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アレルギーの季節です

友人は常にアレルギー症状があって、鼻水が出て夜眠れなかったり、なのだけれど、花粉症の季節はより一層大変である。
春だけではなくて一年中何かの花粉が飛んでるので、大変なのだけれど。

友人宅に入るときには、全身よく払って入るようにしている。部屋に上がる前に手を洗う。
友人から頼まれたのだけれど、これを来てくれる人みんなに頼むのもとても大変そうである。その度に大袈裟じゃないかと言うような顔をされるのが辛いのだ。そういう細かな否定的態度が友人の中に積もり積もっているので、
それもストレスになってしまうんじゃないかなと思っている。

なんか、ほんと、1人で耐えるしかないことが多すぎるよね…

 人生は苦である、と言うことを認識することから仏様、シッダールタの修行は始まったのだそうだ。普段ぼーっと生きている私たちは、人生は苦あり楽あり、なんて思っているけれど、そうじゃない、人生は苦なのだと。
 シッダールタは老人を見たら老いについてショックを受け苦しみ悩み、病人を見たら病気について苦しみ悩んだ。人生は苦であると言う認識から、あの人類の叡智が生まれ、長きにわたって苦しむ人たちの心を救ってきたのだなあと思う。

 友人は、人生は苦である、と常に思い知らされていなければならないような毎日で、なんとか一瞬一瞬を生きている。友人が今日生きているというそのことが、何という努力の積み重ねであることか。
 働くことができない、人の助けを借りないと生活できない、そんないろんなことで悩んで、自分を価値がない人間のように思っている友人が、どうか自分の素晴らしさに気づいてほしい、せめて心だけでも、安心して生きて行ってほしい、そう願わずにはいられない。

そう思いながら、ラインの返信を待っている。

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