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対戦ゲームの戦略の分析が好き。IQ130以上あります。ポケモン対戦で大会企画のプロデュ…

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対戦ゲームの戦略の分析が好き。IQ130以上あります。ポケモン対戦で大会企画のプロデュース等をしていました。直近の実績は第1回セカポケBEST17位。Hearthstone最高Asia中期10位。ポケモン用のブログ:http://advantagesv.blogspot.com/

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    Twitterでは書ききれない思索をここへ

  • ポケモン対戦考察日誌

    ポケモン対戦考察で、主にコラム記事を投稿します。

最近の記事

競争

このタイトルの言葉を聞いて、読者の皆さんはどう感じるだろうか? 僕はこの言葉への印象が加齢と共にネガティブになってきた。 今の僕は30歳を超えて、そろそろ人生の健康寿命としては折り返しの地点にいると思っている。 この段階ではもちろんまだ様々な競争に参加できるし、参加しなくちゃならない(競争から逃げられない)ことも多々あるだろう。 それでもアラサーの僕から見れば、そろそろ競争という人間の営みが、どこか脂っ濃く、若者の特権のように感じてしまい、喜々として競争に参加していた10代

    • 【ポケモン対戦理論】構築論の階層化モデル【言語化】

      はじめにポケモン対戦の構築論は現在、日進月歩でプレイヤー達のレベルや思考の複雑性が高まってきています。そうした中、構築論の概念を言語化、モデル化することは、より明瞭かつ再現性高く強力な構築が開発することに寄与できるため、こうした取り組みの必要性やプレイヤー達からの要請は日に日に高まってきていることでしょう。そのため、今回は一つのアイディアを元に、構築の思考を助ける有用な道具となるモデル化を行います。 概要ポケモン対戦(シングルバトル)の構築時の思考には、その戦略性、戦術性

      • 【ポケモンSVシングルランクバトル】キョジオーン軸ミッドレンジサイクル構築【シーズン10最終171位/レート2020】

        シーズン10お疲れ様でした。 前回の記事からもシーズン最終3桁は達成できていましたが、今の目標である最終2桁への到達がなかなか上手くできず悪戦苦闘していました。 その中でも、今回は目標達成にかなり「惜しかった」と言える結果だったのとGameWithさんの上位構築一覧に載るTOP300以内には入れていたので、構築記事を書く契機となりました。 構築経緯レギュレーションD開始より、シーズン8の攻め意識さんやシーズン9のたなけーさんなど、これまでの最上位者の構築に全てキョジオーンが

        • 【ポケモンSVシングルランクバトル】対面構築【シーズン4最終367位/レート2019】

          シーズン4お疲れ様でした。 剣盾の第8世代を全くプレイしていませんでしたが、SV第9世代に復帰してからシングルランクバトルにはシーズン1から取り組んできました。ブランクのためかなかなか思うように結果が出ず、悪戦苦闘していましたが、シーズン4にてようやく第一目標であるランキング3桁前半かつレート2000以上を達成できたため、また自分自身でも納得のいく構築が完成できたと思うため、SV初の構築記事を書くことにしました。 構築経緯シーズン4の3月下旬頃から、破滅さんと関わるようにな

        • 【ポケモン対戦理論】構築論の階層化モデル【言語化】

        • 【ポケモンSVシングルランクバトル】キョジオーン軸ミッドレンジサイクル構築【シーズン10最終171位/レート2020】

        • 【ポケモンSVシングルランクバトル】対面構築【シーズン4最終367位/レート2019】

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          【SVシングルシリーズ2】単体アイディア集

          思い付いた単体調整アイディアを幾つか公開します。 リングマ@進化の輝石 特性:根性 テラスタイプ:飛行orフェアリー 技:テラバースト/ビルドアップ/眠る/寝言 ステータス調整案 ①197(252)-165-111(124)-x-112(132)-75@意地っ張り ②197(252)-150-139(252)-x-96(4)-75@腕白 ③197(252)-150-96(4)-x-139(252)-75@慎重 解説:リングマは今作では今後のポケモンホーム展開で解禁されるであ

          【SVシングルシリーズ2】単体アイディア集

          2022年12月12日現在のSDで勝率の高かった構築

          久々にポケモンシングルを考えていて、SDで回していたら思いの外勝てる(1400~1600帯17勝1敗)基軸が見つかったので紹介。 Garchomp @ Metronome Ability: Rough Skin Level: 50 Tera Type: Fire EVs: 252 Atk / 4 Def / 252 Spe Jolly Nature - Outrage - Earthquake - Tera Blast - Stealth Rock Co

          2022年12月12日現在のSDで勝率の高かった構築

          議論スペース「人は言葉がなくても考えられるのか?」の背景と経緯

          この記事は7月10日21:00~22:30に@Advance_Hackerのアカウントで実施されるTwitterスペース「人は言葉がなくても考えられるのか?」の告知と予備知識のまとめです。 経緯以前僕とレートムさん(@le_thm)がTwitterスペースで話していた時に、ふと「人は言語がなくても思考できるんじゃないか?」と思い、話題に出してみると、レートムさんは「僕は人間の思考は言語がないとできないと思っています」と返し、そこから神経心理学や哲学などの発想を交えながら僕と

          議論スペース「人は言葉がなくても考えられるのか?」の背景と経緯

          「論理的」と「解像度」の過剰な礼賛

           今回も以上のツイートが切っ掛けとなり、ツイート言及をnote記事に拡大して投稿する。   近頃、Twitterで論理的や解像度なる言葉をよく目にする。それも、それらの性質が長けているとされる人程優れているとする風潮だ。僕はそれに対して違和感を感じずにはいられない。というのも、それらの使われ方が、あまりに多用されすぎた結果なのか陳腐化しているように思うからだ。  本来の論理という言葉は学術的意味合いが強い。形式論理、非形式論理、演繹、帰納、推論など。それらも実は思考や議論の

          「論理的」と「解像度」の過剰な礼賛

          ポスト・トゥルース新時代において"闇政治的"な悪意にどう対処すべきか

          Twitterの下書きを書いていたらスレッドが長くなったので、noteでショートエッセイとして投稿することにした。以下、本文。  僕がよく使っている用語として「闇政治的」(各々の利害関係に則した上で真実や倫理を歪曲させてでも自身の目的を優先させる)スタンスがある。例えば今のロシアプーチンがしていることはまさしく闇政治的であると言える。よく「大人の事情」とか計略とか言われるアレ。これはどれだけ厳密に分析したところでも悪意と呼べるものであると考えている。   しかしながら人類の

          ポスト・トゥルース新時代において"闇政治的"な悪意にどう対処すべきか

          「脳から直接考えを読み取るデバイス」が我々人間の脳に埋め込まれたその後の世界を考える -Neuralinkの衝撃から数日明けて-

          Neuralinkの野心的取り組み まずは、以下の記事を読んで欲しい。  以上の記事で報告されている通り、我々人類の叡智は、昨今急速に技術が進歩してきている機械学習技術や脳神経科学、脳神経外科手術などの応用により、サル(マカクザル)の頭脳に「脳から直接考えを読み取るデバイス」であるNeuralinkデバイスのインプラントを埋め込み外部のハードウェアで脳の神経活動を受信してコンピューターを彼の思念のみで操作できるような技術水準にまで到達した。  この事実はとてもセンセーショ

          「脳から直接考えを読み取るデバイス」が我々人間の脳に埋め込まれたその後の世界を考える -Neuralinkの衝撃から数日明けて-

          人は言葉で信用するのか。それとも、人で信用するのか。 〜文脈と信憑性の不思議な問題〜

          近頃、科学者と哲学者の対立(と言うよりも啀み合い)をTwitterで散見して、科学者側の主張に「哲学者は科学的知識を引用する時に、詳細な根拠となる論文をまともに読んでいない。彼らは科学者が書いた一般向けの読み物や中等教育レベルの知識から引用している。哲学者は本人がその科学的知識の機序を本質的に理解していないのにも関わらず、好き勝手弁論していてズルくて鬱陶しい。(意訳)」のような主張をみつけて、その論理的な構造の面白さに惹かれた。 確かに、科学的知識の詳細な根拠が記載されてい

          人は言葉で信用するのか。それとも、人で信用するのか。 〜文脈と信憑性の不思議な問題〜

          【書籍レビュー】資本主義はどこに向かうのか

           近頃、僕は度々「現代の社会は何故こうも欺瞞に溢れているのだろうか?」と思索を巡らせていた。各国の憲法などでは自由だとか平等だとかの理想的な権利が多様に保証されているのにも関わらず、生まれ持った才能や家柄や財産や文化などで、皆スタートラインが違っている現実に対してはタブー化して多くの人々が目を背けあまり言葉にしようとしない。そして日々をより良く生きるために一度就労すれば、多くの人々の対立しがちな思惑に翻弄されかねない社会の荒波に揉まれることとなる。そこには法的に定められている

          【書籍レビュー】資本主義はどこに向かうのか

          例え話はなぜ分かりやすいのか

          僕は近頃、漠然と「分かりやすさ」ばかりを求める人々の声に対していくつもの疑問を抱いている。 そもそも「分かりやすさ」とはいったいどんな指標なのだろうか。 「分かりやすい説明」で、何を理解できているのだろうか。 なぜそれが「分かりやすい」と考えて説明するのだろうか。 このように、考え出すとキリがない。 このままではいつまでも疑問が発散し続けるだろうから、ここで一つの打開策を講じてみようと思う。 「分かりやすい」 この日本語の文字列をそのまま形式的に意味を分解してから再

          例え話はなぜ分かりやすいのか

          USUMシングル環境の考察とPT構築 ~技の性能とタイプ相性からの考察~

          今回はポケモン対戦のシングルプレイヤーに向けた投稿です。こういったコラム記事は他のポケモンプレイヤー達もnoteで投稿するような風潮が生まれれば良いなと思います!笑 さて、本題。現在のUSUMシングル環境では、上位ランカー達のPT構築記事は以下の『ぽけっとふぁんくしょん』に多くまとめられています。 このサイトをご覧頂くとお分かりかと思いますが、現在のシングル上位環境で使われているPT構築の殆どは使用率50位以内のポケモンで構成されています。使用率上位100匹まで拡げると、

          USUMシングル環境の考察とPT構築 ~技の性能とタイプ相性からの考察~

          e-Sportsとしてのポケモンバトルの魅力に迫る!

          note初投稿ということで、最初は僕が長年親しんだポケモンバトルの魅力を、少しでも多くの方々に発信したいと思います! 多くの方々は 「ポケモンって、ポケモンを捕まえてレベル上げて四天王倒したり、ポケモン図鑑をコンプリートするRPGだよね?」 と思われたり 「ピカチュウとかニャース可愛い~!」 とキャラクターコンテンツとして見ているかもしれません。 ですが、僕が楽しんでいるポケモンとは e-Sports(エレクトロニック・スポーツ) としてのポケモンバトルです。

          e-Sportsとしてのポケモンバトルの魅力に迫る!