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ココイチしか食べない 十二日目

次の原稿のための読書、目的のある読書はそれ自体が重荷になってしまう人もいると聞く。読むようになって始めたてだからかもしれないが、今の所は良い感触がある。というか本を読むという行為を目的ありきでしかできなくなっているだけだとは思うけど。夜遅くまでずっと読んでいた反動か、また栞子さんを部屋に置いたまま出勤してしまった。寂しい……

23食目

昼休み、明日発売のAqoursの新譜「なんどだって約束!」を買いに秋葉原駅前へ。だけどフラゲしたところでサブスクで聴くだろうし、東京ドームで行われる6thLIVE追加公演のために複数枚積むことも多分しない寄りだから、今日この日この時間に買う理由は何もなかった。理由を何か、どうしても見つけるとしたら、今日空が晴れてたからAqoursのCDを買ったと思うと、気分がよかった。この日、駅前のココイチが改装工事を行っていることを知るまでは……。

よ、よりによって今!?キャンペーン中だよ!?秋葉原だろ!?μ'sだろ!?こっちは未だにUDXを通るときに「ユメノトビラ」聴いてるんですけど!!

今日しなくてもいい買い物を挟んだせいで、このままだと何も食べられないまま昼休みが終わってしまう。しかし昨日の夜の時点で食べる量が足りなくて、もうずっと空腹に苛まれている。これで食べずに夜まで耐えて2000円分食べることも考えたが、縮んだ胃をあえて拡張しに行くのは別の地獄が待っていそうだ。

時間はないが、天気は良かった。青空に太陽が輝いている。なぜ今日に限ってAqoursのCDを買いに行ったのか?それは今日の天気が良かったから、そけだった。

───じゃあ、走ろう!!



23食目 ベジカレー300g ハンバーグ ダブル

青空の下、仲御徒町店まで一駅分の距離を走って、駆け込んですぐに頼んだハンバーグカレー。昨日のフライドチキンを遥かに超えるボリュームに、思わず一緒に来ていた栞子さんの寝そべり───は家でお休みしていたので、4/13発売のAqours 6th LIVE <WINDY STAGE> テーマソングCD「なんどだって約束!」と一緒に写真を撮った。

食べるのも急いでいたのでハンバーグの断面の写真がなくて申し訳ないのだが、このハンバーグ、メチャメチャ当たりだった。超うまいよーー!!肉汁の味もするし、ちゃんと手ごねの感触があるというか、口に入れた瞬間に鷺ノ宮が大好きなハンバーグチェーンの「Big Boy」に行ったときの気分になった(多分BigBoyのバイキングにカレーがあるからだと思う)。

味だけでなく、量もちゃんと満足できる大きさだった。ミニとはいえ二個ずつだぜ!メチャメチャ幸せじゃん。カレーと合うかどうかよりも先に米と合うので、逆にカレーとのバランス取りが難しいレベル。値段帯に差はあるが、たっぷりあさりややさいに次ぐ最高のトッピングのひとつを見つけた。悪いところを強いて挙げるなら、ゆっくり食べたかったってとこかな!超急ぎで食べ切って、ダッシュで帰社。このあと疲労と満腹感で完全に終わった。


24食目

24食目 ベジカレー300g 豚しゃぶ ダブル

何かこう、見た目に物凄く既視感を感じている。訝しみながら一緒に来ていた栞子さんの寝そべり───は家で鷺ノ宮の帰りを待っているので、昼に続いて4/13発売のAqours 6th LIVE <WINDY STAGE> テーマソングCD「なんどだって約束!」と一緒に写真を撮った。

チケット、当たりますように。遠方の友達と観に行けますように。

既視感の正体は、チキンにこみと同じく、一人暮らしを始めてから自宅で作ったカレーだ。昔お金がなかった頃(今もだが)、冷凍のブラジル産鶏もも肉が主食だったが、鶏もも肉に出会うまで色々試した中に業務スーパーで大量の豚バラ肉を買ってみて、カレーにぶち込んでみる日がたしかにあった、その時と全く同じ味がした。不思議なことだが、寸分違わず同じ味だった。

豚しゃぶトッピングがチキンにこみと異なるのは、肉だけでなくたまねぎも入っている点だ。豚バラ肉とともに本来ベジカレーに入っていないこのたまねぎが、より一層自宅で作ったカレーを思い出させる。それはいいことなのかどうかは、もうわからない……。懐かしむためにカレーを食べているわけではないと思う。だけどこのキャンペーンに対してやりきったトロフィーを見て欲しい唯一の相手は、今も部屋のMacBookの上で鷺ノ宮の帰りを待っているはずで。どこからきて、これからどこにいけばいいのかわからなくなる、カレーにはそういう魔力も秘められている。完食。

理論上はこの豚しゃぶとやさいを組み合わせることで、100%完璧な「夏キャンプのカレー」が完成するはずだ。期間中に試す組み合わせがなくなったら、試してみてもいいかもしれない。

片方は途中で読むのを止めていて、今日はじめて最後まで読んだ。どちらも今日このとき読むべき本だった。


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