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友達に投資について教えて!と言われた時に回答する用レジュメ(東京20代男性の資産運用戦略)

ドラえもん〜、困ってるんだ!助けてよ😭
たたたたったたー、カネー💸

もともと新卒金融だったり、色々調べる→挑戦することが好きなことから金・投資の知見が人よりも多そうということで、金・投資の相談をよく受ける。

たられば娘第5巻

「んなこと語れたら今頃億万長者してるわ」とか思いながら、一方で自分の考え方ややっていることを共有するのはありかなと思いまとめます

結論(S&P500しろっていうくそおもんない答え)

普通の友だちに勧める資産運用方法(生活周りのお金系全般)

  • まずは口座に10万貯める

  • それ+αは全額NISA(投資信託人気どころ)上限までぶち込む(たぶんこれで余剰資金全部になる)。そして忘れる。

  • ふるさと納税はする

  • クレカはLineカード

前提(労働しろ。)

労働に集中したほうが良い。資産運用しないと!とか一発当たるかも!とか変な浮気心は捨てたほうが良い。そんな暇があるなら本業に集中して、スキルアップ→転職して給料上げるなり、残業したほうが金は増える(副業も基本ネガティブのスタンス)

資産運用にリソースを割くべきなのは
・資産運用に興味があって、面白いと思える。きちんと勉強して、判断ができる。時間がある
・タネ銭がある(感覚値500万以上)
上記2要素のうち1つ以上ある人のみ。

そのこころは
・下手に手を出すと溶ける。普通にしてても減ることはある。それでも継続してやり続けられるモチベやメンタル、座学や経験から知見を積み上げていき勝率を上げる胆力がないと不幸
・投資は利回り(タネ銭の〜%)で考えるのが基本なので、一定額のタネ銭がないとそもそもリターンの絶対額が大きくならない。勉強したり、調べたりするコストは同じなので、それを踏まえると小銭稼げても割に合わない(タネ銭小×利回り<学習や調査のコスト)
・タネ銭いくら以上でなければ参加できないゲームがある(ロットでかいやつ)

本論(脳死投資家へのすゝめ)

その上で相談されるケースの90%は、余剰資金の投資(脳死(調べるのだるい。手続きだるい)でかつ心穏やかにできるお金の増やし方)だと想像し、結論でのべた資産運用法に

  • 運転資本として10万は最低口座に入れておく。私の周りは多重債務者が多く、預金も数百円みたいな人が多いのでまずはここから言及する。10万は最低額で、感覚的に30万くらいが丁度いい気がする。前月キャッシュ+給料→クレカ支払い→翌月キャッシュの流れで支払いが滞らない程度に金を入れておく

  • 投資対象はNISA枠の投資信託(S&P500など人気どころ)一択。

    • 理由は以下三点。

      • 税金分利回りがほか投資よりも良い(めちゃくちゃでかいアドバンテージ)

      • 投資信託の王道どころは他の投資対象と比べてリターンぼちぼちで大損もしない

      • 考えなくて良い 

      • ※リスクリターンの塩梅がちょうど良い印象。一定額入れて数千数万儲かった!を求めるのに最適なイメージ。不況くるかもしれないが、一方で日和った投資で手応えないのもなぁの落とし物と

    • そしてポイントは忘れること。

      • 投資信託の投資は複利を効かせなければ満足できるほどに増えない

      • 短期的な上下に精神の安息を邪魔させない

  • ふるさと納税はする。2000円で数万円分の食費が浮く。投資ではないが、投資に置き換えてみると100万投資して5%の利回りで5万儲かる(普通)のと同じ金額稼げたみたいなイメージと考えるとやるしかない。ふるさと納税の手続き(申請額の目安確認・商品注文・申告)さえできないやつは何やってもダメ

  • クレカはLineカード。

    • シンプルに年会費無料で還元率1%が強いから。年間消費額×還元率−年会費の額がクレカで得する金額なわけだが、

      • 還元率および還元ポイントの使いやすさ

      • 色々な特典(空港ラウンジ利用やホテル宿泊など)と年会費のバランス

    • 還元ポイントの用途や年会費特典がきちんと自分のライフスタイル(消費スタイル)と相性が良ければそれでも得になるわけだが、そうでもないケースが多い気がする。よくある不幸はSPG Amexなどのケースで、旅行好きじゃない人にとっては無用の長物。芋がキラキラに憧れて使うとシンプル不便。

    • LINEカードはLine Payで使えるポイントが貯まる。その他楽天カードやAmazonカード、Paypayカードも同様の理由ですすめている

一般的な資産運用先概観(脳死投資の場合想定)

  • 株式投資(個別株)

    • やめとけ。どの株が上がるかわかるならヘッジファンド転職しろ。

  • 投資(投資信託)

    • 王道以外やめとけ。王道以外でチョけた投信行く上で渋いのが手数料の高さで、手数料で数%変わると利回りが全然違ってくる。

  • FX

    • やめろ。レバレッジをかける?死ね。

  • 不動産

    • やめろ。ワンルーム投資?それは地獄へのチケットや。節税?お前絶対確定申告だるなるやろ

  • 生命保険

    • 投資(利回りを期待する)先ではない。安心を買うとか家族への信頼を買う的な意味ではあり。期待値的には絶対に損する商品(それが保険のビジネスモデルで、その損する額が安心の値段)なので儲けたいなら選択肢ではない。

    • アホな営業がアホな客に保険にも入れてしかも儲かります!とか説明しているが、それは後述Appendixの損(機会損失)に該当してる。ある種の詐欺ではと思う。一方でタンス預金を金融市場に出してくると言う意味では必要悪かもしれない。プルゴリの営業は後学のためにみな機会があれば受けるべき。トップ営業マンが垣間見れる。(いい意味でも悪い意味でも)

    • 入るなら都民共済とかいいらしいよ

  • 仮想通貨

    • やめろ。おもろいけどやめとけ。

脳死投資を想定していたが、きちんと勉強したり、皆の知らない情報が手に入ったり、自信があったりするのであればやるのもあり。全然一発当ててる人もたくさんいる。

例えば不動産とかはその良い例で、Suumoとかで頑張っていい物件探す→数年後売却したら数百万儲かったとかは身近な事例として聞く
原則論として
・不動産は賃貸収入が収益
・減価償却費と借金の利息及び維持費が費用
・売買時に手数料等がどっとかかる
・借入ができる(レバレッジ)
・節税
がある。
そして
・不動産市場は”市場”といえど、完全市場(情報が行き届いている)からは程遠く、かつプレイヤーのステータスも様々
・そこで市場の歪みが発生する(小粒案件には法人が入ってこない。強強な個人や法人が勝者総取りできるわけではない。特殊事情が発生するなど)
という環境がある
それらに加えて
・マクロ不動産価格の上下(インフレ・デフレなど)
・ミクロ不動産価格の上下(再開発など)
があったりする
そこで
・年利数%の手堅い投資だが、タネ銭がでかいので金が残る(借入かつ金利が低い)
・いい案件(割安)も頑張れば見つかる可能性がある
・家賃収入+資産の含み益(評価の上昇)が出る
が重なれば儲かる。
ただ一連の作業について地道にエクセルに案件のロングリスト作ったり、休日返上して内見行ったり、銀行と交渉したり、色々大変なので脳死投資家には向いていない。

非一般的な投資運用先概観(この記事の読むべき所)

  • ギャンブル

    • やるべき。理論上絶対に儲からない。しかし、趣味として楽しいし、友だちもできる。脳汁が出るように仕組み化されているので最高のエンタメ。投資ではない。趣味(ガチオブガチなら勝機あり。プロポーカーやプロパチンカスで稼いでる奴がおり、論理的に勝ててる。ただリサーチや勉強、訓練が必要)

  • 友達への高利貸し

    • やるべき。人間関係深まる。金を貸すときに何を考えないといけないか真剣に考える(担保とるか・期限と利回りは・飛んだ時どうするかなど)。3ヶ月の財務新人研修より10万友達に貸すほうが”こころ”で勉強できる。おもしれーおとこに一歩近づける。中1からのべ200万は貸してきた僕が言うんだから間違い有りません。有利子負債は友達の価値(勝ち)も引き上げます。

  • 胡散臭い投資

    • やるべき。たぶん損する。世の中の解像度があがる。セールスからは人の気持ちの動かし方とかマーケからはリアルな大衆とか透けて見える。

  • M&A(会社を買う)

    • (興味があれば)やるべき。多分、損する。大前提としてM&Aは健全な投資。一方でスモールM&A(手が出せる範囲でいうと500万以下とか?)の案件は基本しょっぱい。手数料が案件サイズに対してバカ高い&その規模の案件なら自分で作れる説。ただ簡単にビジネスオーナーになれるのでおもしれーおとこに一歩近づける。

    • やるべき。家に金の延べ棒あったらテンション上がるやろ

  • ロレックス

    • やるべき。時計の殺し合いの螺旋から降りれる。

  • レゴ


参考)村上くんの投資ポートフォリオ

  • 自分の会社:70% 自分の会社の成長率がほかよりも低いなら(高くなると信じられないなら)、そんな事業やるべきじゃない

  • 仮想通貨:5% ぶち込んでおくことで関心を向ける目的

  • 友達への高利貸し:5% 優良取引先が1件

  • NISA:10% 会社員時代にぶち込んだやつ。書いたそばから忘れよう。

  • 現金(預金):10% 生活の運転資本

その他

  • 生保:入ってない。安心にイマイチ価値を感じない(リスク許容度高い)し、病気・事故ならんし、なったら基本保険の範囲で耐えて、耐えへんかった分は頑張るだけ

  • クレカ

    • Visa:LINEカード(基本。1%還元。LINE Pay使う&明細確認の通知が楽)

    • Master:Paypayカード(予備。1%還元)

    • 以下は非日常使い。年間10万以上使うサービスで還元率が上がる系は契約→登録→封印。

      • Visa:Bic Camera Suica(Suica課金専用。1.5%還元)

      • Master:Amazon(Amazon専用。2%還元)

      • JCB:DMM(FANZA専用。4%還元!)

※楽天カードは審査落ちしました。政府系金融機関で働くスーパーエリート時代でも落ちました。多分同姓同名の反社がいます。ふわちゃんの弟と睨んでいます

総論(最良の投資先は自分株式会社では?)

  • 儲けるための投資は

    • 脳死投資家:投資信託

    • 頑張る投資家:株・不動産・仮想通貨etc…全部チャンスある

  • 金銭以外のリターン(おもろさ・趣味)を見つけて勝確の投資化(儲かっても儲からなくてもHappy)する

  • 自分株式会社の想定利回りが他の投資先よりも低い場合は資産運用、高い場合は自分に使う(前者なら死んだ方がいい)

  • https://sp.nicovideo.jp/watch/sm9521882

Appendix

損てな、6種類あんねん

損の定義って実は多様で、全損、未実現の損(塩漬け)、機会損失など色々切り口がある。これを頭に入れておくかどうかでお金周りのレトリックによるトリックが少し見抜けるようになる。また投資のタイプの検討(リスク許容度の検討)も深まる

  1. 元金の全額が返ってこない

    1. 全額スッたやつ。ギャンブルや投資詐欺など。1ロットの大きいせどりで仕入れて売れないとかもこれ。

  2. 返ってはきたが、元金全額ではない

    1. 株式投資や不動産投資では全然あり得る。1ロットが小さいせどりで仕入額よりも売れなかった時とかもこれ。

  3. 元金と同額

    1. なんもしてなかったのと同じ。その金でほかのことできたのにという後悔が残る

  4. 元金にプラスして返ってきたが、その他の安牌に投資してたら得られたであろうリターンよりは少ない

    1. 安牌:リスクフリーのもので、金融業界とかやと国債の利回りとかを想定したりする(国債買ってたらこれくらいは最低儲かる。国は潰れない前提)。庶民なら銀行預金?

  5. 元金にプラスして返ってきたが、検討していた他の高利回りのものに投資してたら得られたであろう金額より少ない

    1. 投資信託とかであれば年利数%が見込まれるので、それ以下のリターンやった時は投資信託買っとけばよかったとちょっと増えても後悔する(眼中に入れないという手もある)

  6. 元金にプラスして返ってきたが、想定していたリターンよりは少ない

    1. 例えば10%儲かる前提で、他に8%儲かる投資信託はあったけどこちらを選んで、結果9%儲かったとき。最上の選択やんけという話やが、例えば10%儲かる前提で、9.5%の利息で金を借りていたら損になる。個人では基本起き得ないが、金融界隈では起きる


自分で勉強しよう。そしてその際は胡散臭い投資スクールや専門家の話を聞くのではなく、まずは王道どころでいこう。

東証資料:めっちゃわかりやすい

金融庁資料:高校生でもわかる〜くらいがちょうどええ。自分もこれレベル

インベスターZ他三田先生の本:面白くてすごく参考になる

カイジ:金は命よりも重いんだ



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