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FBS通貨の実現可能性(365夢Screen119)

多呂御兄弟の発明による「FBS通貨」で
日本の「生活通貨」を構成した場合を
イメージしてみる。

日本政府がこの「FBS通貨」での「生活通貨」を
法律によって制定した場合だ。

この場合はむろん、
この「生活通貨」は国内流通通貨として、
法定通貨の地位を得る。

この「生活通貨」は政府発行の通貨であり、
日本国内で流通販売を営む事業者は、
事業活動においてこの「生活通貨」の受け取りを
拒否することはできない。

最初からその段階に入るのが難しければ、
「生活通貨」の運用実証実験をするために
実験的な経済活動特区を用意して、
その地域のみで試験的に運用してみることもできる。

これは政府がこの「生活通貨」の可能性を
理解しかつ試運転に乗り出した場合だ。

しかし、
このような国政レベルでの実証実験については
当面あまり大きな可能性があるとは思われない。

むしろ、
自治体レベルでの出発の可能性のほうが
ありうるかもしれない。

ただひとつはっきりしているのは
この「FBS通貨」により「生活通貨」は、
けっして「地域通貨」ではないということだ。

単なる地域通貨では、
法定通貨「円」との等価交換を担保できないし、
減価通貨に強制力を持たせることもできない。

シルビオ・ゲゼルが洞察した「自由貨幣」、
減価通貨の威力は、
法定通貨としての強制力をもつことによって
はじめて実効的なものに成る。

どのようにしてこれを実現できるだろうか?

ひとつの実現可能性は、
これが定額一時給付金として支給されることだ。



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