アフリカ諸国のお酒とタバコの物価
経済統計には物価を表す指標としてPPP(購買力平価)というものがあります。
これはよく各国のGDPを比較する際に用いられる指標ですが、その際に用いられるものはGDPのPPPであり、このPPPというのは6年に一度国連により調査される国際間プログラム(ICP)というものに基づいています。
このICPではGDPのPPPの他に、様々な商品のPPPも調査の対象としてます。
そこで今回はそこからお酒とタバコの物価比較(PPP)を見てみます。なおここでは2017年調査結果を用いています。
まずお酒の物価指数ですが、ここでは日本を1.0としてアフリカ諸国の物価を比較しています。
一番物価の高いセーシェルは日本の2倍以上高い物価でありますが、セーシェルはリゾート地で有名で、それにより外国人旅行客向けに高いお酒が消費されていることに起因していると思われます。
また、島国ですのでお酒も多くは輸入に依存していると思われますので、結果的に値段が高いのだと思います。
出典:ICP2017
次にタバコですが、タバコについても同様にセーシェルの物価が高くなっています。
ただし、その水準は日本より少し高い程度で、多くの国は日本の半分以下の値段となっています。
この辺についてはThe World Rankings.を見るとたばこ税は日本が64%であるのに対し、アフリカ諸国の多くの国が30-50%と低いことも起因していると思います。
出典:ICP2017
ざっくり数字の確認だけとなりました、今回は以上となります。
なお全般的な物価については以下を参照ください。
https://africa-keizai.com/ppp2017/
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