あるベリーダンサーとの出会い、その情熱。
2016年6月の終わりに、彼女はザンビアを去った。
その日は、これからしばらくお互いに会うことも出来なくなるし、これまで築き上げてきたものがひとつの区切りを迎えるという、とても重大な日になることに間違いはなかった。
でも、人生の中で重大なことって、わりと淡々と進んでいくものなのだなって最近よく思う。
ごく普通の一日みたいに、でもどこか夢みたいに儚くて、これが明日には消えてしまうささやかな日常だったのだとしても、自分はきっとそのまま普通の一日として過ごす。
だからこそ、