01_ソーシャルメディアとはなにか_

Zoomで効率よくグループディスカッションする方法

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、先ほど職場の「日本語教育とソーシャルメディア」というオンラインセミナーをホストして戻ってきたところです。今回はズームでグループディスカッションする際に、今まで問題となっていたことを解決する手がかりが見えてきたのでご紹介したいと思います。

ズームを使ってオンラインEdCampなどを実施するときに問題だったのは、それぞれテーマの異なるグループディスカッションで、参加者を希望どおりに割り振ることでした。 今までこれは参加者の全員を共同ホストに指名することで解決してきました。共同ホストになると、ブレイクアウトルームの間を自分で移動できるので、一旦ランダムに 部屋に移動した後で、自分の希望する部屋に参加することができるのです。

しかしこれは、共同ホストに指名できない人がごく一部いることと、共同ホストに指名されても自分で他の部屋に移動する方法が分からない人がいることにより、ホストはその対応に追われて、グループの中に入ったりすることがほとんどできませんでした。また、参加者が慣れていない場合は、最初に割り振られた部屋で議論するのだと誤解してしまい、セッションリーダーが違う部屋で話を始めてしまったりすることもありました。

これらの問題を解決する方法として、ランダムに割り振らずに、一人一人を手動で特定の部屋に割り振るという方法があります。そうすると、一度目的ではない部屋に入ってから、自力で別の部屋に移動するという二度の移動が一度の移動に減ります。

しかしこれは、主催者が名簿を見ながら、「山田さんはどこかな。あ、いた。この名簿によると山田さんはこのトピックだから3番目の部屋に入ってもらうんだな」などと時間をかけることが必要になってしまいます。しかしそんなことをしていては、何十人も参加するオンラインイベントでは参加者の貴重な時間を無駄にしてしまいます。

その解決方法として、今週火曜日に行われた「行動中心アプローチによる日本語教師研修」で、 僕は新しいアイデアに挑戦してみました。このオンライン研修では、参加者は12のグループに分かれてディスカッションをすることになっています。そのグループにはそれぞれ番号が付いています。そして今週は、その番号をご自分の名前の後ろに入れることを参加者にお願いしてみたのです。本当に「どうして今まで思いつかなかったんだろう」というぐらいの簡単なアイデアなのですが、こうして見ると、グループ分けをする時にどの参加者をどのグループに割り振ればいいかが一目でわかるのです。ですので参加者の名簿を参照する必要もなく、非常に効率的にグループディスカッションに入ってもらうことができました。

この行動中心アプローチによる日本語教師研修は非公開なので録画はここで共有することはできませんが、先ほど行った「日本語教育とソーシャルメディア」はもともと公開することを前提に録画をすることを了承していただいているので、 このブログの冒頭でご紹介させていただきました。 80名を超える申し込み者がいて、今日のズームに参加されたのはもう少し少なかったかとは思いますが、それでも遅れて参加された何人かの方を除いて、それほど大きな混乱もなく、「高等教育機関」「日本語学校」「フリーランス」「その他」などの職場のカテゴリーに従ってグループ分けを行い、ディスカッションしていただくことができました。

次回への反省点としては、お名前の後にカテゴリーを記入していない人へ対応する時間が無駄だったということです。対応する前にさっさとブレイクアウトを開いてしまって、参加者のほとんどがそれぞれの部屋に分かれて話し合いを始めてから、 カテゴリーの分からない人に対応しておけば皆さんの貴重な時間を無駄にしないで済んだのではないかと反省しております。

最後になりますが、ご参加くださった皆様ありがとうございました!
次回はオンラインEdCampでお会いできることを楽しみにしております。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
むらログ: オンラインでEdCampができる! (2017年12月)
http://mongolia.seesaa.net/article/455466573.html

むらログ: オンラインEdCampをやってみた!(2018年7月13日)
http://mongolia.seesaa.net/article/460492876.html

むらログ: オンラインEdCamp第二弾のご報告 (2018年12月02日)
http://mongolia.seesaa.net/article/463019617.html

むらログ: #EdCampJFTでPadletを使ってみた ! (2019年2月)
http://mongolia.seesaa.net/article/464303912.html


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