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初めてギターを弾いた時のこと

初めてギターを弾いたのは15歳の時だった。


「1ヶ月毎日noteを更新する」と決めてから八日目がたった。
読み返すと自分の想いだったり、
ただの一日のことをいつもと違う文体で書いたり、
ライブレポートだったりという具合に、
いい感じに内容がバラバラ。

内容というよりは「自分はどんな言葉で、どんな風に書くのが好きなのか」「自分らしい文体、表現というのはなんなのか」という部分を発見したい。
後は、どんなことでも書くスピードが上がればいいなと思ってやっているので、そういった部分もちゃんと意識して書いていこうと、一週間経ったので、「目的と意識」を改めてここに書いておく。「自分のために書いてる」という部分も忘れないこと。

「こんなことについて書いてみてほしい」という
リクエストを貰った。
今のところ二つもらったので、今日はそのうちの一つ、
「初めてギターを弾いた時のこと」を書いていこうと思う。
ちなみにもう一つ頂いたお題は、「向日葵について書く」


僕は子供の頃から、たまらなく音楽が好きだった。



…というわけでもない。
当時(小学生)は今よりも、
もっと緊張しいで恥ずかしがりだったので、
人前で歌うなんてことはしなかった。
というか歌などに限らず「人前で何かをやる」
なんてこと自体が、
一切したくなかったしできなかった。

授業中、手を上げるなんてもってのほか。
毎月、出席番号に近い日付の日は指されてしまうので
たまらなく憂鬱だった。
(あれやる先生、法で裁いたほうがいいと思う。)

「クラス会で劇やります」なんてなった日には
あの手この手で休もうとしていたし、
それが無理な時は早退しようとしていたし、
それも無理な時はとにかく、
その時間だけ保健室に居るという
苦肉の策をとっていた。

特技、「体調不良と早退」と
プロフィールに書いてもいいくらいだったと思う。
まぁ、基本的には毎日あの手この手で休もうとしていたんだけれども。

でも、そういえばなぜか
国語の音読だけは最初から出来ていて
(ちゃんと心臓はドキドキしてたけど)
それはなんでなのか今でもわからない。
いつか考えてみよう。

…とにかくそんなひっそり暮らしていたい少年だった。
ひっそりが好きなのは、今もだけど。
音楽に触れるのもテレビでたまに見る音楽番組か、ゲームやアニメやドラマの主題歌、そのBGMくらいだった。ドンキーコングのBGMいいなとか、
ポケモンの自転車乗ってる時の曲好きだな。とか思ってた気がする。

そういえば、「たま」の記憶が小学生の頃からある。Mステで「この年の流行の曲!」といった特集ががたまにあったんだけど、「さよなら人類」がどう足掻いても(?)流れてくるので、その度ふわっとした目で見ていた…のだけれど、やたらと頭に残ってもいた。(数年後、TUTAYAでたまのアルバムを借りたにも関わらず、一年ほど「さよなら人類だけをリピートする日々」が始まります。)

自分で最初に「聞いてみよう」と音楽に触れたのは、
中学二年生か三年生の時に当時、着うたフルみたいなやつで買った
Aqua Timezの「決意の朝に」だったと思う。
理由は「周りが聞いてたから」
その時は、歌詞に意味があるということも知らなかったし、
「天体観測」をなぜかスキマスイッチの曲だと思ってた。

というような、からっきし音楽に触れてこなかった、ギターの片鱗なんてどこにもない生活だった。じゃあ、こんなやつがいつ頃、何が理由でギターを始めるんだよ???ということなんですけど、
簡単に説明すると、ギターを始めた理由は祖母です。

うちの祖母は道徳の教科書全部燃やして大人になったんか?ってくらい
とにかく、性格が悪く野蛮で僕はもう本当に、
DNA単位で気が合わないんだけど、そんなんが家の中にいつもいるわけ。
僕は基本的に争いを好まないのですが、ただ暮らしているだけなのに、
いつもわけわかんない角度から狙撃してくるので、辟易として過ごしていました。

そんな時、僕はこのおばあさまが、ギターを始めたという噂を聞いたわけです。何かと始めたがりなのは知っていたので、
(はえー、今度はエリック・ババプトンにでもなるんか)とか考えていたんですけど、ここで僕に天啓が。



(これ、自分もギターを始めたら仲良くなれるのでは…。)


僕らが握るべきなのは銃じゃない。ギターだったんだ。
と、若干15歳で、ジョンレノンと同じ答えに辿りついた僕は
この「僕とばぁばの365日戦争」に音楽の力を持ってして
終止符を打つべく、音楽教室を探し、ひっそりと通うことに。

なんかよくわからんけど、YAMAHAに行っておけばいいんですよね。
というノリで、ヤマハの一番安いギターを買い、
そのままYAMAHAの教室へ。
僕を担当してくれていた先生は
30分しかレッスンがないのに、
そのうち20分くらいをベロ出しながら延々とソロを弾くという
イカれポンコツティーチャーだったのですがまぁ、それはまた別のお話。

というか、当時は(ギターのレッスンってこんななんだ)
と本気で思っていた。見て覚えるんだ的な。
まぁそんなこんなで通い続けてたんですけど、
一年後くらいに、おばあさまが3ヶ月くらいでギターを辞めていたことが判明し、僕の体にギターだけが残ったというわけです。


世の中には、こんな意味のわからんギターの始まりがあるんです。


ここから僕が曲を作ったり、人前で歌い始めるのに、
8年かかってます。
なぜなら緊張しいで、恥ずかしがりだから。

というわけで、
「ギターの始まりの話」でしたー。
ちゃんちゃん。









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