どこから来て、何をして、どこに行くつもり?

SEOは水物ですが、サイト内でのユーザーの動きを分析してCVOするスキルや、SEOにCVOを組み合わせるスキルはけっして水物ではありません。

このスキルを活用しつつ、その時代のトレンドに合ったSEOと掛け合わせる事で、アプデで死んでも復活できるアフィリエイターになれると思っています。

僕はYMYLの影響をモロに受けてサイトが全滅した経験がありますが、このCVOのスキルによって、今も専業アフィリエイターとしてGoogleと戦い続けることができています。

「ところでCVOって何よ?」って思う方は、ググらずに、ぜひ一つ前に書いた記事から読んで下さい。

今回のnoteは、そこでお伝えしていることを理解してくれている方が読み進めている前提で書いているので、その点は予めご了承ください。

では、さっそく意味不明なタイトル「どこから来て、何をして、どこに行くつもり?」の本題に入りたいと思います。



人の噂話より、データが大事だよ?

僕は、このnoteに限らず、Twitterやブログの方でも、一貫して「データが大事」といった話をしています。

特に、「コンバージョン(CV)に関するデータ」については、アフィリエイターのなかでも特にうるさい方かもしれないです。

例えば、、、

  1. CVしてるページはどこ?

  2. アクセスから何分何秒でCV?

  3. どこのアフィリンク(掲載位置)からのCV?

  4. どの素材(テキスト?画像?バナー)からCV?

  5. CVした素材の特徴(画像サイズやマイクロコピーの特徴)は?

こんな感じのことを時々Tweetしていますが、これらをしっかりと自分のサイトのデータとして管理する事が大切です。


このデータは、今回の記事のタイトルでいうところの「②何をして」「③どこに行くつもり?」の二つに大きく関わる部分です。

①どこから来て、
②何をして、
③どこに行くつもり?

本記事タイトル

①は一旦おいておいて、このまま、②と③をもう少し掘り下げます。


MCVした人=広告主のところに行くつもり

先ほどは扱っているデータが「CVに関するデータ」になっていますが、コンバージョン件数が少ない初期のころは、MCV(広告クリック:広告主LPへの送客)を軸に考えます。

どこの誰かは分からないけど、とりあえず、「広告主のところに行くつもり」の人の情報を集めるわけです。

「MCVした人=広告主のところに行くつもり」

そして、MCVした人が何をしていたのかGoogleアナリティクスなどで確認します。

  1. MCVしてるページはどこ?

  2. アクセスから何分何秒でMCV?

  3. どこのアフィリンク(掲載位置)からのMCV?

  4. どの素材(テキスト?画像?バナー)からMCV?

  5. MCVした素材の特徴(画像サイズやマイクロコピーの特徴)は?

これが分かれば、MCV最適化を行う事ができ、結果的にCV件数を増やせる可能性がグッと高まります。

ただアクセスを増やすのではなく、MCVするアクセスを増やすわけですね。


そして、CV件数が増えてきたタイミングで、分析の軸をコンバージョンに移し、CVOをしちゃえば良いってわけです。

ここで大切な事は、MCVしている人達が、「きっとCVするであろう人達」である事が大大大前提になります。


ところで、あなたは、どこから来たの?

「何をして、どこに行くつもり?」が意味している事をなんとなくご理解いただいたところで、ようやく、
「その人達はどこから来たの??」
って話に入ります。

その人(MCVした人)が、特定のページから流入していることが分かれば、
そのページが拾っているキーワードをサーチコンソールで確認すれば良いわけです。

ページ単位(そのページが拾っているクエリ)でしか分からないですが、そのページが拾っているクエリを使用する人達は、広告主LPに行くつもり(きっとCVするであろう人達)と考える事ができるので、このクエリは自分のサイトにとって最も強化すべきクエリといえます。

多くの場合、ニッチワード、ロングテール系のKWだと思うので、それを調べることができれば、「どこから来て、何をして、どこに行くつもり?」が分かるわけです。

クエリが分かれば最適化を進めていけるのですが、、、

そのクエリをサイト全体に対してCVOをするのか、カテゴリー単位でCVOをやるのか、ページ単位でCVOをやるのか?を考えます。

その他にも、クエリに対するペルソナ設定ができれば、ツールで関連キーワードを探したり、ズラしキーワードを考える事もできます。
例えばアクセス数が少なくても、サジェストを狙う価値がありそうですよね?

もちろん、これらのCVOは仮説検証段階なので、本当に効果があるか(CVするか)の分析は継続が必要です。

サラッとした説明で恐縮ですが、こんな感じで最適化を繰り返していくと、広告主LPへの送客率の高いアフィリエイトサイトが作られていくのです、、、がぁ、、、。
でもちょっと待って下さい!

ここで、よく考えて欲しいのですが、「MCVした人が、サーチコンソールで確認できる領域(つまりGoogleの検索エンジン)から来ている保証はどこにあるんだい??」となりませんか?

勘の鋭い方はすでにツッコミを入れていると思いますが、先ほどの説明は、SEO流入しかない事が前提のサイトでしか成立しません。


流入元がごちゃごちゃなデータの価値はゼロ

Twitterから見にきている人はココにはいないと思うので、はっきり言いますが、「Twitterからきた人は、最初からTwitterへ戻るつもり」のタチの悪いお客さんばかりです。

あなたが、ブログ仲間やライバルサイトをTwitter経由でアクセスするとき、その後はどこに行くつもりですか?

コンバージョンさせられるつもりなんてほぼほぼないはず。
むしろ絶対コンバージョンされてたまもんもんか!ってくらいの意気込みですよね?

ちょろっと記事をチェックして、

  • 自分より良い記事を書く人かどうかチェック

  • アフィリエイトしているかどうかチェック

  • どんな広告をはっつけているかチェック

  • ASPはどこだろうチェック

自分に置き換えて考えてみて下さい。
だいたいこんな感じですよね?

僕のサイトでも、Twitterからきた人達は、「サービス名」で設置したテキストリンクはクリックしないですが、「僕が使っているのはコチラ」で設置したテキストリンクはかなりクリックされます。
まさに、どんな広告をはっつけているかチェックをされている状態です。


もし、欲しい商品やサービスの紹介だったとしても、アフィリエイターならその人のアフィリンクから買わないですよね????

セルフバックにないかチェックしますよね?

そう、Twitterからきた全人類が、自分のチェック事項を済ませて満足すると、そそくさとTwitterに戻っていきます。

こんな人たちのMCVデータを分析して、サイトを最適化しているって考えたら恐ろしくないですか?

逆に言うと、Twitter流入からのアクセスからコンバーションしているサイトなら、目を向けるべきはGoogleの検索エンジンではなくTwitterなので、サーチコンソールをチェックしたりキーワードツールを使っている時間は無駄と言えます。

まとめると、「流入元がごちゃごちゃなデータの価値はゼロ」です。
むしろ、間違った方向に最適化を進めてしまう可能性すらあるので、サイト内のデータは流入元毎に分けて整理しましょうねというお話でした。


おまけ:自分で自分を迷子にしている人がいる?

似たような話になるのですが、Googleアナリティクスなどのデータ解析ツールを使う際に注意して欲しいのが、「自分のデータが含まれてはいませんか?」です。

IPアドレスで除外する設定はもちろんあるので、こちらは必須です。
でも、カフェやホテル、出張先などで作業する時に完全に自分のデータを除外できていますか?自分のスマホでチェックする時も大丈夫ですか?

また、動的IPアドレスの場合は、接続のたびにIPアドレスが変化するので、IPアドレスだけで除外設定している人は、収集したデータ内に必要のないデータが混在するリスクが高く、データの扱い方にかなりの注意が必要です。

リンクエラーがないかチェックしたMCVを最適化対象にしていたと想像したら恐ろしくないですか?


自分による自分のための自分対策

僕はシステムエンジニアではないので、本当に正しい方法かは正直分からないですが、アナリティクスのコードを、テーマ指定の入力箇所にではなく、
ヘッダーPHPに、下記のように直接記入することで対策をしています。

<?php if ( !is_user_logged_in() ) : ?>
<!-- アナリティクスコード -->
<!-- その他の解析ツールのコードも同様に -->
<?php endif; ?>

これは、
①WordPressにログインしていない人のアクセスは、
②アナリティクスコードを、
③その他の解析ツールのコードも同様に、
④ここまでを表記してね。
というような条件分岐の記載です。

これで、WordPressにログインしている人のアクセスには、アナリティクスコードが表記されていない状態になるので、ログインユーザーからのデータを収集する事がなくなります。


ごちゃごちゃのデータを後で整理する作業は面倒ですが、この方法ならWordPressにログインしている人のデータは収集されないので、データ処理の手間が大幅に軽減できます。

それに加えて、最初から想定されるIPアドレスもこれまで通り除外しておけば、しっかりと自分対策ができていると言えます。

この記事が、「自分のサイトのデータをちゃんと管理できるようになろう!」と思うきっかけになって頂けると嬉しいです。


今回の記事は以上です。

Twitterからアクセスして、ここまで読み進めて頂いた方々、本当にありがとうございます。
僕のアフィリエイトの実績に関するTweetしてみたら、過去最高のいいね数&フォロワーが急増したので、そのお礼を込めてnoteを書く事にしました。
途中、Twitterを愛する方々への暴言もあったかと思いますが、ここはグッとこらえて炎上させずに心温かく見守って頂けると幸いです。
あと、このnoteにとってのCVは、「いいね」とかフォローです。もちろん、最後まで読んでくれた方だけでけっこうですので、リアクションお待ちしております!
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


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