蒼鉛

リモートワーク中の都内に住む会社員。 猫と植物を愛するがアレルギー体質という壁がある。

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リモートワーク中の都内に住む会社員。 猫と植物を愛するがアレルギー体質という壁がある。

最近の記事

インターネットカフェとシェアハウス

上京してすぐは住む場所がなかったので、数週間は新宿付近のインターネットカフェを転々としながら仕事を探した。 最後に泊まったインターネットカフェは鍵付きの完全個室で足を伸ばして体を横たえられる広さがあり、数百円で洗濯機やシャワーも使えるなど生活するには問題なかった。 一度だけ警察が来た事があり、どうやら同じ階の利用者が誰にも看取られず亡くなったようだった。自分と似た境遇だったのかもしれないので、見ず知らずの相手とはいえ切なくなった。 賃貸物件を借りるなら職場の近くが良い、だ

    • ブラック会社を辞めて上京

      地方でも、ホワイトな会社も一応存在した。 前回の記事では主にブラック会社について触れたが、その後は老人ホームの介護職員(正社員)、途中から冠婚葬祭業者(パート)とのWワーク、花屋(アルバイト)を経験した。 各社の給与は下記の通り。 ブラック2社(正社員) 時給に換算すると200~350円くらい-接待の飲食代(自腹)-休日出勤・社長送迎のガソリン代(自腹) 介護職(正社員) 地方の最低賃金+30分単位の残業代+夜勤補助手当3,000円/回 冠婚葬祭業者(パート) 地方の最低

      • ブラック会社の備忘録

        地方、特に田舎は仕事の選択肢が少ない。 農業や介護職は売り手市場であるし、市街地に出れば飲食業や娯楽関連の仕事もあるが、そもそも消費者が少ない。 消費者が少なければ当然賃金にも反映される訳で、地元で介護職に従事していた当時の賃金は正社員でも最低賃金の670円程だった。 地方のホワイトな会社は基本的に人が辞めず頻繁には求人募集しないので、実力も学歴もコネもない求職者向けには必然的にブラック寄りな会社が残る。 ハローワークで検索してもフルタイムの給与が都心の生活保護費ほどの額な

        • これまで

          死ぬまでが人生なので偉そうに語ることはできないが、まずは私が今まで生きた数十年について書いてみる。 私の実家は九州の熊本にあり、27歳の誕生日に上京するまでそこで過ごした。家族は母方の祖父母、両親、私と妹の6人が当時は同居していた。 地元は絵に描いたような田舎で、コンビニまで徒歩1時間かかるような環境なので若者は車がなければ生活はできない。地元で農業以外の仕事は選べないから若い人は出ていき、産まれる子供が年々少なくなって私の通った保育園は十年以上前に閉園した。 地元にあ

        インターネットカフェとシェアハウス