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「あれっ?」印象に残るデザインとは

こんにちは。ADWAYS(アドウェイズ)のデザイナーのmidoです。
今年は暖冬で温かい日にうっかり真冬の格好で歩いて大汗をかいたりしています。
さて、今回はそんな通勤路でデザインについて少々考える事があったので、そのことについてお話したいと思います。

「なにこれ?」に隠された引力

私がいつも通勤時に通る道にけっこう古い感じの美容院?があるのですが、窓のところに手書きのポスターがあり季節によって内容が変わったりしています
しかしこれがお世辞にも上手いとは言えず、ちょっと言葉を選ばずに言うと「小学生の発表物かな?」というクオリティなのです。

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「仮にも営業している店なのだから、もっとちゃんとしたデザインにすればいいのに……。」と思いながら毎回眺めていたのですが、
ある日、ふと気づいた事がありました。

もしこれが本当に「ちゃんとしたデザイン」だった場合、恐らく多くの人は目にも止めず誰の印象にも残らないのではなないか?と。

あえてそうしているかどうかはわかりませんが、デザインされた広告が溢れている街中で小学生の発表のようなポスターがあることで「なにこれ?」と思わせる事に成功していると言えるかもしれません。

またある日、ツイッターでこんなツイートを見かけました。

ポケモンのデザイナーさんは、整ったデザインにあえて「格好悪い部分」を付け足す、というお話です。
それをする事で人の印象に残るデザインになる、と。

画像の対談で話されていたミジュマルは↑こんなキャラクターなのですが、確かに頬のブチが無いほうが整っています。
あえて「心にひっかかる部分」を作ることで印象に残るキャラクターにしているんですね。

また、どこかで見かけた話なのですが、Twitterでバズるツイートというのは「なるほど」と思わせる内容よりも「一言いいたくなる」内容のほうがバズりやすい傾向があるそうです。

それはツッコミであったり、称賛であったり、はたまた批判であるかもしれません。

しかし、「なるほど」とその場で流されてしまうツイートより何か一言コメントしたくなる、そういうツイートのほうがバズるという事なのでしょう。
そんな事をぼーっと考えながら冬道を通勤しているmidoなのでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私たちが常々広告のデザインを考えるにあたっても
「人の印象に残る」ことはとても大事なことだと考えています。
その方法の一つとして「あえて」カッコいい、キレイなデザインを一点崩してみるとか、人に「あれっ?」と思わせる部分をつくる。
そうすることで、より広告効果を高められるのではないでしょうか。

今回は「あれっ?」の違和感に着目してみましたが、 にも実は裏で様々な戦略が 練られている広告。
私たちクリエイター チームのお仕事も少しですが、掲載しております。
興味のある方は、是非のぞいてみてください。


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