していきたい。

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