メルセデス・ベンツがSSABと提携し、化石燃料を使わない自動車用スチールの研究を開始
スウェーデンの鉄鋼メーカーであるSSAB社は水曜日、ダイムラー社のメルセデス・ベンツと提携し、化石燃料を使用しない鉄鋼を自動車生産に導入し、来年にはボディシェルのプロトタイプ部品の生産を予定していると発表しました。
SSABは、鉄鉱石を原料とした製鉄に従来必要とされていた原料炭を電気と水素で代替するHYBRITシステムを用いて、2026年に商業規模で脱化石鋼を市場に供給することを計画しています。
グリーン・スチール・ベンチャーのHYBRIT(Hydrogen Breakthrough Ironmaking Technology)は、SSAB、スウェーデンの国営電力会社バッテンフォール、スウェーデンの鉱山会社LKABの3社が共同で設立した企業です。
メルセデス・ベンツは、2039年までに新型乗用車のバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル化を目指しています。
SSABは、6月にボルボ・カーズと提携し、自動車産業で使用する化石燃料を使用しないスチールの開発を共同で検討しています。
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