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【ゲーム】聖剣伝説3を語る

小学生の頃、そのシステムに感動し子どもながらにハマった聖剣伝説3。あれから約25年……4月24日、ついにリメイク版が発売されますね。私も予約済みで、待ち遠しくてしょうがないです。ゲームは自分なりのやり方で満足してしまう、ゆるゆるゲーマーなのでガチ勢の方々には到底及びませんが、やはり小学生の頃の思い出補正も手伝って、気持ちがほとばしるので語ります。


前作の聖剣伝説2の世界観に感銘を受けた当時の私(深い森に佇む大きなマナの樹のイラストが最高に綺麗です)。もちろんシリーズ3の発売にワクワクし、いざ発売しプレイした時は、期待以上の衝撃でした。


まずプレイ開始直後……男女各3人、計6人の魅力的な立ち絵が出てきます。


『主人公を選んでください』



え!?主人公選べるの!?




コレ。まずはコレが衝撃でした。しかも主人公を選んだ後は、2人目の仲間、3人目の仲間を選ぶのですが、この2人目3人目も、それぞれ仲間になるタイミングが違うので序盤攻略においては大きな違いが生まれます。


もう衝撃でしたよ。しかも6人それぞれが別々の国に所属しており、各々の旅立ちの理由がある(そのうち5人は悲劇……)。しかもね、この6人それぞれが属する国同士の対立関係がアツいんです。ある男性キャラの属する国が、ある女性キャラの属する国に侵攻し、悲劇が生まれる。(女性キャラの所属国が男性キャラの所属国へ侵攻するという逆パターンもあります)。で、これが3パターン。この3パターンの国々の対立には、それぞれに違う黒幕が存在します。つまり、終盤のボスと黒幕のラスボスは、主人公の選択次第で、3パターンあるのです。すごい!もちろん、6人のキャラ中、誰をパーティーに選んだか、誰を選ばなかったかで、後々の会話や登場キャラが微妙に変化するのが良いです(キャラによっては軽く恋愛フラグが立ってます)。


そしてそして……聖剣3の魅力といえばコレ。クラスチェンジシステム!!6人それぞれにはクラス(職業)があります。ゲームでよくある、剣士とか魔法使いとか盗賊とかね。これが一定のレベルになると、光と闇のどちらかを選んでクラスチェンジします。クラスチェンジするとキャラの配色が変わりメニュー画面開いたら立ち絵まで変わってるので感動します。で、使える必殺技や覚える魔法、パラメータや伸び率に個性が出ます。で、終盤にもう1回クラスチェンジが可能で、最初に選んだ光か闇のクラスから派生して、さらに選択します。つまり、最終的なクラス3は、各キャラ光と闇それぞれ4パターンあるのです!アツい!


6人のキャラから3人のパーティー選んで、クラスチェンジも1人につき最終的に4パターン、で最終ダンジョンやラスボスも3パターン……。もうね、周回プレイが必須ですよ。それが醍醐味。ちなみに、レベルアップ時に好きなパラメーターを伸ばす、という自由度の高さも地味に凄い。バトル中でも、敵1体倒して誰かの経験値が基準を満たした時点で、突如音楽が切り替わってレベルアップ画面が出る演出も興奮ものです。


ここからは、6人のキャラそれぞれを語ります。


【デュラン】
草原の国フォルセナの王に仕える17歳の少年兵士。腕前はなかなかのもので、亡き父親は『黄金の騎士』と呼ばれ、しかも王の親友。いかにもジャンプの主人公っぽいです。旅立ちの理由は、唯一彼だけは悲壮感がなく、侵入者の『紅蓮の魔導師』に敗れた屈辱から、アイツ許さねぇ絶対倒す!みたいな闘志を胸に旅立つところが、昔ながらの王道主人公ならではの泥臭さと、ある種の爽やかさを感じます。初期クラスは【ファイター】で、攻撃力も高い。光に進むと盾を装備する事が出来て、王道の騎士っぽさが出ます。脳筋キャラかと思いきや、光に進むと回復魔法が使えるのも良い。ちなみに闇に進むと、力のみを求めたデュエリストって感じになります。というか闇のクラス3の1つは、まんま【デュエリスト】ですね。デュランのクラスの中で私のお気に入りは、光【ロード】と闇【デュエリスト】です。【ロード】は回復魔法の全体がけが出来るのが強み。その代わりに必殺技が単体攻撃なのが難点ですが、システムのバランス的に良く出来てますよね。あと【ロード】の必殺技の『魔方陣剣』のグラフィックが大好き。【デュエリスト】の方は言わずもがな、クラス最強の攻撃力を誇る人気クラスです。必殺技の全体攻撃『大地噴出剣』は素晴らしい。しかし敵がこの技を使ってきた時の絶望たるや……。聖剣プレイヤーあるあるですね。デュランの性格は真っ直ぐで、鈍感系主人公って感じ。パーティーキャラの選択次第では、対立国(支配国)の王女アンジェラと軽い恋愛フラグが立ちますが、彼女とはお似合いだと思います。ちなみに一番感慨深いシーンは、いにしえの都ペダンという、過去の都市にタイムスリップした時に、若い頃の英雄王(当時はまだ王子)とその親友である黄金の騎士(デュランの父)が、竜帝退治に出かける前のタイミングに出逢えます。この後、デュランの父は竜帝と刺し違えて命を落とすのですから、デュランとしてはなんとも食い止めたいところ。でもお父さんは、目の前で必死に止める少年が、未来で成長した自分の息子だというのは当然わからないわけで……俺の息子とよく似た目をしているとか言うんですよこんちくしょう……(泣き)。後に、彼がボスとして闘う事になるとは……まあ王道の展開ではありますが、泣かせます。


【アンジェラ】
魔法王国アルテナの王女、19歳。見た目はナイスバディなお姉さんですが、性格はワガママで意地っ張り。その見た目とのギャップが堪りません。彼女は幼き頃より、女王である母親から冷たくされて寂しさを感じていましたが、ついには母親から生け贄を言い渡され、ショックを受けます(実は母親の変貌ぶりには『紅蓮の魔導師』が暗躍)。しかも魔法王国の王女に生まれながら、魔法の1つも使えない彼女。いつか母親に認められようと、逃げるように国から旅立ちます。物語を進めて精霊を仲間にするにつれ、魔法を使えるようになる彼女の特徴は、やはりなんといっても攻撃魔法。中盤までは、雑魚戦で重宝します。終盤は魔法カウンターを使う敵やボスが多いので涙目ですが、子どもの頃の私はそんな事も知らず魔法にロマンを感じて、ガンガン魔法使って無自覚にパーティーを全滅させたものです。初期クラスは魔法使いということで【マジシャン】。アンジェラは、闇【ルーンマスター】の使い勝手が良かったです。敵にステータス異常+ダメージを与える魔法を覚えるので。必殺技の『10㌧』は他のクラスのそれに比べてネタっぽいし、立ち絵もちと地味なのですが……。対して、ロマンがあるのは闇【メイガス】。立ち絵も挑戦的でナイスバディなイケイケお姉さん。しかも最高の知性を誇り、古代魔法が使えるのがロマン……。ところでアンジェラは、初めて光クラスに進ませた時の必殺技が衝撃でした。クラス2の光【ソーサレス】の必殺技『ピンクタイフーン』は、名前そのまま、お色気攻撃。キャラがドット絵なので分かりづらいですが、お尻を突き出してフリフリしているような艶かしい動きをするのです……これリメイク版で実写化されたらどうなっちゃうんだろう(期待)。あと彼女は光に進むと、ドットキャラの配色がとても綺麗なんですよねぇ。ちなみに立ち絵の雰囲気としては、光【グランデヴィナ】は清楚系お姉さん、光【アークメイジ】はお水っぽい小悪魔お姉さんな感じです。個人的感覚では、クラス3の中では、唯一、闇【ルーンマスター】だけが立ち絵の魅力に欠けますが、それ以外の3つは三者三様の色気が漂っていて、素晴らしいの一言につきる。使い勝手の【ルーンマスター】をとるか、色香をとるかで毎回悩みます……。ちなみにデュランとの恋愛フラグというのは、デュラン主人公で、なおかつアンジェラを仲間にしなかった場合、デュランのエンディングの時アンジェラに話しかけると、彼女がデュランに好意を示します。母親の変貌ぶりは『紅蓮の魔導師』の仕業だったんですが、それを主人公のデュランが倒し、黒幕も倒して世界も救っちゃう勇ましい剣士ですから、アンジェラが惚れるのも当然でしょう。フォルセナ国とアルテナ国も和解し、ストーリー的にもお似合いのお二人ですね。


【ケヴィン】
獣人国ビーストキングダムの獣人王の息子、15歳。ポジション的には王子なのでしょうが、なにしろウルフに変身する獣人の国なので、王子っぽさより野生的少年って感じ。獣人王と人間の女性の間に生まれたハーフという設定ですが、あまりハーフ設定は生かされておらず、というかすでに『獣人』自体がハーフのようなものですよね。ビーストキングダムの住民は普通にケヴィンと同様、人の形をとっており、夜になるとウルフに変身します。親友カール(見た目が完全に犬)との出会いで優しさに目覚めた彼でしたが、何者かの仕業によりカールが突如凶暴化し、ケヴィンを襲います。やむを得ず倒すしかなく、結果、親友カールの死に咽び泣くケヴィン。実はカールの変貌には、道化師『死を喰らう男』とケヴィンの父親である獣人王が関係してます。しかしこれ、後でわかるんですが、獣人王はケヴィンを後継者として立派に育てるために、自分は憎まれ役を買ってでも彼の力を引き出そうとしたわけです(カールの死もまやかしで、実は生きてた)。ビーストキングダムは他国に侵攻しているので『悪』とみなされていますが、これも獣人達の誇りを取り戻すべく、大局的な考えからだった。倫理的に考えれば褒めたものではありませんが、個人的に、この獣人王にはフォルセナ王国の英雄王とはまた違った偉大さと魅力を感じます。悪も兼ね備えた大きな器……ってやつですかね。獣人王を語りすぎたので、話をケヴィンに戻します。彼の特徴は、とにかく強い事。アホみたい強い事。攻撃役として彼1人いれば、他の仲間がどんなに弱いキャラでも、簡単にクリア出来ちゃう。聖剣3の世界には昼夜の概念があるのですが、バトル中だと、夕方から夜にかけて、雄叫びとともにウルフへ変身します。数値的にはデュランの方が攻撃力高いのですが、ケヴィンの場合は一回の攻撃で二連撃を喰らわせるので、与えるダメージはケヴィンの方が大きいのです。ただでさえ強いのに夜にウルフ化すれば攻撃力もさらに上がるので、聖剣3といえばケヴィン無双とも言っても過言ではないでしょう。お気に入りのクラスは、やはり闇【デスハンド】。ケヴィンの攻撃力の高さを純粋に強めた、全キャラでも最凶のクラスです。考え方によっては、どのクラスに進めてもキャラ随一の強さは揺るがないので、回復魔法が使える光クラスを選ぶのも良いですが、私はキャラの長所を伸ばす方が好きなので。あと闇クラスになると、必殺技が格好良いんですよね。闇クラスだと魔法使えないので本当に脳筋キャラなんですが、必殺技が空間を切り裂く格好良さなんで魔法レベル。ちなみにこの技も、敵が使ってくると絶望レベル。あと闇【デスハンド】はなんといっても立ち絵が格好良い。邪悪な魔王少年って感じが良い。ケヴィンは野生的な少年ですが、見た目に反して意外と性格は大人しい感じがします。で、ちょっとカタコト。同い年のシャルロットとは、ハーフ同士ですし、シャルロットの生意気でチビな感じがまたお似合いではありますが、2人とも幼すぎて恋愛っぽさはあまり感じませんね。


【シャルロット】
聖都ウェンデルを治める司祭の孫、15歳。人間とエルフのハーフのため成長が幼く、15歳というより小学校低学年に見えるおチビちゃん(公式の身長は132㎝と、10歳程度ですがイラストがどう見ても低学年レベル)。言葉遣いも性格も幼いため、完全に生意気な幼女です。兄のように慕う神官のヒースが『死を喰らう男』に拐われてしまい、旅立つのでした。彼女を主人公にすると、序盤の進め方が他のキャラと違って面白いです。物語的に、他のキャラは、まずは光の司祭を頼って聖都ウェンデルを目指すのですが、彼女はここが拠点ですからね。初期クラスは、光の司祭の孫というだけあって、聖職者【クレリック】。唯一クラス1から回復魔法を使えるし、クラス2ではどちらのクラスに進んでも回復魔法全体がけを覚えるので、ケヴィンとは別の意味で重宝します。生意気だけどやっぱり可愛いし、光の司祭のお孫さんですし、本当なら光のクラスに進ませたいんですがね……闇【ネクロマンサー】が最凶なんですよね……。聖剣プレイヤーならご存じ、最凶最悪のぶっ壊れ魔法『ブラックカース』を覚える唯一のクラスがコレ。一回使えば敵の全能力ダウン……しかもボスにも普通に有効。なにこれ……。しかし立ち絵的には、闇【イビルシャーマン】が一番可愛いんですよね。シャルロットが一番お姉さんっぽくなってて、しかも小悪魔的な魅力を感じます。ところでシャルロットかケヴィンを主人公にすると、ラスボス手前のボスとして、あのヒースが『堕ちた聖者』として立ちはだかります。個人的にはコレが一番アツい。ていうかヒース超強い。ラスボスより強い(笑)私はいつも、終盤のボスの魔法カウンターを恐れずに闘いたいので、カウンタマジック(魔法反射)効果のあるマタンゴの油を使って、敵の魔法攻撃を跳ね返しているのです。なので終盤のボス戦はそれほど苦労した事はありませんでした。魔法攻撃乱用の『紅蓮の魔導師』なんて赤子の手をひねるも同然。でもね……このヒースさん……『堕ちた聖者』だけはダメです……最強です。彼も基本的に魔法攻撃のみなんですが、状態異常+ダメージの召喚魔法がメインなんです。で、これが魔法反射が効かない。状態異常で沈黙とか弱体化とかされちゃうから、状態異常回復と回復に時間をとられます。しかも魔法を使うペースが異常に早く、こちらが攻撃体制になかなか入れません。かつて心優しく神聖だった神官が、堕ちて最凶になる……惚れました。彼を倒して明らかになるのは、ラスボスのダークリッチはヒースの父親だという事。かつて聖都ウェンデルは光の司祭と闇の司祭でバランスをとって治めていたが、闇の司祭……ヒースの父は、どうしても救う事の出来なかった少女のために禁忌の術に手を出してしまい、国を追われ、闇堕ち。そんな父の事情に心を痛めたヒースは、父を案じて側にいる事を選んだのです。完全に闇堕ちしたお父さんを救う事が出来なかったのは無念ですが、エンディングでヒースが生き返っていたのがせめてもの救いでした。良かったね、シャルロット。彼女には幸せが似合います。未来のウェンデルでは、シャルロットが光の司祭、ヒースが闇の司祭として治めていると良いなぁ……。


【ホークアイ】
砂の要塞ナバールという盗賊集団に所属する、17歳の少年。盗賊といっても義賊で、物語は悪代官から盗むという仕事から始まります。イラストから出る雰囲気ではキザな感じがしますが、実際の会話や態度にはそこまで感じませんでした。しかし大切な女性がいながら、敵国の王女リースの頬っぺにチューは許すまじ(笑)彼もケヴィン同様、親友イーグルが操られて襲いかかってくるので、やむなく応戦。ケヴィンと違うのは、ホークアイが直接手をくだすのではなく、暗躍する『美獣イザベラ』が殺すのですが、ホークアイはイーグル(しかも首領の息子)殺害の疑いをかけられます。イーグルの妹ジェシカにも疑われるが、『美獣イザベラ』から呪いをかけられたジェシカに真実を話してしまうと、彼女の命はない。同じく、イザベラを倒しても彼女は死んでしまうので今は倒す事も出来ない。罪をなすりつけられ迫害されながらも、友の仇を打ち、愛する者を救うため、模索の旅に出る……!という、ストーリー的に6キャラ中一番アツいです。初期クラスは盗賊なので【シーフ】。光に進むと自然と共に歩む自由人、闇に進むと隠密って感じになります。攻撃力は低いのですが、クラスチェンジによって個性が大きく変わるので、使っていて面白いです。お気に入りクラスは光【ワンダラー】と闇【ナイトブレード】。【ナイトブレード】の方は聖剣プレイヤーなら満場一致の一押しクラスですよね。彼のクラスでは一番攻撃力高いし、必殺技も全体攻撃なので。あと立ち絵も滅茶苦茶格好良い。闇クラスでは忍術遣いの和風な【ニンジャマスター】か、仮面とマントのキザな洋風【ナイトブレード】か、という選択肢が良いですね。でもね、光【ワンダラー】もすごく面白いんですよ。彼をアタッカーとして使うなら断然【ナイトブレード】ですが、トリッキーなサポーターとしては【ワンダラー】がピカイチ。まず、【ワンダラー】だけが覚える『ポイズンバブル』の大ダメージ+毒付与と、『カウンタマジック』の魔法反射効果が強い。そして更に重宝するのが必殺技カウントをマックスにする『オーラウェイブ』(これはケヴィン光【ゴッドハンド】も覚える)。ケヴィンやデュラン等の強力なアタッカーがいれば鬼に金棒、必殺技無双です。ボス戦でカウンター喰らっても、『カウンタマジック』かけとけば魔法反射出来ますし。ついでに、【ワンダラー】の必殺技『バラの舞』もキザで、彼の雰囲気に合ってました。ホークアイはリースとの恋愛フラグが軽く立ちますが、微妙なところです。公式の攻略本では、ジェシカは密かにホークアイに想いを寄せていると記載があるし、彼自身の紹介にも『愛する者を救うために』という記述があります。まあ、愛にも色々あるので、親友の妹として兄妹同然のように育ち、ホークアイからすれば妹のような存在だという解釈も出来ますが……うーむ。


【リース】
皆大好きリース。風の王国ローラントの王女、16歳。可憐さと凛々しさを併せ持つ清楚な美少女っぷりは、聖剣の枠を越え、長いこと大人気のようですね。幼い頃に母は死に、国は砂の要塞ナバールに攻め滅ぼされ、父である国王は死亡、弟のエリオットもナバールの双子忍者に誘拐されるという……6キャラ中断トツの悲劇です。その真面目な性格と敬語、クラスチェンジした時の光と闇の対極的な色っぽさも、彼女の人気の1つでしょう。同性からの好感度はもちろん、『くっころ属性』というのでしょうか……異性の劣情を煽る要素が詰め込まれてそうです。初期クラスは、女戦士という意味で【アマゾネス】。ローラント王国もアマゾネスの国で、彼女は軍のリーダーでした。凛々しい……。クラス1の必殺技『旋風槍』はスピード感と効果音がとても気持ち良くて好きです。彼女のクラスは光に進むと戦乙女っぽさと女神感が増し、闇に進むとワイルドな色っぽさに変貌します。特に闇【フェンリルナイト】の立ち絵は全キャラ中、断トツの色っぽさだと思います。しかも【フェンリルナイト】の出で立ちは、全キャラ中露出度No.1という驚愕の事実。あの真面目なリースが……。そのギャップが堪らないのでしょうね。ビキニアーマー?に狼の毛皮(剥製同然)を鎖で巻いているのがまた凄い。というか、仲間にケヴィンがいたらどんな気持ちなんだ。ちなみに攻略本には、魔狼の毛皮と記載されていて、ケヴィンの【デルヴィッシュ】のクラスチェンジアイテムが魔狼の魂となっております。ところでリースはクラス3になると、そのクラス特有の召喚魔法を覚えるのですが(ちなみにこれを全て『堕ちた聖者』が使ってくるからヒドイ)、この魔法がまた壮麗で格好良くてですね……しかも、光【スターランサー】の召喚魔法『マルドゥーク』は、沈黙付与効果もあるので素晴らしい。リースは光に進むと味方の能力アップ魔法、闇に進むと敵の能力ダウンを覚えるのも、役割がガラリと変わるので面白いです。また能力のバランスが良く攻撃力もなかなかあるので、第2のアタッカーとしても活躍出来るのも素敵。一押しのクラスはやはり光【スターランサー】。召喚魔法で沈黙付与というのもさることながら、補助魔法全体がけが出来るのが嬉しい。もう1つの光【ヴァナディース】は補助魔法が単体なのが難点。でもこちらは必殺技が全体で、【スターランサー】は必殺技が単体。上手く調整がとれていますが、補助魔法全体化の便利さには叶いませぬ。リースの恋愛フラグシーンは、ホークアイが仲間にいない時、彼はジェシカの事情を説明し、リースの宿敵でもある『美獣イザベラ』を倒さないように懇願します。リースにしてみれば倒してもデメリットはないので本来なら堂々と仇打ち出来るのですが、ホークアイの事情を尊重し、仇打ちは我慢すると約束します。そんな聖女なリースにホークアイが喜び興奮し、思わず頬にキスしちゃうのです。真面目で純情なリースは真っ赤になってあたふたしちゃって可愛いです。しかし後に救出されたジェシカを見て、「その方がホークアイの……」みたいな、ちょっぴりやるせないシーンもあります。魅力満載なのに、悲劇な運命と恋愛において不遇な扱いを受けてるところがまた、彼女が人気である理由の一端でもあるのでしょう。


さて、薄い内容ながら語り過ぎましたが……最後にお気に入りのパーティーを紹介して終わります。


まずは

ケヴィン闇【デスハンド】
シャルロット闇【ネクロマンサー】
リース光【スターランサー】

これが最強の組み合わせだと思ってます。【デスハンド】といえば最強のアタッカー、そこに【ネクロマンサー】の『ブラックカース』で敵の全能力ダウン、【スターランサー】が味方全体に素早く補助魔法をかけ、ボスは赤子同然に成り下がる事でしょう。ケヴィンはもちろんリースもアタッカーとしては充分ですし、シャルロットがいるので回復はお任せ。これぞ最強のパーティーと言えるでしょう。しかしこれではあまりにつまらないので、ケヴィンの代わりにデュランの闇クラスかホークアイ闇【ナイトブレード】でも良いかな。


お次は

デュラン光【ロード】
ケヴィン闇【デスハンド】
ホークアイ光【ワンダラー】

男3人というなんとも色気のないパーティーですね(笑)回復役といえばシャルロットが断トツですが、それ以外だとデュランかケヴィンの光クラス。このパーティーならケヴィンをアタッカーに専念させた方が良いので、デュランの方を回復役に。ただし回復魔法はオマケみたいなもので、ほぼ回復アイテム頼り。序盤から攻撃重視の先手必勝パーティーなので、回復アイテムをそこまで多用しなくとも凌げます。そしてこのパーティーは、ホークアイが【ワンダラー】になり、補助魔法を覚えてからが本領発揮。ケヴィンの必殺技カウントをマックスにさせ、ひたすら必殺技無双。嫌らしい攻撃をしてくる雑魚キャラは、早々と『ポイズンバブル』で大ダメージ&毒を与えておきます。ボス戦では『カウンタマジック』を使用し、ケヴィンの必殺技無双に対するボスのカウンター対策。終盤の【ワンダラー】は打撃で与えるダメージがたったの『1』という驚きの弱さでしたが、彼のナイスサポートっぷりが面白かったです。 


最後に

アンジェラ闇【ルーンマスター】
ケヴィン光【ウォーリアモンク】
リース闇【フェンリルナイト】

これは、アンジェラとリースという2人の美少女をパーティーに詰め込みたかったので、その欲望を叶えるためには強いアタッカーを入れなきゃ、でも回復役も欲しいし……という事でケヴィン光【ウォーリアモンク】。最初に述べた最強パーティーでリース光【スターランサー】を選んだので、今回は闇クラスへ。【ドラゴンナイト】よりは断然【フェンリルナイト】の方が補助魔法全体化など使い勝手も良く、立ち絵も色っぽいのでこちらをば選択。アンジェラは光クラスと迷いました。光だとクラス2から中級の攻撃魔法(闇以外)が使えるので、中盤までは雑魚一掃に向いており、アンジェラを活躍させてあげたいところですが、闇クラスで使える初級魔法のままでも充分ですし、闇【ルーンマスター】なら状態異常付与の攻撃魔法で、雑魚戦において終盤まで長く活躍させてあげられるので、こちらに決定(特に光の神獣はなかなか物理攻撃が当てられないので、強い闇魔法が使える闇クラスのアンジェラがいると助かる)。闇クラスに進んだイケイケセクシーお姉さん達に挟まれてアタフタしている光クラスのケヴィン少年が目に浮かびます。


長くなりましたが、この辺にて失礼します。ここまで読んで下さりありがとうございました。リメイク版では、まずはどの主人公でプレイしようかな。ああ楽しみ。


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