【詩】仮面の夢



蒼い三日月が天頂に昇るころ



外套を静かにひるがえし、その姿を表す



綺羅びやかなヴェネチアン・マスクに
全ての意志は息をひそめ、



唇に情熱を隠し、



どこまでも虚空をうつす
その眼差しに射られて



貴方は、もう、逃げられない




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