見出し画像

RecRoomで学ぶ日本語

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、Facebookで僕の友達になっている方はご存知かもしれませんが、僕はときどきVRでレックルーム(RecRoom)というアプリの中のゴールデントロフィー(Quest for the golden trophy)というゲームをやっています。

これは僕のプレイ動画ではありませんが YouTube で探すとこのようなものがたくさん見つかります。

このゲームはジャンルとしては「FPS」というものです。FPSはファーストパーソンシューティングの略で、要するにプレーヤーが自分の視点から敵を撃つタイプのものです。ミリタリー系のリアルなゲームはその暴力性を心配する人もいますが、このゴールデントロフィーは相手がゴブリンやその他のファンタジー系のNPC(人間のプレイヤーが操作するアバターではなくて、プログラムによって動くキャラクター)で、しかも木製カラクリ人形のような演出になっているので、そういった心配はほとんどないと思います。ちなみに撃つのも銃ではなくて、ゴム弾の弓です。もちろん流血などもありません。

どうしてこのゲームを習熟したいのかというと、ゴールデントロフィーはRecRoomで一番簡単なゲームと言われていて、しかも国際交流の場としてすごく効果的なのではないかと思うんです。

上の動画でも分かりますが、4人のチームを作って参加することもできます。そしてその4人は世界のどこからアクセスしてもいいのです。例えば日本人2人とインド人2人のようなチームを作ることができる訳ですね。

そしてこれはゲームなので、「ゲームをクリアする」という一つの大きな共通する目的があります。交流を目的に何かをするというよりは、一つの共通する目的のために団結しなければいけないのです。価値観の違う人同士で交流するには、こうした環境の方がいいと僕は思っています。

このゲームの一番いいところは、お互いに助け合わないと勝てないというところです。敵の火の玉などに当たってしまうと戦闘不能状態になってしまって、全員が戦闘不能になるとゲームオーバーです。しかし、生き残っている人が戦闘不能になっている人にタッチすると相手を蘇らせることができるのです。

そして、このゲームは無料で使えるというのもとてもいいところです。もちろんオキュラスなどのVRヘッドセットかパソコンは必要で、それは無料ではありませんが、その機材さえあればそれ以外の追加のコスト無視で参加することができます。

パソコンではこちらです。
https://store.steampowered.com/app/471710/Rec_Room/

最初の頃はどうやって友達を呼んで一緒にプレーするかも分からなかったのですが、妻と遊んでいるうちに招待の方法などは慣れました。ご興味のある方、まずは4人以内で僕と一緒にこのゲームをプレイしてみませんか?

一緒にプレイしていただくにはこのレックルームというアプリの中で僕と友達にならなければいけません。そして友達になった後に僕がプライベートモードでこのゴールデントロフィーのゲームを開始してゲストを招待します。そうするとそのプライベートモードの中で僕と一緒にプレイすることができます。

プライベートモードでなければ、ランダムに知らないユーザーと一緒に4人でチームを作ってプレイすることもできます。英語のユーザーが多いので、英語の会話を実践してみるという意味なら、とても簡単に始めることができるでしょう。

僕と友達になるには、僕と友達になるためのコードをrecroom にログインする時に入力してください。ご連絡いただけた方には、コードをお知らせします。

将来的には、こういうVR上で日本語学習者同士とか日本語母語話者も混ぜて、交流会などもできるといいと思います。その交流会に必要な日本語を教えるための、簡単な行動リストもつくりました。ここからCDSを作って教材にするのはそれほど難しくないと思います。行動リストは以下のとおりです。

レックルームに入ってもらう
レックルーム上の友だちになる
ゴールデントロフィーをプレイする日時を決める
プライベートモードに呼ぶ
あいさつする
マイクの確認など
入れない人の対応(ここは複雑なので中級以上)
ゲームを始める(劇場に行く)
全員が劇場にいるか確認する。
このゲームの経験を聞く。
第何幕まで行ったことがあるか聞く。
好きな武器を聞く。
ゲームオン
武器の配分
アクト1を始める
敵が出現するところをあらかじめ知りたいか質問する
相手が望めば敵が出現するところを教える(教えてもらう)
戦闘不能になったことを他のプレーヤーに伝える
どこで戦闘不能になっているかを伝える
助けに行くことを伝える
助けてもらって感謝する
敵を一掃したことを確認する
アクト2に進んでいいか確認
ドアの前の板に乗っていない人がいたら、乗るように促す
アクト2に進む。
全員戦闘不能なって、劇場に戻る。
負けた理由を話し合う。
対策を話し合う。
もう一度始めるか決める。
ゲームから退出する
別れのあいさつ。

Zoomなどのオンライン会議システムで世界中がつながることになったのはとても素晴らしいことですが、それは郵便の時代から電子メール、静止画像の共有、録画の共有と進化してきた1つの新しい段階に過ぎません。VRは同じ空間で一緒に活動できるという意味で、オンライン会議システムからは更に一段進んだコラボレーションのツールです。ぜひ、このVRを一緒に体験しましょう。

えい、えい、おう!

そして冒険は続く。

【ブログ更新情報のメールでのお知らせ】
「むらログ」更新情報のメール通知を希望される方は、こちらでご登録ください。
https://groups.google.com/g/muralog/about

【参考資料】
村上 吉文 「異世界転送の用意はいいか: 語学教師のためのVR入門」
https://amzn.to/3cbJ6em

How do I find my friend? - Rec Room - powered by HappyFox https://recroom.happyfox.com/kb/article/18-how-do-i-find-my-friend/

【コメントはソーシャル・メディア上の記事別ページヘどうぞ!】
https://twitter.com/Midogonpapa/status/1352784726008819712
https://www.facebook.com/murakami.yoshifumi/posts/10224092367718972

【『冒険家メソッド』と電子書籍「むらログ」シリーズを購入して海外にルーツを持つ子どもたちを支援しよう!】
2014年以降のこのブログの内容はKindle本にもまとめられています。2021年中にこちらの本をご購入になると、その収益は全額が「海外にルーツを持つ子どもと若者のための日本語教育・学習支援事業」を実施しているNPO法人YSCグローバル・スクールに寄贈されます。ココ出版の『冒険家メソッド』は初版の本体価格の5%が同センターに寄贈されます。
https://amzn.to/2RiNThw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?