鴨川の自由さ

鴨川にはいつも、歌を歌う人、絵を描く人、読書する人やおしゃべりする人、ランニングする人など様々な人が集まる。
ときには見知らぬみんなが大合唱することもある。
こんなにも多様な人がいて、自由なことをしているにも関わらず、うるさい!!と怒鳴ったり、理不尽な喧嘩を始める人はほぼいない。

こんなにもカオスな空間が崩壊せずに成立しているのは何故なんだろう。

きっと、同じコミュニティという見えない一体感の中で、人々はゆるい家族のような、親戚のような、親しい友人のような感覚を感じるのだろう。そして、自分の好きなことをしているけれど、最低限の配慮、仲間に対する思いやり、愛・嫌われたくないという思い等から一定の秩序ある行動をするのではないだろうか。

一件、秩序だったところ。都内の車内や道端の方が、相手を規制しにかかるような行動が多くなりがちなのは、この一体感の欠如が関係している。なんとなく、そんな気がしている。