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チェンジリング───結婚とな永遠か、または、無責任か

結婚が数少ない時代。この時代、結婚とはチェンジリングと呼ばれた。結婚。するか?しないか?または、出来ないのか。

私はここに例外たるチェンジリングの英雄達の話を書こうと思う。もし、あなたがチェンジリングを試みる、または、無理だと思うなら。あなたは生涯結婚をしないだろうか。それとも、簡単に結婚を試みる英雄になるだろうか。私はこの小指に誓う。小指でタイプされた、この物語の結末を見届けたい。

老人の独り言と思ってくれても構わない。それは、きっとあなたが若いからだ。
私はチェンジリングを始めて156年。生まれてから168年経つ。年寄りの溺れだ。

チェンジリング、その奇跡はある二人の若者が不注意で結婚式場で遊んでいたところ、たいへんな目に遭っているの目撃され、
研究されたことから、始まる。
男の名はアナベル。女の名はまりあ。スイス人と日本人の夫婦だった。しかも、まだ、たった、アナベル7歳。まりあ5歳だった。
いまも、彼らは現存している数少ない夫婦の一組だ。
さぁ、物語を始めよう!今日はチェンジリングには適さない土砂降りの雨の日だ。私ももう、陽の光をあまり、浴びていない。太陽はどこへ行ったのだろう

チェンジリング、アナベルとまりあは意識を失った状態で小指が繋がった状態で熟睡していた。失神かと思われたが、よく寝ていた。
二人は他の遊んでいた子供たちにより発見され、病院に送られた。何故、小指がピッタリ繋がった状態なのか、また3日か後には伸縮自在の羽が背中に1つずつ、生えてきた。それは、1週間後にはかなり大きくなり、最初は身体に折り曲げることが出来なかったが、どういう訳か身体に収めることが出来た。1ヶ月後にはアナベルとまりあは片翼ずつの、天使になった。アナベルは左に立ち、まりあは右手に。アナベルは左に羽が生え、まりあの背中の右側には羽根が生え、最初は飛べ無かったが、練習する内に半年で空を滑空するようになった。
世間では大問題になった。
アナベルとまりあは天使なのか。生殖は可能か(増やすことは可能かどうか、また生殖して増やすことは善か悪かめちゃくちゃ議論は紛糾した)、小指は剥がれ無いのか。メスで切ったり、チェーンソーで切ろうとしてもビクともしなかった。


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