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幸せの法則

あなたは欲しいものがありますか?

と聞かれたらあなたならなんと答えますか?お金?それとも人脈?趣味で使う道具や好きなアーティストのチケットかもしれません。

私は聞かれたら一万個ぐらい思い付きます。

しかし逆に手放せるものは?と聞かれたらなにを捨てますか?私はマキシマリストなので「何もない!」と答えますが。

副収入で年収アップするために〇〇に投資しましょう!や、副収入ならブログ!だから私のプロフまで!等の文言を1度くらい見かけたことがあるでしょう。

まぁ大体のものが情報商材屋さんのものなので、見る必要もないし、いらないものなんですが。

ですがそれでもその人のフォロワーは多いです。それだけ私と同じような「欲しい!何もかもを手に入れたい!」と願うような方が多いのでしょう。

たしかに物価は上がる一方なのに、自分の給与は上がらない状況が続いていれば、喉から手が出るのも仕方がないことです。

欲というのは人間の原動力であり活力

です。明日死んでもいいと思いながら生きることは難しい。全てを失うのが怖い。自分の今の生活を守りたいからこそ仕事を頑張れるのです。

経営者も二代目三代目になってくると"どうしても成功させたい!"という熱意が下がってきます。なぜなら今余裕で生きているからです。それ(自分の余裕)がどこからきているのかも考えずに。

だから二代目三代目が会社を傾かせてしまうのです。欲がなくなれば人間強くなれませんから。そしてもう一つ傾く理由は《安定していたい》そう願うからです。

リスクがとれなければ自分の取り分は減る。つまり投資していないから負けるのです。他の企業が必死に投資しているのに、自分の安定、つまり《失いたくない》という気持ちが強くなりすぎて投資ができなくなるのです。

失いたくないが欲求を刺激する

車の試乗ってなんでさせていると思いますか?それは"失いたくない"という人間の心理を突いているからです。人間が1番嫌がるのは今持っているものを取り上げられることです。だから試乗してもらって、あたかも《自分のもの》という錯覚をわざと想起させて購入を促すのです。

好きな人に振られるよりも、付き合っている人に振られるほうがキツいのと同じです。前者は残念、くらいで終われますが後者は一晩泣きますよね?それは相手が自分のものだと思ってしまうから後者の方が心にくるのです。

つまり人間失うのが最高の恐怖なのです。だからこそみんな片付けが苦手なのです。だからこんまりさんが出てきても、片付け術がいくら出てきても片付けができないのです。捨てるものに全部ときめいてしまうから。

失うことや手放すことは、人間の本能に反する行為なんですよね。原始時代にもし失うことや手放すことが恐怖でなければ、人類はこんなに発展していないでしょう。失うことが怖くなければ、そもそも赤ちゃんも生きられませんしね。冷蔵庫なんて画期的な発明ですよね。

だからといって、煩悩を捨て去り即身仏になりましょう!と言われても悟りを開ける人はほぼいません。もしそれができるのならば、もっとブッダのような人が出てきてもおかしくないですよね。

煩悩を捨てられないから人

つまり煩悩がなければ人間生きていけないんです。しかし現代においては、煩悩が刺激される要因が多すぎるし、ことさらに煽りすぎるのです。

「インフルエンサーになって稼ぎたい」

「一億円でFIREしよう」

「YouTuberは稼げるんだ」

それらは確かにそうでしょう。しかし誰もがなれるわけではないのです。そもそも幸せは、相対的にみていると絶対に幸せになれない仕組みになっているんです。

だって百万円手に入っても隣に1000万円貰っている人がいれば「悔しい」そんな気持ちになりますよね?フォロワーが100人いたとしても、フォロワー1000人が羨ましい。人間の欲は相対的にみたら尽きることはないです。

だからといって自分より下の人間をみて満足しましょう!と言った話ではありません。欲は先程も言いましたが、人間にとってDNAに刻まれた生きるための術なのですから。

ではどうすればいいのか?

もっと自分を見ましょう。自分自身のありたい姿、なりたい自分をもっともっと鮮明にしましょう。そうしなければ煽りまくるメディアやプラットフォーム側の影響を受けすぎてしまうのです。

しかしこれはメディアやプラットフォーマーが悪である!といったような断罪するような話でもないのです。ビジネスはどれだけ人の欲を刺激できるか?それが全てだからです。

Amazonの、これもあなたにお勧めです!他の人は一緒にこんなものを買っています!などのレコメンドで欲を刺激する。よくできたシステムですね。

コマーシャルもそうですよね?欲しいという欲求を刺激するのがコマーシャル、広告です。AIDMAモデルというのを知っていますか?

Attention(注目)
商品について認知し、自ら得た情報から想像し、注目している段階。「知っている」「前に見たことがある」「流行っているのかな」といった消費者心理が働く。
Interest(興味・関心)
商品に興味を感じ、期待を抱く段階。「面白そう」「実物を見てみたい」といった消費者心理が働く。
Desire(欲求)
商品の特徴を認識し、購入への欲求が芽生えだした段階。「いいなあ」「やっぱり欲しいな」といった消費者心理が働く。
Memory(記憶)
商品を記憶し、購入時期を検討し始める段階。「給料日になったら買おう」といった消費者心理が働く。
Action(行動)
購入を決意して、店舗へ足を運ぶなど具体的な行動を起こす段階。「さあ、買いに行こう」という消費者心理が働く。
フジフィルム

人間の欲求を刺激すれば購入を促せる。だからこそ欲求をどれだけ刺激できるかをみんな研究しているのです。

それを理解した上でメディアや他人に惑わされず、自分の本当の欲求を理解しなければいけないのです。そしてどれが自分にとってはいらないものなのか?どれが他の事や物に刺激された物なのか?を考えなければいけないのです。

全てを満たすことは不可能。だから自分の欲求を理解して《手放せられるもの》はどこなのか?を自分で考えないといけないのです。それこそが1番あなたを幸せにする方法です。

転職でもそうです。あなたにとって大切なのはお金か?内容か?人間関係か?それらを全て満たすのは無理だと理解してください。

「どれなら諦められるか?」

そう自分に問いかけてみてください。それが幸せへの1番の近道です。手に入れることよりも手放すことが1番の近道です。

それでは、また、金曜日に。

あどりでした。

《スキやコメントいつもありがとうございます。フォローやシェアしていただけるともっと嬉しいです。(自分が1番手放せられていないですね)それでは!》


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