音楽を排除するタリバンを私たちは包摂できるのだろうか
アフガニスタンでイスラム主義組織タリバン当局が楽器や音響機器を燃やして処分したというニュース。
題材が題材なだけにフェイクかもしれないと考え、ほかのニュースソースも当たってみたところ、事実であるようです。
燃やされたは、ギター、ハーモニウム(ハルモニウム、送風装置のついた鍵盤楽器)、タブラなどのほか、アンプやスピーカーなど。
この行政処分を実施した地方自治体の勧善懲悪省のトップは、「音楽は道徳の崩壊を招く。若者が音楽を演奏すれば道を外れる」と説明しています。
アフガニスタンでは2021年にタリバンが実権を掌握。イスラム法のタリバン的な解釈で統治を進めています。
タリバン的な解釈によれば、音楽や娯楽は有害であるとしているため、生活からにそれらが消され、すでに音楽家やスポーツ選手が国外に逃れているという状況でした。
こうした状況がさらに“悪化”していることを示すニュースと言えます。
信教は自由であり、異なる宗教も包摂できてこそ多様性を認める社会──という“理想”を挫く話題なので、心がザワついています。
なにかこの問題を“消化”できそうな糸口が見つかりそうなニュースと出逢ったら、また取り上げてみます。
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