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情熱を感じたvsウルブス戦

歓喜のキングパワースタジアム
サポーター、選手、スタッフ、皆が待ち望んでいた勝ち点3がようやく取れた。実に9試合ぶりの勝ちとなった。

試合の流れ

立ち上がりのレスターの試合への入り方は素晴らしかった。前から行く姿勢を見せアグレッシブであった。イヘアナチョからヴァーディ、テテと繋ぎ大きな決定機が開始早々にあったものの決めきれなかったが、試合の入り方としてはいつもと違い「勝つ」という気持ちが全面にでていたことがよかった。しかし、レスターは軽率なミスから失点しまう。ビルドアップの際にティーレマンスがボールをかっさわれて失点。非常にもったいない形での失点となってしまった。その後も危ないシーンもあったがディフェンス陣はしっかりと集中できていたと思う。前半も終盤に差し掛かってきたところで、またイヘアナチョからヴァーディへの絶妙なスルーパスでPKを獲得。イヘアナチョが冷静に流し込み同点となった。前半のうちに同点にできたことはかなりレスターにとっては大きかった。
後半の頭からはヴァーディが接触による怪我の影響もありKDHが投入されイヘアナチョを1トップに置く布陣へ変わった。この交代により攻撃のリズムが少し失われたように感じた。前半はトップ下の位置でイヘアナチョがボールを落ち着かせ攻撃に繋がっていたがKDHは中々その攻撃へのパイプの役割を果たせていなかったように見えた。要所で決定機はあったものの決めきれず終盤へ。そして試合が動いた74分。このレスターの得点は圧巻であった。スマレがダカとのワンツーでダイレクトにサイドのクリスチャンセンにパスを通し、クリスチャンセンのグランダーのクロスをカスターニュが流し込みゴール。とても綺麗な崩しでの点であった。最近のレスターであればこの得点のあと最後の最後で点を取られ勝ち点を取りこぼすことが多くあったがこの日は違った。交代で投入された選手も自分の役割を理解ししっかりと試合を締めてくれた。なんとか2-1で勝つことができキングパワースタジアムが久々にノリノリであった。

圧巻の選手たち

イヘアナチョ

期待していた通り、イヘアナチョはこの日やばかった。ヴァーディとの2トップというよりもトップ下で前半は出場したが、常に攻撃のリズムを作りだし、イヘアナチョが前を向いてボールを持っていれば何か期待できる雰囲気があった。実際にヴァーディとのホットラインが出来上がっていた。ヴァーディの背後への抜け出しも素晴らしいがイヘアナチョのパスを出すタイミングも絶妙であった。PKもふかさないかどうか心配であったが、とても冷静でありキーパーとのタイミングをずらし流し込んだ。チームの残留がかかっているPKでこんなにも冷静であったイヘアナチョには正直驚いた。次節も攻撃のキーマンになってほしい。

スマレ

この日、輝きを放っていたのは間違いなくスマレだろう。攻守ともに効きまくっていた。守備ではしっかりと走り、長いリーチを生かしたボールの刈り取りでピンチを救った。また、ワンタッチパスを使いながらビルドアップにもよく関わり、今までになかったパスを出した後の動きも素晴らしかった。そして、攻撃時の推進力のあるドリブル。力強さ、ボールを失わないボディコントロール。前に行くタイミングどれも素晴らしかった。ヤヤトゥーレを彷彿とさせるプレーには正直驚いた。ポテンシャルは図りしれない選手ではあったが短期間でここまで才能が開花されるとは思っていなかった。2点目の攻撃に起点となったプレーも素晴らしかった。今までのスマレではみれていなっただけに感動した。ぜひとも次節もこの輝きを放って欲しい。

ソユンジュ

初速の早いディフェンス。一気に相手の懐にかぶりつくようなソユンジュのディフェンスは良かった。前節に引き続き集中できていて、この日は何度もチームを救った。体をはりシュートブロック、速いカバーリング。そして不安であったビルドアップも悪いところはなっかたと思う。ロングフィードも悪くなく、サイドバックへのはめパスもなかった。昨シーズン見られたソユンジュの悪い部分はもうなく。完璧に近い内容だったのではないか。来シーズンはフリーでアトレティコに行くと言われているが残りの試合はレスターの残留に貢献してくれるだろう。

最後に

とりあえず降格圏は抜けたものの、その差はほぼない。負けられない戦いはまだ続くが勝ってくれるだろうと思わせてくれる内容だった。期待して次に試合を待とうではないか。

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