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私の純猥談 超々短編「NO.8」

後悔など無いと、ずっと思っていた。
淡白な感情を、悪戯に打つけるだけの行為なら
寧ろいらないと思っていた。
「声に出して」、愛されたかったわけでも
「中に出して」、満たされたかったわけでも
全く無い。
それでも、今更思い返すのは何故なのか。
君が大嫌いだと言って捨てた甘い香りを、
今になって恋しくなる理由は、何故なのか。
雨音と雷が壊して無くなってしまえば、
幾分かは、楽になるのに。
No.8にはもう戻れない。
否、戻らない。

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