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神戸「ルミナリエ」を初めて見に行った件

こんにちはRYUです。先週末、神戸でイルミネーションの祭典「ルミナリエ」を初めて見てきたので、今日はこちらの報告をしたいと思います。「ルミナリエって何?」という方はこちらへ。

ルミナリエは阪神大震災の年(1995年)に始まったクリスマス期のイルミネーションイベントで、災害で亡くなった方への鎮魂・追悼と、一時的に激減した観光客を誘引する地域活性化が目的になっています。端的に集客を目指して開催される他のイルミネーションイベントと比較すると、目的からして大きく違います。

さて、このイベントを見るのはかなり大変で、タダでは見られません。有料ということではなく無料なんですが、「そう簡単には見られない」のです。会場周辺は車を締め出して交通規制されているんですが、JR元町駅の入り口から会場まで、大回りのルートを約30分!歩く必要があります。

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思えば、過去に数年間、東京駅で開催された「ミレナリオ」も、観覧するには大きく迂回して歩かされるイベントでした。案内通り約30分にわたってマップのルートを歩いた後、エントランスの地点に到着しました。

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おおお!

神々しいほどの美しさです。イルミネーションの造形はイタリア人と日本人のデザイナーによる合作で、そのデザインは毎年変わっているのですが、外国人が神戸にもたらした近代建築や宗教(キリスト教)のモチーフが活かされていて神戸のイメージを裏切らない造形です。当初は全て電球だったらしいのですが、その後は消費電力削減の要請もあって、2005年から徐々にLEDに移行したそうです。しかし何だろう、光の回廊をくぐる、この感覚って・・・

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教会の礼拝堂の中を通過してるみたいです。

おそらく、このあたりが震災の被害者の方への鎮魂を狙って構成されている部分なんでしょうね。考えるほどに、よく出来ています。

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現代のLEDイルミネーションのようにプログラムで動くわけではないですし、チームラボのプロジェクション・マッピングのような驚きもありません。基本的に点灯しっぱなしで動きナシです。でも、過去に見た多くのイルミネーション(六本木ミッドタウン、欅坂と六本木ヒルズ、東京駅ミレナリオ、カレッタ汐留・・)と比較しても、これが過去ベストじゃないだろうかと思います。おそらく、ルミナリエだけが「生命」という崇高なテーマを表現しようとしているからじゃないか・・・というのが私の解釈です。

次年度の開催は予算等の問題で、正式に決まっていないらしいのですが、そのせいか?このイベントでは次年度開催のための寄付を求められます。寄付をすると、こんなカードがもらえます。

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私も僅かばかりではありますが、寄付させて頂きました。来年もルミナリエ、ぜひ続けてもらいたいと思います。そして!名古屋でもこんなイベントが開催されて欲しいです。難しいかなあ・・・弊社がやるしか無いですかね(;'∀')。ではまた~ (RYU)