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タイの民族体験記

1. タイの民族アカとは?

私は大学2年生の春休み、タイの都市チェンライのアカという山岳民族の村で2週間生活しました。

アカが生活する村はユースック村という村で、チェンライ中心地から車で2時間ほどかかる山岳地帯にあります。そのため、昼間は暖かい(むしろ暑い)ですが、朝晩は冷え込むので気温差が激しい地帯です。

都会の喧騒から遠く離れたこの場所は、大自然に囲まれて時間がゆっくり流れていました。また、村の子供達が自由に遊びまわり、村の人々が子供達を見守るというあたたかい雰囲気も感じられました。

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2. 人と生活について

大学の一プログラムであったため、学年も性別もバラバラな日本人15名とバンコクからインターンシップで来ていた日本語を学んでいるタイ人学生3名がこの手作り感満載だけれどしっかりした家で生活しました。

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ご飯は家主のお母さんが作ってくれ、主食は基本的にお米で、野菜や肉、魚など栄養たっぷりの美味しいご飯を毎日出してくれました。味付けが結構辛かったのですが、私は辛い料理が大好きなので、舌に合った味で、本当に幸せでした。

ここでは、基本的に自給自足の生活なので、鶏を捕まえて調理したり畑に行ったり果物の収穫をしたりもしました。

また、近くに竹林が広がっており、竹を採ってきて食器を作ったり、お米を筒の中に入れて炊いたりと、生活の知恵も体験しました。今まで竹をそのように利用する機会がなかったため、当たり前を当たり前のことと思わず、そのありがたみに感謝の気持ちを持つことの重要さにも改めて気づきました。

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3. 感じたこと

ユースック村では昔からの伝統・文化を重んじる風習があり、彼らの母語であるアカ語の使用、民芸品作製の伝承、公的儀式における民族衣装の着用など、若者にも伝統・文化がしっかりと伝承されているという点で、徹底されているなと感じました。

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私は正直、最初は全く知らない民族の村での生活にうまく溶け込めるのか不安でした。しかし、思い切って行ってみると、今まで味わったことのない経験をすることができたり、今まで見たことのない景色を肌で感じることができたりと、想像をはるかに超えて自分の成長に繋がる体験をすることができたので、本当に参加してよかったと思いました!




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