癖になる マーラー10番 Mazzetti版 動画を発見した

先月 マーラー作曲交響曲第10番のマゼッティ補筆完成版の(第1稿)から 第4楽章 を レナード・スラットキン指揮セントルイス交響楽団の演奏で、『癖になる曲』として紹介したのだが、マゼッティ氏自身が、その後、その(第1稿)に少し改変を施した『第2稿』として違うバージョンを公開していた。
 その第2稿は、ヘスス・ロペス・コボス指揮シンシナティ交響楽団が録音したCDが存在していて、私は両方を聞いて来た。第1稿も第2稿も両方気に入っていて、一長一短として聞いて来たのだが、何とその第2稿の動画が、同じヘスス・ロペス・コボス指揮で、RTVE(スペイン放送交響楽団)とのライブ演奏として出てきた!!
 2001年の収録らしいが、最初に指揮者へのインタビューから始まっている。指揮者ロペス・コボスの発音では、マゼッティではなく、マツェッティー に聞こえるあたりは、補筆完成者はアメリカ人ながらも、イタリア系みたいで、スペイン人指揮者であるロペス・コボスとのラテン繋がりを感じさせる。
先ずは、第4楽章(44分27秒スタート)と第5楽章(55分16秒スタート)を聴かれると良いだろう。
個人的な感想だが、音の厚みや迫力が若干不足気味で、オケも余り上手いとは思えず、演奏としては少々残念な気がするのは、録音や映像、音声プロデューサーの技量のせいだけとは思えない。

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