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月刊プレイリストボーイ2023年6月号

【今月のプレイリスト】


1.あじさい橋/城之内早苗
小動物ガオの会員番号17番、城之内早苗が特技だという演歌をガチ歌いしたソロデビューシングル。一発で惚れた。当時自分は中学生。いろいろ多感な時期ではあったが、歌声で射精しそうになったおニャンコメンバーは彼女だけだったな。

2.I Can’t Stand The Rain/
アン・ピープルズ

ハンブルパイのcoverも悪くないが「レイ〜ン」の裏声が誰よりもcoolに決まっているのは本家。ここまでBluesとSoulのテイストが均等配分されてる曲は意外にないと思う。イントロのポコポコ音も良い。あれは何の楽器だろか。

3.結婚行進曲/小島麻由美
他人の結婚式は表層的な祝福の薄皮一枚下に悪意が蠢いてるものだ。「一族の血を決して絶やさぬように」とか、今だとちと際どいかも。ジューンブライドって最近でもいうのかな。

4. The Watcher /ドクター・ドレー
映画「クリードIII過去の逆襲」の初っ端、悪ガキ時代のアドニスとデイミアンの登場シーンで流れた曲。

5.Tende/ブラー
映画「アフターサン」で、カラムとソフィがバルコニーでチェスをしてるシーンで流れてた曲。見間違いでなければあの時ソフィ(11歳)は父・カラムのビールを少しだけ飲んでたと思う。サビの「come on, come on, come on get through It(カモン!それを乗り越えるんだ)」でレコードの回転数が落ちたようにピッチダウンするところが不思議なトリップ感をかもし出していた。

6. Losing My Religion /R.E.M.
これも映画「アフターサン」から。ソフィがリゾート施設のカラオケ大会で歌った曲。カラムの好きな曲だから歌ったのに、明らかに彼の神経を逆撫でしている。それはソフィの音痴のせいだけではなさそうだ。あのシーン、好きだな。

7.Under Pressure/
クィーン&デヴィッド・ボウイ

前からそこそこ好きではあったが、映画「アフターサン」のクライマックスのダンスシーンでより特別な曲になった。歌詞のひとつひとつがカラムの心の声とオーバーラップし、昂揚感がピークに達する手前で「This is our last dance(これが最後のダンス)」のリフレインがプツリと切れる。今思い出しても鳥肌たてながら泣ける。

8. Road to Joy(Dark-Side Mix)
/ピーター・ガブリエル

毎月、満月の日ごとに新曲を配信しているピーガブ。この企画で発表された曲のなかで個人的にベスト。「Kiss That Flog」あたりを彷彿とさせるエキゾファンキー。トニー・レヴィン、マヌ・カチェの鉄壁リズムがたまらん。加えてチャド・ブレイクのミックスがもうーたまらん!


9. El Cuarto de Tula(Live)/
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

気温と湿度が上がって来ると無性に聴きたくなる。ネットリした熱気をより感じるライブバージョンで。

10.結局 雨が降る/井上陽水
ここまで意気揚々とビートルズしてる陽水ってレアかも。

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