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仏像の目線

仏像ってどこを見ているんだろう・・・
仏像によってはバッチリ目があったと感じるものや、どこを見てるのかな?と思うものもあります。

仏像には種類があり、眼の表現も異なるようです。


如来

半眼が多い。三昧に入って瞑想しているので、一見前を見ているように見えるが、実は見ていない。(だから目線が合わなかったのか。)

菩薩

観音教や法華経普賢品などに、『慈眼視衆生(じげんししゅじょう)』慈しみの眼を持って衆生を視るとあります。人々に寄り添い、悩みを聞いた上で救う。(なるほど、目が合いますね。)

明王

如来の化身である明王は、慈悲だけでは救えない衆生を怒りで導く。そのため目を見開き、衆生の心の奥、煩悩を睨みつけているそうです。(たしかに、睨まれていますね。)


馬頭観音(ばとうかんのん)は菩薩だけれど、憤怒の表情、孔雀明王は明王だけれど、菩薩のような優しい表情をしています。
例外もありますね。



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