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ココイチしか食べない 三日目

三日目、昨日のカレーの記事と桜坂しずくさん誕生日祝いのSS…のプロットを時間ギリギリまで書いて外出。メンバーの誕生日のたびに書いているSSは構想こそ数日前から暖めるものの、実際の執筆作業に使う時間は毎回当日24時間しか使わない。これは今まで全部取り掛かるのが遅いというだけで、別にそういう縛りでやっているわけではないが、結果としてTHE FIRST TAKEみたいな感じに……なってないか。今のなしで……


5食目

賢明な読者諸氏はお気づきだと思うが、これまでの二日間はトッピングすることなくカレーソースのみを試し続けた。そしてこの日、最後のカレーソースに挑むことになる。


5食目 ハッシュドビーフ 600g

これで選択の自由は終わり。


今までのカレーとは異なる水面の質感に、思わず一緒に来ていた栞子さんの寝そべりと写真を撮った。粘度は低く、サラサラとした液体の感触。想像の中のハッシュドビーフとなんら違わない。
ライスの量が600gなのは、ビーフカレーと同じくベースの値段が高く、ライスの増量時にはソースも同時に足してもらえるために、ライス増量の価格も高くなっているから。1000円をちょうど超える値段まで増すとこの量になる。

ビーフカレーのとき同様、ベース価格が641円ともなると具の存在感が強い。牛のバラ肉が、ビーフカレーのブロック肉とは異なるがちゃんとうまい。というより具のないハッシュドビーフ食べたくないよね。

しかし想像通りというか、なんだろう、昨日までのカレーたちとは違って何の驚きもないというか。カレーは今まで自分が食べてきた数多のカレーたちの中で、どれに近いかを思い返し探る面白さがあったが、ハッシュドビーフって自分の中で一種類しかなく、そのドンピシャが目の前に出てきているので、それ以上に思うところがなにもないのだ。
ハッシュドビーフが嫌いな訳ではない。ただどちらかを選ぶとしたら、明確にカレーのほうが好きだ。

…となると急に目の前の山盛りのハッシュドビーフが難攻不落の要塞に思えてくる。なんとなく身体はカレーを求める形にシフトしていて、水っぽい甘口のソースが牙を剥く。ビーフカレーの時にも思ったが600gは多い。ポムの樹のオムライスを頼む時のライス部分の量が、確かLが850g、Mが550gくらいだったと思うので、トッピング次第だが実際は400gくらいから好きな味を足していくのがいいと思う。
やぶれかぶれで名もなきスパイスこと飛び辛スパイスをかけると、これがメチャメチャうまい!!エスニック料理屋で一番美味いカレーの味がする。反則気味だがこれで完食。


この日も2日目のライブがあったので、移動しながら鷺ノ宮は考える。これでココイチの5種類あるカレーソース、全てを食べ切った。それぞれトッピングなしで食べたことにより、味の判断が完璧にできたといえよう。

鷺ノ宮の思う一番うまいカレーソースは………


ココイチベジカレー!!!

(ここで拍手と歓声のSE)

最初はその名前から野菜の入った腑抜け用ザコカレーかと思いきや、あらゆる野菜の旨味が凝縮されたスーパーうまいカレー、それがココイチベジカレーだった。

完全に名前負け、いやこれは誤用か、とにかく過小評価されていることは間違いない。
というかキャンペーンが始まってココイチに行くまで、なんかココイチは辛さ増しチャレンジをする店という誤認をしていた部分があると気づいた。ベジカレーはポークカレーよりも辛くはなく、ポークカレー甘口よりも甘くはない。完璧にちょうどいい真ん中の、ピカグレのうまさ。ココイチは辛いものを食べるお店ではない。このうまいカレーを食べる店だ。


この日は「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!!」day2。

どうだったかは文章にするとチープになるので、またいつか語る日までお預けということにさせていただこう。
ただ、いつか観たあの光がなんで眩しかったかの理由が解ったので、それはよかったことだと思う。これで心置きなく、次の舞台に行けるから。


6食目

そしてライブ後の疲労感を回復するために、再度ココイチへと向かう。
一番うまいカレーソースは大決定した。これでやっとココイチの本懐、様々なトッピングに足を踏み入れることができる。今度はベジソースに合う、一番うまいトッピングを見つけようと思う。

店舗のグランドメニューに記載されたトッピング一覧。

だが、その自由度の高さを前にして、子供の頃の臆病さが顔を覗かせる。

今までもこうしてオススメオーダーを教えてもらったり、Twitterの仲間たちのオーダーを見てきた。
でも、方向性が掴めない。ツナ缶さんがどんなロジックでフィッシュフライを選んだのか、今の自分にわかるのか?栞子さんがなぜ納豆カレーをオススメするのか、同じものを頼んだ程度でわかると思っているのか?

でも───わかりたいと思う自分がいる。

湾岸MIDNIGHT C1ランナー 5巻より

「わかろうとするからわかる」。心のバイブルである「湾岸MIDNIGHT C1ランナー」のテーマでもあるこの言葉を、鷺ノ宮は思い返していた。

じゃあ、わかるためにはどうしたらいいのか?一つずつ試していくしかないだろう。自分にできることを全て、ひとつずつ、素直に、丁寧に。


6食目 ベジカレー 300g スクランブルエッグ トリプル


ということで試すことにした。様々なトッピングを、一点ずつ。
これが選択の自由だ。


まず今までのクソデカ平皿から随分と小さくなったお皿に面食らう。思わず一緒に来ていた栞子さんの寝そべりと写真を撮った。黄色い塊であるスクランブルエッグは……なんか多いとも少ないとも言えない。何と比較して考えたらいいんだろう。というかスクランブルエッグってそもそもホテルバイキングにあるときくらいしか食べなくない?

だが卵自体は大好物だ。スクランブルエッグがホテルバイキングにあるとライスの代わりに山盛りにして食べるほどには好きだ。インターネット上で見るココイチのオーダーでも、これが乗っていることが多い気がする。

ちなみにニジガクメンバーのおすすめカレープリセットでは、上原歩夢さんがスクランブルエッグカレーをオススメしている。自分のものと見比べると、なんか三倍にしたときとあんまり変わらないようにも見えるのだが……答えはまだ混沌の中。

味はというと、その、うん、3倍は多いというか、量自体は600gとかに比べたら多くはないのだが、単純にこの卵によってカレーソースの味が薄まってしまっている。なんだか妙ながっかり感。好物だっただけに期待のハードルを上げすぎてしまったか…。無念の完食。


今日のクリアファイルは彼方さんと………三船栞子さんだああああああああ!!!!!!!!!うおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!最高最高最高最高最高最高最高最高!!!!!!!!!!!!!!!!

二日目にしてクリアファイルなかったのだいぶショックだったので、できる限りクリアファイルの有無を確認しつつ生活を続けていこうと思います。オタクムーブ全開ですが、こちとらこのために生きてんだ。


帰宅してから日付変更7分前にアップした誕生日祝いのSSです。

大好きな曲。


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