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朝活・目標の視覚化 心理学的にも絶対やるべきだった

こんにちは、のぶです。


ここ2回ほど、心理学絡みのネタを書いてきました。

いい加減飽きられてそうなんですが、
もう一回だけ書かせてください。

今回も引き続きプライミング効果についてのお話。

環境の影響、マーケティングへの応用に引き続き、
自分を行動させる、目標達成のための利用方法についてです。


この「プライミング効果」について、なんぞやという方向けに
簡単に書いておくと、

あらかじめ与えられた刺激(プライマー)に、
その後の行動や判断(ターゲット)が影響を受ける

という心理効果です。


・果物の話をしたあとに、「赤いものを思い浮かべてください」と言われると、
 なぜかリンゴやいちごが頭に浮かぶ

・カレーの匂いをかいで、買い物の時に思わずカレーを手にとってしまう


といった現象の背景にあるものですね。

これと、目標達成のためにやるべしと言われることが多い、

・朝活
・目標を書き出す

ことの関係について書いていきます。


朝活でやったことは一日中意識に残り続ける


資格取得のためのお勉強や、独立企業のための準備など

頑張りたいことは朝にやろう、とよく言われますね。


朝はエネルギーが高くて集中が続くから、
という理由もありますが、


プライミング効果を前提に考えると、

朝にやったことが先行刺激(プライマー)として頭に残ることで、
その後の時間もそれに関連する情報に意識が向きやすくなる

というメリットもあります。


私の場合、会社員時代には非常に朝が弱く、
それはもう社会人にあるまじき頻度で遅刻してたので

なかなか朝活もできませんでしたが、

(そもそも終電帰りが多かったので、それどころではなかったかも)

時々発生する会社の仕事が暇な時期に、
頑張って朝にアフィリ作業をすると、

通勤電車の中吊り広告に、使えそうなキーワードを見つけたり、
昼間仕事中にふと使えそうなキーワードが浮かんだりということがありました。


特に、案件選定やキーワード選定、取り組んでいるジャンルに関するリサーチなど、
上流工程の作業に取り組んだ後なんかそうでしたね。


朝一番にサイトアフィリ関係の情報に多く触れ、
実作業の中で問題にぶち当たったりすることで、

一日中サイトアフィリに関係することに意識が向く。


結果として、実作業に取り組めない日中も、

朝にぶち当たった問題を解決するにはどうすれば? と考えたり、
ふと使えそうなキーワードが浮かんだりする。


そうやって日中に、無意識的にサイトアフィリの考え仕事が進むことで、

朝から仕事を終えて家に帰るまで、
サイトアフィリのことが頭から抜けている人と比べて、

朝活で意識をサイトアフィリに向けた人の方が、
かなり有利になりますよね。


取り組む期間が長いほど、この差は大きく開いてきます。

今一番優先したいことに、朝起きたら真っ先に取り組む。

もうルール化しちゃいましょう。


とにかく目標を書き出してしまう


もう何年も定期的に飲みをご一緒させてもらっている、
リタイア済みの元経営コンサルの方がいます。

前は月2くらいで海外行ってたみたいなんですが、

今年はさすがに国内旅行にしているようで、
お会いするたびに日本各地のお土産をもらいます。

さておき、
その方に以前強く言われたのが、

「ノウハウとかはどうでもいいから

とにかく、目標を紙に書き出して、
毎日嫌でも目に入る場所3ヶ所に貼っておけ

達成方法はそのうち脳みそが勝手に見つけてくれるから」

というもの。


目標を紙に書き出す、ということについては
↑↑のアドバイスもらうまで懐疑的だったんですが、

今では欠かさないようにしています。

これもそのまんまプライミング効果ですよね。

達成したい目標を目に付く場所に貼っておけば、
嫌でもその目標が先行刺激(プライマー)になります。


私の場合、作業する机の周りにはものを置かないようにしているのですが、

作業中ちょくちょくストレッチや軽い筋トレを挟むので、
その時に必ず目に留まる場所に直近の目標を張り出してます。

後は、毎日必ず目を通すタスク管理ツールに載っけている感じ。

私みたいに意志力の弱くてなかなか集中して継続的に作業できないタイプや、
具体的な目標がある人は絶対にやっておくべきと思います。


注意しておきたいのが2点


まず具体的なものであること。

なんとなく、これくらい欲しいな~、レベルの目標では
行動を誘発できない可能性が高いです。


それと、プレッシャーを掛けすぎないようにすること。

「ある程度レベルまではプレッシャーとパフォーマンスが比例するものの、
プレッシャーが過度になると、パフォーマンスはむしろ落ちてしまう」

という、ヤーキーズ・ドットソンの法則というのがあります。


これも実験で確認されており、

プライミング効果の実験の中でも↑↑の効果が示唆されています。

学年末試験を控えた学生に、「達成」に関するプライマーを与えたところ

試験10日前の場合はやる気が増して、プライマー無しの学生よりもテストの結果を持てたものの、

試験前日の場合は逆に、プライマーを与えられた方が回避的な行動を取りやすくなり、結果にも悲観的になった。


なんて論文がありました。

試験前日でプレッシャーが最高潮になっている時に、
発破をかけても逆に逃避しちゃうみたい。


それも考えに入れると、

高い目標で変に追い込みすぎるよりも、

ちょっと難易度高いけど、頑張ればできそう

くらいの目標を設定して、こなしていく方がいいみたいですね。


達成期限が近づいているのに、今の状況では絶対に無理そう……

なんて時には、現実的なレベルに目標を下方修正しましょう。


では!

のぶ


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