囲碁とオセロとトランプと

長男(もうすぐ5歳)と良く家で遊びます。

私は、ボードゲームが好きで、パーティー用に様々なゲームが家にあります。黒ひげ危機一髪、UNO、将棋、囲碁、チェス、オセロ、トランプなどです。

長男(4歳)は、まず、トランプではまりました。やるのは、神経衰弱、ババ抜き、ジジ抜き、そして、7並べといったところです。そして、7並べは大人には勝てません。

オセロもやりますが、親が手加減をしてあげないと、子どもが負けます。たまに油断していると、長男が大勝ちする事もあるんですが、だいたい親が勝ってしまいます。

パパと長男が遊ぶのに、最も難しかったのはチェスです。その理由は、私があまり駒の動きを覚えていない、複雑なルールが一部である(コマの入れ替わり等)ので、チェスは、幼稚園児には難しい気がしています。

同様に、将棋も分かりにくいです。駒の動きを覚えなければならないし、駒の名前が漢字です。相手の陣地に入ると裏返して「成る」というのも幼稚園児には難しい。最近は、将棋のコマに、駒の動きを書いてある将棋があるようですが、ちょっと説明が面倒くさいと言うのが、正直な印象です。

意外な事に、子どもと遊べるのは、囲碁でした。

囲碁の場合は、(私が囲碁が弱いというのもあるのですが、)子どもと遊びやすいです。本格的な19路盤ではなくて、13路盤、9路盤です。

囲碁がやりやすい理由としてはいくつかあります。

一つ目は、ハンデがつけやすい事。

囲碁は置き碁と言って、石を置いてあげる事が出来ます。かなりのハンデをつける事ができるので、子どもが弱くても、ハンデをつけて勝負する事ができます。置く石の数を変える事で、どっちが勝つのか分からなくなり、勝負としての面白さが楽しめます。結構、長男との対戦を私は愉しんでいます。

二つ目は、自由である事。

囲碁は禁則が少なく、基本、好きな場所に石を置けます。石を置いて意味が無い場所は多いのですが、「置いては行けない」という場所は実は少ないです。「囲まれたらとられる」だけ教えておけば、「ここは置いたら、すぐにとられちゃうよ」というと、置かなくなります。ルールが自由で、禁則が少ないので、子どもへのルールの説明が簡単に済みました。

3つ目は、13路盤の存在。

19路盤だと最後まで打つのがしんどいですが、13路盤がちょうど良いです。私は、最初4子置かせていたのですが、最近では勝てなくなって、2子のコミ付きでやっていて、最近は、コミなしの白で勝負しています。対戦時間も手頃です。

長男:「どっちが強い?教えて?」
パパ:「え、好きなところに売っていいんだよ」
長男:「強いところがいい。どこが一番強い?」
パパ:「強いのは、多分ここだね。固いのはここ」
長男:「じゃあ、強いところが良い。ここ」
   (パチン)
パパ:(パチン)
   「ところでさ、長男、あなたの陣地はどこ?」
長男:「このへんとこのへん」
パパ:「パパの陣地は?」
長男:「このへん」
パパ:「どっちの勝ちだと思う?」
長男:「長男かなー」
パパ:「なんで?」
長男:「だって、長男のヘビ、強いもん」

私は長男に、「石がつながるように打てば強い」と教えているのですが、「ヘビの様につなげれば良い」という説明が長男には分かりやすいらしく、長男は、石をつなげて厚く打っています。

囲碁を打っていくと、数を数えて数字も数えられるようになるし、陣地を数えるのに便利なかけ算もいずれ覚えるでしょう。囲碁ってなんて便利なんでしょう!


私は、長男を囲碁に誘導しているのですが、長男は、日曜日の昼下がりに、囲碁のNHK杯を見ている幼児になっており、これは、なかなかシュールな絵が見れます。

囲碁は、石の生き死になど、実に深いゲームではあるのですが、ルールは単純なので、意外に幼児とも遊べると思いました。

ただ、次男(1歳)が、碁石の誤飲するのが怖いので、次男を隔離をした上でやるようにしています。また、大きめの碁石を買って囲碁をしています。碁石の誤飲は、十分な注意が必要であると思いますので、幼児の囲碁のデビューは、子どもが碁石をのまないと親が確信できる時にすべきであると思っております。間違っても、乳児と囲碁をすべきでないと思います。

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