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ホースリトリートでラスボス炙り出し。
リトリート初日は、ものすごく美しいエネルギーが圧巻で、
ただただ感激したのだけど。
それが誘い水となって、私の中の詰まりをゴソッと炙り出してくれたのだ。
2日目、「今日は求めない、期待しないに意識しよう」そう思って厩舎に向かう。
前日の午後に、新たなベビーポニーがやってくると聞いていたが、それはそれは可愛いポニーが、群れの馬たちの注目の的となっていた。
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シーマは一応隔離されてはいるものの、新入りの加入に群れの半分くらいは気になってしょうがなく、落ち着かない。
瞑想小屋には半分ほどの馬たちしか入らず、みんなシーマの観察に余念がない。
リズに、「YUKI!あなたは今日シーマといなさい!」多分そんな感じで言われた(英語よくわかんないので雰囲気で汲み取る笑)
初めましての、ベイビーポニー、どう接していいかこちらもわからずだったけど。
ただ、初めての場所で緊張だろうし、何かサポートできるかな?なんて心配は一切無用だったのだ。
彼女は堂々たるエネルギーで満ちていて、一才とは思えないどっしり感を感じた。
淡々と草を食べ、「あ、お構いなく〜」って感じだったので、しばらくしてシーマから離れ、瞑想小屋に入ろうかと思ったら
あれ、なんかすごく怖い。入れない。なんだこれ。
もうすでに数人が中で瞑想していて、馬たちも配置について、静かな整った空間。
私が入ったら、なんかガチャついちゃうかな。
なんかエネルギー乱しちゃいそうだな。
馬にあっちいけってやられたらどーしよ。
得体の知れないものすごい恐怖感に襲われて、中に入ることもできず、シーマの元に逃げた。
それにしても、大きな馬の群れに、威嚇されたり、いっぱい見にきては興奮している馬たちを尻目に、リラックスしてまるで動じないシーマ。
ふと、彼女に聞いてみた。
「群れに入れないかもとか、怖くないの??」
シーマは飄々と答えた。
「私は拒絶されないの。私が私を拒絶しないから。だから絶対大丈夫」
うわっ!!!と何かが私の中で崩れて、涙がボロボロ出てきた。
核心を突かれた気がした。私に猛烈に必要なメッセージだった。
溢れ出てきた恐怖がなんだったのか、正体がわかった。
馬が怖くて入れないわけじゃない。
私の核に潜む「拒絶されるかも知れないという恐怖」だったのだ。
「輪に入れないかも知れない恐れ」
「輪を乱しちゃうかも知れない恐れ」
「輪を乱してはいけないという恐れ」
「嫌な思いをさせてしまうかも知れない恐れ」
「受けいれてもらえないかもしれない恐れ」
いろんな恐怖が、ブワッと炙り出されていたのだ。
あぁ、私が向き合わないといけないのはここだ。そう確信した。
ラスボスがついに姿を現した、そんな感じ。
リトリート3日目、朝ひいたオラクルカードの言葉が胸に刺さった。
「鏡をみた時に映るものは好きですか?」
「自己愛と自尊心に焦点を当てましょう」
そんなカードだった。
基本的に、朝厩舎についてから、各々好きなタイミングで瞑想小屋に入ってもいいし、どこで何してもいいんだけど。
リズに「YUKI〜!シーマが待ってるよ〜」とブラシをかけてやって〜と呼ばれた。
もちろんシーマも、シーマと一緒にいるプロスペイラーと一緒にいるのは心地いいし、好きなんだけど。
…あれ、また私だけ、こっちに隔離された気がする…瞑想小屋にいくなってこと?
私のエネルギーは、あの中では乱れて邪魔なのかな…
いつも私だけ外されてない?英語わかんないから?
昨日からの恐れで、物事の受け取り方、見え方が完全にネガティブになっていた。
今思うと笑えるほどに…
おかげで完全にネガティブな感情がじわじわと上がってきて。
私が馬たちに放つエネルギーもピリピリしたものになってる気がして、
嫌われちゃうのが怖くて触れられなくなって。
もう、いろんな恐怖に渦巻かれて、1人で泣いて。
夫に、「もう怖い、無理」って泣きついた。
私「私は入っちゃいけないんだ、シーマのところに行けって言う…」
夫「え?別にいつどこに出入りしてもいいんだよ?俺もリズにシーマのそばにいてあげてって言われたけど、気分じゃないからいないだけ。リズ的に、シーマまだ2日目だから誰かにケアして欲しいだけでしょ?笑 自由でいいんだよ」
私「いや、私はダメなんだ。」
夫「瞑想小屋の中に一緒に入る?行こ?」
私「無理、怖くて入れない…泣」
私のエネルギーは、パピードッグや犬たちとは馴染みやすいけど、馬たちにはうるさくてうざいんだ…調和できないと思う…
そんな思い込みまで出てくる始末。
今振り返っても、普通にただのリズの気遣いすらも、ネガティブなマインドで受け取るとこう感じてしまうんだねぇと、つくづく世界の見方は自分次第だと痛感する笑
恐る恐る夫と馬たちの中に入っていく。
泣きながら入ってくる私にリズも「どうしたの!?プロスペイラーに噛まれたの!?」と心配かけちゃったけど、私の中の恐怖のデトックスだと話すと、「ここに座りなさい」と案内してくれた。
すごく母性の強いお馬さんの元へ連れて行き、ハートとハートで繋がってごらん。と。
馬たちに囲まれ座ると、ブワァぁぁぁぁッと浮き出してくる。
「拒絶されることへの恐怖」「輪を乱しては行けない恐怖」「空気読んでいい子でいないと行けない恐怖」…様々溢れてきて、涙が滝のように溢れてくる。
きっと、幼少期に、病弱だった姉につきっきりだった両親との間に、自ら作ってしまった恐怖。
そして、その恐れは、その後の人生、人間関係にも、私の根底にずっと刻まれて影響し続けていたのだ。
そして、どんな時も、大丈夫なフリして、気にしないと奥底に捨てて、泣かないように、泣けないように、怖いって誰かに泣きつかないようにしてきた分の涙が、全部とめどなく溢れて、嗚咽するほど泣いた。
2010年頃から始まった、スピリチュアルアウェイクニングの中で、何度も何度もクリーニングしてプロセスしてきたけど、まだこの根本の痛みを取り外せていなかったことに気づかせてくれた。
ふと目を開けると、馬の目が目の前にあって、その美しい瞳に私が映っていた。
朝引いたカードに、「鏡を見た時、そこに映るものは好きですか?」と書いてあった。
「あなたは、あなたを丸ごと愛していますか?本当に。」
馬の瞳から、そう問われている気がして、ハッとした。
今感じている恐怖は、全部ここからきていた。
“自分を心底愛していないということ“
“自分を心底認められていなかった“
そんな大事なことを、見ないふりしていた。
自分を愛すること。
今までの長いプロセスの中で、散々向き合い、クリーニングしてきたつもりだった。
嫌というほど、いろんな自分と向き合い、痛みと膿を出して向き合ってきた。
だからもう大丈夫、私は私を愛せてる。そう思っていたのだけど。
本当は、まだ深いところでは、完全に‘YES“ではなかったのだ。
そこを完全に露呈させてくれた。
シーマの「私は拒絶されない。私が私を拒絶しないから。だから大丈夫」
その言葉が、私の心の奥へと改めて響いてきた。
竜巻のように、いろんな感情が炙り出されて、苦しかった。
涙も鼻水もとめどなくて、溺れそうだった。
でも、目の前で馬がゆっくりと呼吸している。
私をじっと見つめながら、ただそこでホールドしてくれている。
馬の鼻息が顔にあたり、優しい温かな息で包まれる。
馬の口元が肩、首元にあたり、ハグをされているかのように、包み込んでくれていた気がした。
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長いこと泣いて、全て出し切って、穏やかに瞑想状態に入った時、ビジョンが見えた。
古い岩でできた古い私を、美しいユニコーンが蹴飛ばして壊してくれて
クリスタルでできた新しい私を作ってくれた。
月並みな言い方でチープだけど、生まれ変わった感覚がした。
今までも、そういった生まれ変わるようなプロセスは通ってきたけれど。
こんなにもダイレクトにエネルギーが動いて、一気に陰陽の統合を加速させてくれた。
あまりにもパワフルでエネルギッシュな体験は、私は他に類を見ない。
今回の参加者の中でも、みんなそれぞれに抱えるものがあった。
数ヶ月前に夫を亡くし、愛を感じられずに泣くことができなくなっていたとっても明るい女性。自然と涙を流すことに抵抗がなくなってきたという。彼女の自然体の涙の美しいこと。
目が見えなくなると医者に宣告されて、恐れと向き合い、様々な自分の中のビリーフを手放すことに真剣に向き合う女性。彼女のヒーリングには、連日馬たちがものすごく熱心にサポートをしていた。
瞑想小屋から馬たちが出てこないので、馬たちとの他のワークメニューには至らない程だったが、それはそれは美しく素晴らしい流れを見せてくれた。
馬たちは、リトリートがない日も、朝どこからともなく集まり、朝ご飯を食べてから瞑想小屋に入り、午後になると広大な敷地へと自由に移動するというルーティンらしい。
ただ、リトリートの中で、誰にどんなサポートが必要なのかは馬たちが1番わかっていて、それは人がコントロールするものではなくて。
リトリートで人がいるときは、瞑想小屋に入っていくのも早く、
出てくるのも普段より遅いらしい。
馬たちがいかにパワフルなサポートをしてくれているのかは、
言葉では言い表せないほど。
それぞれに感じ方も、向き合い方も違うから、なんとも言えないけれど。
間違いなく、猛烈にエネルギーが動く。
彼らのエネルギーに共振して、心が、魂が、揺さぶり起こされる。
みんなそれぞれに、多かれ少なかれ人知れずいろんなものを抱えている。
そこに向き合おうが向き合わなかろうが、人生は進んでいく。
玉ねぎの皮のように、むいてもむいても、クリーニングは続いていく。
まだまだ私も続いていく。
でも、確信してる。
今までの自分ではないということが、体感でわかる。
夏至間近のタイミングもあり、完全に脱皮していく流れにいるのがわかる。
夜、夫が、なんか目が変わったね。そう言った。
私は大きなクリーニングが起こるたびに、目の色が少しクリアになっていくのだけど
目の全体の感じが変わったらしい。
兎にも角にも、3日目で猛烈にスッキリしちゃって。
その後のリトリートは、なんとも心地よい日々が続く。
そして、まだ3日分しかかけていないことに驚く…笑
文章だとこれっぽっちのことなんだけど、心の中はあの時の体感、感動の鮮度があるから。
心の映写機で映し出して、それをリアルにみんなに体感してもらえたらいいのになぁ〜と思わずにはいられない。
まだまだ続く、リトリート記…
(いや、長いわ笑)
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