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あいち航空ミュージアムに行ってきました

こんにちはRYUです。皆さん飛行機は好きですか?私は無類の飛行機好きで、海外旅行はもちろん、国内旅行も新幹線を敬遠して飛行機を優先する派です。そんな私が、自宅近くに「あいち航空ミュージアム」なる博物館があることを今まで知りませんでした。行ってみたら予想以上に良かった!ので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。

エアポートウォークSCに隣接

こちらのミュージアムは、愛知県の小牧空港に隣接するSC「エアポートウォーク」にあります。実は元々エアポート・ターミナルだったものを改造して商業施設にしたそうです。

SC側から見たミュージアム

こちらがエントランス。空港の出発ゲートのイメージで作られています。この日は日曜日の午後だったのですが、比較的空いてました。

出発ゲートを模したエントランス

展示スペースが充実

エントランス付近は、航空産業の歴史を紹介するパネルと、航空機の精密模型のスペースになっています。模型の数が多い!です。

模型展示コーナー

たくさんある模型は実に精密。エンジンなどの機関部分も忠実に表現されています。複葉機の時代は、主翼も支柱も華奢だったのがよくわかるのですが・・・見るからに危険(汗)。乗りたくないです。

展示パネルは、飛行機の歴史から展示機体の説明まで内容充実してます。小中学生の見学が多いので、どれも平易な文章で書かれていて親切です。

Wikipedia以上の情報量

実機がゴロゴロ

広大な敷地を利用して、実機の展示が多いのも特徴です。こちらは警視庁のヘリコプター。内部も見学できるようになっています。

常時機内に入れます。

三菱重工業が1970年代に開発したビジネスジェット「MU300」もありました。こちらも時間帯によって内部の見学ができるようです。スリムでカッコいい機体なんですが、実はこのMU300・・・

予約販売時点では100機以上のオーダーを抱えていたのに、運悪く安全基準改定やオイルショックが重なり、予約キャンセルが激増して事業が破綻。外資企業に譲渡されてしまいました。想定通りに売れていたら?今ごろホンダジェット以上のシェアを持てたんじゃないかと思います。残念です・・・。

航空機のパーツモデルもあります。こちらは、B777に搭載されているB&W社のPW4000ターボファン・エンジン。直径4.8mの大きさ!なので、人が隣に並ぶとこうなります。地上からタラップで搭乗する機会は少ないので、ここまでエンジンに寄れる!機会は貴重かもです。

こちらは旅客機のキャビンモックアップ。2-1シートってあまり見ないので、どの機種を想定したのか?は分かりませんが、レザーシートで豪華なキャビンです。

零戦もありました。こちらは何と、個人の方が作った実物大模型!外装にはサビや汚れも再現されていて、復元機かと見間違えます。

階段の上からコックピットが覗けるのですが・・・操縦席もリアルに出来ていました。しかし・・・これを作るには軽く1億円以上掛かると思うのですが、よく完成させましたね?!作った方の情熱を感じます。

コックピットの作り込みも精巧です。

35年ぶりのYS-11搭乗

さて、今回は予約枠が残っていたので、ミュージアムの真ん中にドドンと鎮座する国産旅客機「YS-11」に搭乗できることになりました。かつては国内線のあちこちで活躍していたプロペラ機なんですが、生産されたのは三菱重工小牧工場。昭和37年の初フライトも、この小牧空港からだそうです。出身地も年齢も私に近いので親近感を感じます。この機体は退役したのですが、50年以上よく頑張った!褒めてやりたいです。

旅客機がまるごと収まるミュージアム!

ちなみに実は私、大学生の頃に札幌丘珠空港から函館空港まで、このYS-11に搭乗した経験があります。プロペラ音がウルサかったですし、スピードも高度も上がらないので、落っこちそうで不安だったんですが・・・。

説明してくれた係員の方にそんな昔話をしたら、「搭乗した経験をお話してくれる方は少ないので、大変貴重です!」と喜んでくれました。
どんな経験が役に立つのか?分からないものですね。

記念撮影もしてくれます♪

そんなわけで、軽く1時間くらい見るか?と思って入場したはずが、結局3時間以上、閉館まで滞在してしまいました。展示だけじゃなく体験できるコーナーが多いので、子供だけじゃなく大人も楽しめる施設です。お近くの方はぜひ、行ってみてください!!(RYU)