GUNGRAVE G.O.R.Eについてのメッセージ

Dear.Kay Kim

私は「GUNGRAVE」の日本のファンです。まずは死んだIPであるGUNGRAVEを、生き返らせてくれてありがとう。ゲームそのものの出来について書くよりも先に、これは言っておかなければならないことです。美麗なグラフィックで自在に操作できるビヨンド・ザ・グレイヴを観て、私はとてもうれしかった。
だからこそ、とても残念だと感じる点についてどうしても伝えたかったのです。

・メニュー画面で銃声が鳴らないこと。

GUNGRAVEシリーズは銃を撃つゲームです。そのことをユーザーに開始数秒で理解させるためには銃声が鳴る必要があるということを、どうしてゲームがリリースされるまで開発チームの誰も理解しなかったのか、私には理解できません。

・「Gunlock」が聴けないこと。

私は途中から難易度をEASYにしてゲームを最後まで遊びました。物語の一番最後で「Gunlock」が流れることを期待して。結局、ゲーム中に聴くことが出来た過去の音楽は序盤の「wire no.9」のみでした。
貴方も知っていると思いますが、日本のTwitterではG.O.R.Eの映像に「Gunlock」を使ったムービーが繰り返し再生されています。GUNGRAVEシリーズは今堀恒雄氏の最高峰の音楽によって、私たちの記憶に鮮烈に残っているのです。日本のファンはとても落胆しています。Trailerで”HERE COMES THE RAIN”と書いたのに、「HERE COMES THE RAIN」が流れなかったことよりも。

・ビヨンド・ザ・グレイヴが落下死するのがユーザーにとって本当に楽しいかどうか、開発チームが誰も考えなかったこと

これは本当におかしいことです。ゲーム開始時の映像でポッド状態の棺桶が落下して始まるのに、どうしてグレイヴがコンテナの隙間に落ちて死亡しなければならないのか? これはGUNGRAVEだけでなく、他の著名なアクションゲームと比べても明確に劣っている点です。
レーザー網も、看板ジャンプも本当に面白くなかった。障害は全て破壊するのがビヨンド・ザ・グレイヴ、ですよね?レベルデザイナーのゲーム作りに対するやる気の無さを感じています。

他にも、ゲームの難易度が強化前提で、NORMALを選んだプレイヤーが嫌な気持ちになる。ロードが長い。コンティニューが遅い。飛ばせない演出が邪魔。ローカライズが間違っている。オリキャラばかり喋っててダルい。クォーツの戦闘はいらない。ベトナムの自然ステージもいらない。壁にハマったり、次のステージに進まないバグが残ってる、などがあります。しかしこれらの単純にゲームとして完成度が低い部分は、自分から気にしないことができます。
しかし先に挙げた三点に関しては、開発チームが誰もGUNGRAVEシリーズをプレイしていないことが明らかなのです。PS2を買う予算がなかったのだとしても。グラフィックとゲームシステムはGUNGRAVEなのに、ステージ、演出、レベルデザインがGUNGRAVEになっていないのです。Youtubeで観られるプレイ動画とアニメだけを参考にして作ったことが、ユーザーにわかってしまっています
GUNGRAVEのファンが遊びたいのは、ニーア・オートマタでも、クラッシュ・バンディクーでも、原神でも、スプリンターセルでも、ブラッドボーンでも、モンスターハンターでもなく、GUNGRAVEなのです。そしてGUNGRAVEを作れるのはこの世界にあなた達しかいない。再起動の再起動を期待しています。

このメッセージが届くことを信じて。

(このメッセージはDeepLを利用して翻訳したのち、本当にIGGYMOB宛にメールで送りました)


[11/28追記]
メールを送付した11時間後に、「iPhoneからの送信」の署名つきで返信が来ました。開発チームはオリジナルをプレイしていたが、古いゲーム性と現代のゲーム性のギャップや、ユーザーの年代層のギャップをどう埋めるかに苦心していることが書かれていました。すべてのポイントについて検討するとのことでした。どこを変えてどこを変えないのか、ユーザーからのフィードバックを心待ちにしているそうです。そしてこれは終わりではなく始まりなのだ、とも。

Thank you Kim Key. 鷺ノ宮はこれからもGUNGRAVEを応援しています。

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