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【詩】黄金の時


建物と車のガラスが反射し
白い光線を放つ


青草と枯草がめいめいにそよぎ、
世を奏でる


風がうなる


雲が流れる


樹々がざわめく


街路樹の先端は柔らかく
黄金に縁取られ
やがてその光の粒は
貴方を廻ってゆく


その時
青草と枯草は重なり
絡まり合うだろう


寂寥が光で満たされるまで



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