会議室に集まるな

冒険家の皆さん、今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していますか?

さて、今日はちょっと驚いたことがあるので共有します。

ある会社内で僕をゲストに話を聞きたいというので調整していて発覚したのですが、ある種の人々の中には、オフィスの自分の席から直接ズームにつながるよりも、会議室に集まって、かしこまって厳かにゲストの話を聞く方が礼儀正しいと感じている人がいるようです。自分の席から直接つながるなんて「けしからん」のだそうです。

はっきり言って間違いです。というか迷惑。

外部から参加するゲストにとっては、相手が自分の席からそれぞれ別々に直接ズームに入ってくれると、顔も見えるし、声も直接聞くことができます。

しかし、相手がみんなひとつの会議室に集まっていると、カメラに見えるのは最悪の場合参加者の半分ぐらいだったりします。 全員写っていても、Meeting Owlのような先進的なデバイスを使っていない限り、 一つの枠の中に会議室全体が写っていて、一人ひとりの表情などは分かりにくいし、相手からの声も届きにくくなります。具体的にどのように違うかは、以下のビデオを見るとわかりやすいのではないかと思います。前半がよくあるパターンの会議室に集まってオンラインのゲストを呼ぶ形で、後半がMeeting Owlを使っているところです。

Meeting Owl は800ドルぐらいするのでそう簡単に買うわけにはいかないのもわかりますが、会議室に集まらずに、自分の机からそれぞれが別々にアクセスすれば、全く同じことが実現できます。 ラップトップなら初めから内蔵カメラが付いていることが多いですし、その場合は必要なのはイヤホンだけです。予算的な問題はほとんどありません。また、このような文化が定着すれば、そもそもオフィスに会議室というものが必要なくなるので、賃貸の経費も安くなるでしょう。

「俺たちの方が偉いんだ」という立場を強調したい場合は、会議室に集まってゲストをオンラインで呼ぶような形式でも部外者が文句を言うことではありませんが、もし皆さんがこういう会議を主催する立場で、ゲストに敬意を払いたい時は、かしこまって厳かに会議室に集まるよりも、自分の席から直接それぞれ別にZoomに参加したほうがいいでしょう。

それから以前、別の組織なのですが、こちらが「会議室ではなくて自分の席から参加して欲しい」と申し上げたところ、「自分の席から発言すると周りに迷惑だからできない」と言われたこともあります。しかし後日そのオフィスに行ってみると、皆さん普通に自分の席で電話とかしてるんですよね。電話で話して迷惑でなければ、ズームなどのテレビ会議システムで話しても全く問題ないはずです。これはただ単になんとなく変化するのが嫌で、それに理由になってない理由を無理やりくっつけてみたというだけのことなのかもしれません。

それにしても日本の「かしこまって厳かに」という表面的な形式主義は何とかならないもんでしょうかね。メールで送ってくれればすぐに読めるものを、わざわざ DHL で自宅宛に送ってこられたりすると、単身赴任の場合はそれを受け取ることができませんから、わざわざ1時間もかけて DHL の事務所に取りに行かなければなりませんし、本当に不便です。そんな形式よりも相手にとって実際に利益があるのかどうかを考えていただきたいと思います。

そして冒険は続く。

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【参考資料】
むらログ: Zoomでイベントを主催するための6ステップ http://mongolia.seesaa.net/article/470874598.html

See Why Meeting Owl Makes All the Difference - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=jJ-cAHPGscI

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ありがとう! 冒険の成功を祈ってるぜ!
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冒険家、日本語教育コンサルタント。 『冒険家メソッド』『しごとの日本語 IT業務編』の著者。 「むらログ 日本語教師の仕事術」管理人。発言は所属機関とは何ら関係がありません。未来につながる語学学習の情報を発信中。二人のホームスクーラーの父。

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