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スウェーデン・アビスコ国立公園への旅#1

現在スウェーデンに来ています。
一週間ほど、初めての滞在です。

今回訪れる街は2箇所、首都ストックホルムと、北極圏内に位置するアビスコ国立公園(Abisko National Park)を訪ねます。

アビスコ国立公園は、ストックホルムからの距離も遠く日本から訪れる人があまり多くないのか、日本語での情報が非常に限られていました。
ストックホルムからの移動手段、電車や飛行機、バスなどの移動手段を調べていたけれども、なかなかわかりやすい情報にたどり着けず。
そこで、限られた人にしか必要とされないかもしれませんが、調べるのに苦労した移動手段や旅行記をまとめておきます。


  1. アビスコ国立公園とは

アビスコ国立公園は、スウェーデンの北部、北極圏内に位置する広大な国立公園。ハイキングやトレッキング、スキーなどが楽しめる場所で、オーロラが最もよく見える場所としても有名です。

ストックホルムからアビスコ国立公園への行き方

一番知りたかった移動手段に関する情報は、結構限られていました。2023年9月時点での情報をまとめておきます。

まず、旅行者がストックホルムからナビスコ国立公園へ行くには主に2通り。

①飛行機:ストックホルム空港ーキルナ空港
(キルナ空港からナビスコ国立公園までは、さらにバスと電車で移動が必要)
②寝台列車:ストックホルム中央駅ーナビスコ国立公園(Abisko Turiststation駅)

今回私は、②の寝台列車で向かいました。
飛行機は早いですが、北欧では列車の旅をしたいとおもっていたことと、飛行機の場合と料金ががさほど変わらないため(選択する座席のクラスにもよりますが)、寝台列車を選びました。
(ちなみに、帰りはストックホルムまで飛行機で移動。元気な旅の前半のうちに寝台列車を選んで正解だったなと)

また、私が乗った電車は直通ではなかったため、途中「Boden C駅」で乗り換えました。

寝台列車の座席の種類

座席のクラスは4種類あり、それぞれ受けられるサービスや値段が異なります。

①プライベートコンパートメント(1人用)
②プライベートコンパートメント(3人用)
③シェアコンパートメント(3人用(男女別)or 6人用(男女混合))
④座席のみ(ベットなし)

コンパートメントとは「部屋」のような意味で、コンパートメントの中にベットが備え付けられています。

①プライベートコンパートメント(1人用)
他の旅行者とシェアしない完全プライベート空間。席数がかなり限られているためか、先の日付でも埋まっていることが多かったです。

②プライベートコンパートメント(3人用)
一人で乗る場合、一人で3人分のコンパートメントの席を買うことになります。お値段は3,000SEK(約4万円)前後で(出発時間や購入時期によって値段は前後します)、他の旅行者とシェアしたくない場合はこちらのチケットになります。コンパートメントの中には、プライベートシャワー&トイレが備え付けられています。

③シェアコンパートメント(3人用(男女別)or 6人用(男女混合))
一つのコンパートメントを3人もしくは6人の旅行者とシェアします。
今回私はこのチケットを買いました。本当は②のプライベートコンパートメントにして快適にしようとおもっていたけど、結果こちらのチケットで全然よかったです。他5人の旅行者とシェアではあるものの、朝の10時に乗り換えがあるため、実質寝る時間をシェアするだけ。(また、たまたま私が同席した他の4人の人は朝6時に到着するUmeoで下車したため、気づいたらいなくなっていました。)

ただ、事前に調べていたことと違ったのは、シャワーが使えると思っていたけど使えなかったこと。(サイトには共有シャワーがあると書いてありました)でももしかしたらそうではなく、私がサイトではなくストックホルム中央駅のインフォメーションセンターで購入し、3人部屋ではなく6人部屋のチケットだったからかもしれません。(シャワー浴びれないのはちょっとなと思いましたが、一日ぐらいは全然平気ですね笑)

④座席のみ(ベットなし)
一般的な電車の座席。若干席は広く新幹線みたいな感じでしょうか。横になって寝れないので長距離にはお勧めしません。乗っている人の層も若干異なる感じがありました。


全てのチケットの人が利用できる、軽食が販売されている車両があります。ただ、食べ物の種類は限られているため、乗る前に食事を済ませておくほうがよさそう。

チケットの予約はこちらスウェーデン鉄道「SJ」のサイトから。
https://www.sj.se/


ストックホルム中央駅から寝台列車の乗り方

ストックホルム中央駅から列車に乗ります。
乗り場は、駅にある掲示板を頼りに探します。

ストックホルム中央駅

掲示板をみると、「おそらく」12a番プラットフォームと書かれています。
「おそらく」というのは、予約したチケットにかかれていた行き先と時間が、掲示板のものと微妙に違ったこと笑
チケットには21:56発とあるけど、掲示板は21:59発。また、乗り換え地の「Boden C駅」を経由するルレア(Gavle Lulea)行きの電車に乗る必要があったこと。チケットには、経由地らしい地名(Nattag)がスウェーデン語で書かれており、掲示板にもその地名が書かれていたのでそれを頼りにしました。
(その後現地の人から教えてもらったのは、電車によっては乗り換え不要の場合もあるようです。曜日や時間によって異なるのでしょうか。)


駅には、トラック番号が書かれた看板が。12a番を探します。
駅から階段を降りて電車乗り場へ。

電車や地下鉄は地下フロア
エレベーターを降りて直進
12番トラックは左手側
Lulea行きの列車

20分以上前にホームに着きましたが、すぐ中に入れました。6人部屋のコンパートメントはかなり狭いことと、到着したらすぐにベットメイキングをするため、早めに入ってベットメイキングを済ませておくとよいかもしれません。

寝台列車の座席の乗り心地

寝心地は、(旅慣れているためのあるのか)そこまで悪くはなかったです。
というのも、ベットで寝るのは乗り換え地のBoden C駅まで。夜の22時から朝の10時までの12時間。長いようですが、列車に乗ったらすぐにベットメイキングして寝て、朝起きて朝ごはん食べて少しゆっくりしたらすぐに到着。
眠りは浅かったと思いますが、ひと眠りするには十分でした。

ただ、部屋はかなり手狭です。スマホやPCを触ったり、は寝ながらの姿勢ではないとできないぐらいの高さです。

食事用車両が別にあり、朝食はそちらで。レストランみたいなものではなく、食べ物はサンドイッチのような軽食のみ。PC作業したいときはこちらがお勧め。(ただ、朝ごはんの時間は人が多いので席を譲り合ったほうがよいとは思います。)

朝の10時にBoden C駅に到着し、乗り換え。次は、「Kiruna Navik」行きの電車。降りたプラットフォームの目の前に到着します。

乗り換えてからは、寝台列車ではなく通常の座席の電車でした。
軽食を購入し、車内でランチ。

ビーフシチューみたいなもの


降りるときに注意が必要なのは、Abiskoには駅が2つあること。
「Abisko Ostra駅」とAbisko Turiststation駅」があります。
私が降りたのは、宿がある「Abisko Turiststation駅」。国立公園の入口に近い方の駅です。
予定より30分ほど遅れて到着しました。


さてさて、無事にアビスコ国立公園へ到着。
この後は、アビスコ国立公園からキルナ市内への移動について記しておきたいと思います。


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