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フロントグリルが魅力的な車の割合が増えてきたでのメーカー別のデザインのトレンド追跡

最近は、海外の自動車メーカーに負けじと日本の自動車メーカーが開発した車両においても、フロントグリルのデザインが主張を強めて個性的になってきたので、「この車のフロントグリルはカッコいい」などと思える魅力的な車の割合が増えてきました。

各メーカーが採用するフロントグリルのデザインの特徴とトレンドを追跡していきます。

フロントグリルデザインのトレンドは大型化 / デザインアイコンとしての意味合いを強めてきた

フロントグリルを設置する目的は、編み目構造をしている部分から空気を取り入れてエンジンを冷やして作動効率を上げる、各メーカーのオリジナリティーを発揮させるデザイン的なアイコンとしての役割を与えるためです。

最近はラグジュアリーな自動車メーカーだけではなくて、大衆車を製造しているメーカーもフロントグリルを大型化させて、メッキ加飾を施すなどして存在感を強めています。

フロントグリルの大型化は、空気抵抗等の上昇を招くので、エンジンの動作性のアップにつながるという訳ではありません。つまり、フロントグリルの大型化は、他ブランドとの差別化を鮮明に行うために実施しています。

フロントグリルのデザインには各社の歴史も刻まれている

フロントグリルのデザインは、幾何学模様を組み合わせて美しさやインパクトを追求しているのではなくて、各社の歴史も刻まれていたりします。国内外の自動車メーカーが採用しているフロントグリルの特徴を紹介します。

レクサス スピンドルグリル

アッパー部及びロアー部にプロポーショナルな台形を配置させて、全体としては砂時計のようなシルエットを完成。ロアー部の方がワイド設計である

トヨタ キーンルック

2代目オーリスから採用されているV字型によってキーン(鋭利)なポイントを設けて、全体では立体感による拡がりを演出している。

マツダ 5ポイントグリル

中央に配置させるエンブレム・翼をイメージさせるシグネチャーウイングとの親和性の高い五角形のデザインを採用している。

日産 Vモーショングリル

エンブレムをアルファベットの「V」をモチーフとしたフレームで囲む。新型リーフからはグリルが大型化されて、視覚インパクトをアップさせた。

スバル ヘキサゴングリル

スバルが6つの会社が連合した歴史を六角形で表現。グリル内に配置されている水平メッキは、ルーツとなる航空機メーカーを意識したもの。

三菱 ダイナミックシールド

アウトランダーで初採用。左右に弓型で対称的なワイドなメッキを配置。衝突時の安全性アップと、フロントマスクのワイルド化に貢献している。

BMW キドニーグリル

ドイツ語で腎臓を意味しているキドニーが名前の由来。左右均等・同デザインのグリルを配置させる。ブランドアイコンとして世界的に知られている。

アウディ シングルフレーム

フォーリングスエンブレムを、SUVなどの車種に合わせて、上部・下部・左右両端部の辺の長さ・フレームの太さを変えた六角形にフレームで囲む。

アルファロメオ 盾形グリル

シールドのように見える逆三角形の形状が特徴的。車種に合わせて、逆三角形の面積や、角度を調整した完成度を高めている。

ジープ 7スロットグリル

等間隔に同じサイズの細長い穴を形成させて、7つのスロット部を設ける。丸型ヘッドライトとの相性も良くて、世界中で親しまれている。


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