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片親疎外への理解が深まる実話

はじめに

片親疎外への理解の深まる実話の紹介です。舞台はアメリカです。
一体何が起きるのか、片親疎外を行う疎外親とはどのような人なのか、動機は何なのか、子供達はどうなるのか、が良く分かる実話です。
とりわけ、疎外親とはどような人か?が分かり安く表れている実話です。
かなり残酷な内容であることを最初にお知らせします。


片親疎外とは

片親疎外(Parental Alienation)とは、子供が一方の親からの悪口などの洗脳により、もう一方の親を拒絶したり嫌う精神状態を指します。このような特殊な精神状態にある子供を定義する言葉です。拒絶される十分な理由がないにも関わらず子供が一方の親を拒絶している状態です。離婚や別居をきっかけにして一方の親による洗脳が始まるケースが多いとされています。

You're not Crazy

紹介する実話はこの洋書に書かれていたものです。ブログでも紹介しています。ブログからAmazon Usaへのリンクがあり購入可能です。また、著者のホームページへのリンクもあり、そちらからも購入できます。

片親疎外実話

このケースでは父親が疎外親で母親が標的親です。父親はいわゆるモラハラ夫であり毒父でもあり、母親と三人の娘達への精神的虐待を繰り返していた証拠が残っています。
父親は家を去り何度かの結婚と離婚を繰り返しました。その他の女性のと間にも子供がいます。
父親への養育費の支払いが命じられたことを機に片親疎外が始まります。娘達の親権を主張し、娘達を嘘で母親は問題のある人間であると洗脳して行きました。この洗脳は数年間続きました。
いよいよ養育費の支払いに困り、父親は次女に手伝わせ、母親を自殺に見せかけて殺害しました。父親は娘に調査官の前で母親の死を悲しんでウソ泣きするよう命令しています。
母親を殺害後、父親がまずしたのは、養育費支払い停止の手続きと、母親に掛けられていた生命保険の受け取り申請でした。
三カ月後、父親と次女が逮捕されました。逮捕の直前、父親は飛び降り自殺をすると警察を脅したそうです。虐待者が良くやる死ぬ死ぬ詐欺でしょう。
逮捕後、父親が最初に試みたのは、次女の単独犯行を主張し、すべての罪を娘に押し付けることでした。この試みが失敗すると、今度は、死人に口なしとばかりに、母親は酷い虐待親であり、自分が母親を殺さなければ、母親が娘達を殺すと思ったと主張しました。
結果的には父親は仮釈放なしの終身刑、次女は二級殺人で服役し、すでに出所しています。
長女と三女はどうしているか?
父親と次女の有罪が確定し、それなりの年数がたった現在も、疎外親(父親)からの洗脳を抜け出せず、母親は殺されて然るべき人間だったと未だに信じて疑わないそうです。
殺害された母親の母親は、現在、片親疎外が児童虐待であることを明記し、これを罰する法律を作るために活動しています。

片親疎外典型パターン

虐待親=疎外親

この実話は、かなり酷い結末を迎えていますが、特殊ではなく、むしろ一般的で典型パターンです。
その典型パターンとは、虐待者が片親疎外をすることです。
多くの場合、この虐待者は、自分は被害者であると主張します。この実話でも自分がやらなければ娘達が殺されると思ったと被害者面をしています。
このパターンの社会的認知の向上が、片親疎外という酷い虐待から、すべての子供達を救い出すためにとても大事です。
是非、記憶に留めて下さい。
虐待者が、ときに虚偽DV避難を使い、子供を駒として使い、子供と元パートナーへの虐待を繰り返す。つまり、婚姻中の児童虐待とDVモラハラの延長戦なのです。

疎外親=離婚の原因を作った配偶者

片親疎外がある場合の夫婦関係の典型パターンも描かれています。それは、夫婦関係の破綻、離婚においても、疎外親がその原因のほとんどを作っていることです。片親疎外の研究者でありセラピストの一人は、経験上「片親疎外が確認されるケースでは離婚の原因の90%以上を疎外親の方が作っている」と述べています。
ツイッターなどで良く目にするのは、不貞や金銭の使い込みをした側が子供を連れ去り親子断絶を強いるパターンです。標的親は、裏切られ婚姻生活を壊された上に子供達も失うという残酷な現実を経験することになります。
僕もこれを経験しています。

疎外親とは?

人格障害

この実話は疎外親とはどのような人物かが良く表れています。片親疎外を行うのは人格障害者であり、境界性人格障害、自己愛性人格障害、ソシオパス、サイコパスです。後者ほど悪性度が高くなります。一般に片親疎外を行うのは自己愛性人格障害以降(以悪)が多いと言われていますが、境界性人格障害者も片親疎外を行います。その動機は、境界性人格障害者の場合は、子供に見捨てられるのではないか?とう遺棄への恐怖、自己愛性人格障害以降は元パートナーへのリベンジです。

子供よりも自分が大事

ここからの疎外親の特徴は、そのまま、自己愛性人格障害者以降(以悪)の特徴となります。特質すべき特徴の一つは、結局のところ、子供よりも自分の方が大事であることです。相手へのリベンジに子供を使っていることからもこれは明らかなことです。この実話でも、次女に母殺しを手伝わせた上に、逮捕後は、自分が罪から逃れるために、その次女にすべての罪を被せようとしています。

立ち位置コロコロ真逆の主張

これも人格障害者の特徴ですが、立ち位置、主張、行動がコロコロと変わり、時に真逆になることもあります。
この実話では、まずは、次女にすべての罪を着せようとしますが、それが見破られると今度は、自分がやらなければ、娘達が殺されるかと思ったと主張を変えます。娘一人に罪を被せようとした後で、今度は、娘を守ろうとする父親を演じています。全く真逆の言動と言って良いです。
逮捕時に自殺をほのめかしたこともこれです。
自分は殺人罪に問われることに耐えきれず、自殺まで考えるメンタルの弱い人間なのです。殺人なんてするはずないでしょ?というメッセージであり、周囲の人間を欺こうとする行動です。人格障害者は、自分の非を認められず、常に周囲の人間を煙に巻いて逃げ続けているので、このような行動が自然と出ます。

片親疎外の場で疎外親は以下のような主張をすることが多いです。
自分は、子供にもう一方の親と健全な関係を持って欲しいと思っており、会って欲しいのですが、子供が会いたがらないのです。だから、会わせるべきではありません。
このように「会わせたい」と「会わせたくない」の真逆の内容を同時に入れた主張をします。こうやって周りの人間を煙に巻いて自分の欲を通そうとします。

マスターマニピュレーター

人格要害を患った疎外親は他者を操ることに長けた人が多いです。この実話でも、父親が逮捕された後ですら、娘達は洗脳から抜け出せていません。

まとめ

片親疎外への理解が深まる実話を紹介しました。かなり残酷な話ですが、子供の立場か標的親の立場で片親疎外を経験した人には、さもありなんな話だと思います。僕は標的親の立場なのですが、疎外親がいかにもやりそうなことだと隅々に至るまで思いました。結局、疎外親とは、こんな人達なのです。最大の動機は元パートナーへのリベンジであり、そのために子供を駒として使います。その上で「子供のために」などと真逆の主張をして周囲の人々を煙に巻きます。

被害者の方も、今のところ無関係な人も理解を深めて頂ければ幸いです。今世界中で片親疎外の虐待に苦しんでいる人が多くいます。
とりわけ、僕と同じように、自分の子供達をこの虐待から救い出そうとしている標的親の方々へお伝えしたいことがあります。
この酷い虐待から、あなたの子供達だけを救い出すことは出来きません。この虐待に苦しむすべての子供達を救い出したとき、あなたの子供達も救われます。
片親疎外への理解を深めて行動しすべての子供達を救い出しましょう!

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