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2020年振り返り

気づけば2020年も年の瀬。

振り返ってみると、誰しもそうだけど新型コロナウイルス感染症の影響はどうしても大きく、そこから始めるのは妥当だと思う。

2月の他人事感

日記を読み返すと、2月のダイアモンドプリンセス号のときはどこか他人事で、3月の頭には大勢で美味しいものを食べに行ったりしていた。その一方で、店頭から食材やティッシュなどが消えていっていった。3月末には仕事がフルリモートになり、出かける理由がなくなっていった。

非現実的な4月

そして緊急事態宣言が出たのは4月7日。

外に出かけたい、誰かと過ごしたい人にとっては耐え難い期間だったのだと思う。自分はたまたまインドア派で、家にこもるのも全く苦ではなく、むしろ独りを好む性分なので問題なかったが、それでも状況への無力感に襲われることもあった。

Folding@Homeというサービスで、自宅PCの演算能力を研究機関に提供していると、少しは力になれているような気になれた。

たまたま、2月に自宅のモニターを大きなものに買い替えていたし、元々オフィスチェアーを使っていたので、在宅の勤務にも支障はなかった。5月にはモニターアームも買った。


半径500mの生活

5月には、ファンクラブに入るほど応援しているGRAPEVINEのライブツアーに行く予定が、延期になり、中止となった。

生活が半径500m(散歩をしてもせいぜい2km)に収まるようになり、天気の良かった4月と5月はオールナイトニッポンやJUNKなど、深夜ラジオをたくさん聞き(なかでもハライチ、オードリー、佐久間宣行、三四郎、伊集院をよく聞いた)、朝夕には散歩をし、夜は早めに寝た。

近所の個人経営のお店には、応援の意味も込めて、ひとりでランチに出かけたりした。なんとなくザワークラウトを作ってみたり、ぬか床を仕込んでみたりもした。

6月7月は長い梅雨で、8月になるとはっきり夏になり、10月になるとはっきり秋になり、12月になるとはっきり冬になった。誰かがスイッチを切り替えているような、季節のはっきりした年だった。


梅雨から夏の気だるさと将棋界

梅雨に入ってから夏の出口まで、仕事が進んでいるようで進んでいないような、気だるくて重たい時期だった。
延期されてこの時期に行われた将棋の第5期叡王戦は、千日手や持将棋が多く、七番勝負が第9局までもつれるシリーズで、自分の状況となんとなく重ねてしまった。

一方で、藤井聡太七段(当時)は、颯爽と初タイトルを奪取していった。
現在の将棋界で(どう低く見積もっても)五指には入る実力者の渡辺明棋聖(当時)からであってもタイトルを奪うのだろうとは思いつつも、どこかで渡辺明を信頼している自分がいて、決着したときには信じられないような気持ちだった。


秋の幸運

9月になると、仕事の都合もありたまに出社するようになった。場所が変われば気分も変わる。移動もエンタメなのだ。
10月、11月は、仕事の締切に追われていた。NuxtでSSGするサイトをリリースした。

GRAPEVINEの予定されていたツアーは中止になってしまったが、夏ごろからホールで50%程度の席数ならライブができるという状況になってきて、ホールのツアーが開催された。

チケットをファンクラブ先行で取り、仕事の区切りでなんとかいけたライブは、なんと席が最前列中央。ステージ上のアンプの音が聞こえる距離で、忘れられない日になった。


12月は、仕事が一段落した後ということもあり、一足早い年末のような気分で過ごしていた。ウイスキーの面が平たい瓶(バランタインみたいなの)を叩くの楽しいよ。


今年できなかったこと、来年やりたいこと

・シベリア鉄道旅行記
 ずっとやりかけになっているので再開したい。。
 来年完了を目指す。

・青空文庫新デザインのデモ実装
 今年3月くらいから関わり始めたけど、完了には至らず。
 こちらも来年の早いうちに終わらせたい。

総じて、手応えのあるいい年でした。

みなさま良いお年をお迎えください。


サポートありがとうございます。 面白いイベントに足を伸ばしたり、本を買ったり、ライブに行ったり、楽しいことに使います。面白かったことはまたnoteに書きます!