1月10ヶ月とアドラー心理学

ある朝、パパがいつものように通勤すべく、朝から起きてくると、次男がむくりと起きだしてきて、「ビデオをみせろ」と要求してきます(註:うちにはDVRが2台あります。何故なら、ソニーの1台はDVD機能が壊れて、ホームビデオの保存と再生にしか使っていないのです。リモコンが二つあるので、どっちのリモコンを所望するのかで、息子達の希望が分かるのです)。

次男:(リモコンも持ってきながら)
   「あー、あー」
パパ:「次男君、だめよ。朝はパパはニュースを見るの
    ビデオは見れません」
次男:「ギャー」
   (床に寝転んで、暴れる)
パパ:「泣いても、見せません」

朝から、この騒ぎなので、元気なものです。

次男は、こんな1歳10ヶ月になり、ホームビデオが大好きになりました。

DVRにホームビデオの映像を全部入れておくと、長男の幼い時代のビデオ映像がすぐに見る事ができます。また、昔長男と遊びにいった頃の観光地や水族館や動物園の映像が子守りに使えるので入っています。

昔、長男が映像に写った自分を見て喜んでいました。その様子を見ていた次男が、ホームビデオの映像が好きになり、「見せて、見せて」と騒ぐようになりました。

ソニー製のDVRはリモコンで上下すると、映像が選べます。

次男:(腕をあげながら)「あー」
次男:(腕をあげながら)「あー」
パパ:(上に行き過ぎたようだ)
次男:(泣くそぶりをして、抗議する)
パパ:「んっ、下?」
   (下にして)
   「これ?」
次男:(うなずきながら)
   「だー」

時系列で映像が並んでいるので、言葉をまだしゃべれない次男も上下を指示する事ができるようです。言葉はしゃべれませんが(ママ、パパぐらいは言いますが他はしゃべらない)、全身を使って”しゃべる”ので、意思疎通はある程度できるようになってきました。

長男が今の次男と同じような年齢だった時の映像を次男が「もう一度みせろ」と言う事も多いです。

旅行先で従兄弟達と遊んでいる長男の映像をみて、次男は喜んでいます。長男次男と良く似ていて、着ている服もほぼ同じなので、「次男は自分と長男を間違って喜んでいるのかも」と思っていたのですが、よくよく次男を観察してみると、映像の人物は長男と理解しながら、喜んでいるようです。

ママ:「次男君、これはね、長男が2歳の時だよー」

難しい概念だと思うのですが、おそらく次男は理解していると思います。
人間の脳みそは、高度に出来ているものですね。

お気に入りは、家族で行ったアクアパーク品川という水族館(当時は、エプソン水族館と言いました)のイルカショーの映像です。次男は、少し前まではイルカショーに反応していなかったのですが、今では良く反応して、イルカのぬいぐるみ(正確に言うとビニールで出来たもの)を投げてジャンプさせながら見ています。自分もあわせて跳んでいたりするので、かわいいです(時々転んで泣きます)。あわせて、良く笑います。

長男と行った大分県のサファリパークの映像もよく見ています。ガイド付きの動物バスに乗り、楽しい解説付きです。ライオンの真似をして、「ガーガー」言いながら見ています。

このような家族の映像は一緒に見ていても親も楽しいのですが、中には見ていて、辟易する映像もあります。

例えば、新幹線に乗車している車窓の映像です。東京駅から長野新幹線の映像があるのですが、次男はこれを永遠と見ます。見た後に、「またみせろ」とばかりに、「あー、あー」と叫びます。大人が何度も新幹線の映像をみると飽きます。

子どもをとったホームビデオの映像をDVRにいれて、子どもに見せると言うのは(親にとってはともかく)本人に良さそうだと言うのは、長男の時に思った事で、長男が5歳になった今、「特に害は無かったな」と思います。きっと良い事なのでしょう。

(今月もアドラー心理学と関係なくてすいませんが、これは心理学的にもありそうな気がしています。自分の幸せそうな姿をみると、家族と言うのが「仲間」と言う感覚が生まれるような気がしています。家族が仲間であると、「人々は私の仲間である」というアドラー心理学の目標の一つを達成する事の手助けになるのかもしれないなと最近思っております)

男兄弟が二人いると余裕が無くて、あまり最近はビデオの映像も撮れていませんが、なるべく時間をつくって、二人の映像を撮ってあげようと思う今日この頃です。

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